『Love Synonym #2 : Right for Us』はウォノの肉体美と同じく洗練された美しさ

マッチョな人って脳筋なの?

 

漫画やアニメ、ゲームなど様々な分野で脳筋という表現を目にすることがある。脳筋とは考えるより先に体が動く性格を意味しており「脳みそまで筋肉でできている」の略だ。この言葉は基本的に悪い意味で使用されていて、罠っぽいのに突っ込んじゃうキャラクターとかが脳筋に当たる。戦闘狂みたいなものも当てはまるだろう。鬼滅の刃の伊之助、HUNTER×HUNTERのウボォーギン、ドラゴンボールのトランクス(セルゲーム編)などが当てはまる。こういったキャラクターのビジュアル的な共通点は筋肉だ。マッチョなキャラは単細胞というイメージが存在する。

 

それにマッチョな人は食事をたくさんするイメージがある。両手にハンバーガー、カレーを飲み物のように食べる、そういったイメージがどうしてもあるだろう。ただ実際のマッチョな人ってかなり繊細だ。

 

体が大きいだけの人は別としてマッチョな人はそんな食生活はしないし、脳筋なんて方法をとっていたら限界がやってくる。高タンパク、低脂質、中炭水化物の食生活をしクリーンなものを食べる。サプリメントだって毎日摂取するし、普通の人間より体に気を使っている。脂肪を落とすために朝起きて空腹な状態で有酸素運動を行う。そういう生活をしている人が脳筋な訳がない。逆に在宅勤務で太ったしランニングでも始めてみようかな!みたいな人の方が脳筋だ。ダイエット=ランニングという間違った知識を持っているわけだし。もちろん走ることが好きな人は別だが。筋肉があって絞れている人はリスペクトすべきなのである。

 

 

今回のブログで紹介するのは肉体派で有名な韓国アイドルであるウォノだ!

 

 

 

 

 

 

ウォノって誰?

 

ウォノの本名はイ・ホソク(이호석)で1993年3月1日生まれの韓国出身。所属事務所はHIGHLINEエンターテイメント。

 

 

韓国アイドル最高クラスの肉体美

 

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Photo by Twitter(@official__wonho)

 

 

見てよこの筋肉!彼はフィジークの選手でもないし、NABBA Koreaのスポーツモデルでもない、もちろんアスリートでもない。彼はアイドルだ。歌手なのに腹筋下部に血管が走っている。ダンスをするから脂肪も多少つけているけど、1年間歌手活動を休んでがっつり体を作ったら普通にスポーツモデルの部門で大会に出られる。歌って踊ることを考えると最高クラスのバランスなのかもしれない。K-Popアイドルは比較的肉体管理をしっかりしているイメージがあるが、筋肉質と言われる人はそこまでいない。やっぱりアイドルの枠からは出られていない。ウォノの場合はアイドルとして筋肉質というレベルはとっくの前に通り越している。歌やダンスと同じように情熱を持って体を鍛えないとこのレベルには絶対に到達しない。このクラスのK-PopのアーティストはウォノとKARDのBMぐらいだけだろう。ウォノの腹筋動画があるので興味がある人はやってみてね!

 

 

 

MONSTA Xのメンバーとして活動していた

 

  

今でこそソロで活動しているウォノだが元々はMONSTA Xのメンバーだった。2014年12月、Mnetのサバイバル番組『NO.MERCY』に研究生として参加。同じく研究生であったショヌ、ミニョク、キヒョン、ヒョンウォン、ジュホン、I.Mと共にMONSTA Xを結成。2015年5月14日にSTARSHIPエンターテインメントからアルバム『TRESPASS』でデビュー。2017年には日本でもデビューを果たした。

 

 

HIGHLINEエンターテインメントから再出発

 

MONSTA Xではリードダンサーとサブボーカルを担当し作詞作曲にも参加していたウォノだが、2019年10月31日債務不履行疑惑や大麻吸引疑惑が浮上。それを受けてMONSTA Xからの脱退を申し出た。事務所との協議を経て脱退。ソウル特別市の警察当局による捜査が行われ、2020年3月10日に内部捜査終了。3月16日に全ての嫌疑が取り消されたことが発表された。4月にはSTARSHIPエンターテインメント傘下のHIGHLINEエンターテインメントと契約、5月には音楽レーベルであるマーベリックとの契約も終結した。そうウォノが再出発してからまだ1年も経っていない。

 

そんなウォノがソロとして2作目となるアルバム『Love Synonym #2 : Right for Us』をリリースした。というわけ今回はウォノの新しいアルバムをチェックしていこうと思う!

 

 

 

 

 

Wonho - Love Synonym #2 : Right for Us

 

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Photo by Twitter(@official__wonho)
 

今回のアルバム『Love Synonym #2 : Right for Us』はタイトルに#2と入っていることからもわかるように、前回のアルバム『Love Synonym #1: Right for Me』と連動する作品だとわかる。全部で8曲入り。タイトル曲はLoseとなっています。

 

 

1. Wonho - Lose

 

 

MONSTA Xって結構力強い楽曲のイメージあるじゃん!音が派手というか。それにウォノはマッチョ。ってことはウォノのこれまでの楽曲を聴いたことがない人だったらトラップ系のバッキバキの曲を想像してしまいそう。でも実際は力強さとは真逆のセクシーな歌声、叫ぶのではなくささやくようなフロウ、歌モノだけど乗りどころもしっかりあるエレクトロポップの曲。途中から入ってくるファンク的なギターリフはここ最近のK-Popでトレンドになっているレトロスタイルを感じさせてくれる。MVで肉体美を披露しているが筋肉要素はそれだけでめちゃくちゃ繊細な作品に仕上がっている。

 

自分がLoseでいちばん好きなポイントはバックで流れているメロディーのライン。歌い出しから始まるこのメロディーがものすごく好きで、Travis Scottのgoosebumpsのメロディーを少しだけ感じさせてくれる。ヒップホップ的な要素が一見ない曲だが、こういう部分を拾えば十分に楽しむことが可能。かっこいい1曲でした。

 

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2. Wonho - Devil

 

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ねぇ!待って!くそかっこいい!Loseのセクシーな部分ももっと際立たせたようながっつり歌モノでめちゃくちゃ好き。1ヶ月後ぐらいにはMONSTA X時代の曲も含めてウォノ関連の曲でいちばん好きになっているかも。逆に感想出てこないわ。

 

 

3. Wonho - BEST SHOT

 

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ファンクやディスコ、レトロ系のトレンドも流行りだしてから結構な月日が経った。そのトレンドが変化していったカタチがBEST SHOTである。ギターリフがガンガンに目立っているのでただトレンド系の曲なのかと思いきや、ブーンバップを感じられる作品になっている。K-Popのヒップホップの主流は現在トラップである。00年代から存在していたジャンルではあるが、トラップがメインストリームになったのは10年代中盤からだ。それに対してブーンバップは80年代や90年代のサウンド。レトロなビートのアレンジにはレトロなサウンドを取り入れ、その上で現代のK-Popに仕上げていく。作曲家のセンスが炸裂している。ちなみに今回のアルバムでは5曲目のAin't About Youと7曲目のLoseの英語版以外の曲に作詞または作曲、もしくは両方にウォノが参加している。プロデューサーとしての一面もどんどん見せてくれそうだ。

 

 

4. Wonho - WENEED

 

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4曲目のWENEEDは直球の歌モノなのだけど盛り上がるところではハイハットの音が鳴るので、最初から最後まで印象が変わらない曲だけど躍動感がプラスされていて飽きずに聴けくことができる。ただ自分が思ういちばんのポイントはそこではなく、WENEEDを作ったプロデューサー陣だ。実はこの曲を作ったメンバーが3曲目のBEST SHOTと全く同じ。トレンド感のある曲からバラード系まで幅広く作ることができるのは本当にすごい。作ったメンバーが同じということを頭に入れてからBEST SHOTとWENEEDを連続して聴くと新たな面白さに気づくかも?

 

 

5. Wonho- Ain't About You Feat. Kiiara

 

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ゲストを唯一迎えているAin't About Youは、MONSTA X時代にWHO DO YOU LOVE?で共演したFrench MontanaやSnoop DoggEminem、Bebe Rexhaなど様々なアメリカのアーティストに楽曲を提供している。ウォノとの仕事は今回が2回目で前回のタイトル曲であるOpen Mindも手がけている。ファンクやディスコの流れも感じられるし、客演にはKiiaraを迎えているのでBTSのDynamiteのようにアメリカのチャートでも人気が出そうな1曲だ。ウォノのファンの方でDynamiteが好きな友達がいるという人はAin't About Youを勧めてみてほしい。きっとハマってウォノのファンになってくれるだろう。いい意味で売れ線の曲。

 

 

Kiiara - Gold

 

 

Kiiara(キアーラ)のヒット曲であるGold。YouTubeの再生回数は1億回を超えており、アメリカでは3x Platinumにも認定されている。この曲は大人気のバスケットボールゲーム『NBA 2K17』のサウンドトラックにも収録されており、自分はこのゲームをすごくプレイしていたのでその印象が強い。2K17のカバーはポール・ジョージ。ちなみに日本のアーティストであるONE OK ROCKとIn The Starという曲をリリースしているのでリンク貼っておきます。

 

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6. Wonho - FLASH

 

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7曲目はLoseの英語バージョンで8曲目は歌無しなので実質のラストとなるFLASH。ということでK-Popの典型的なパターンにウォノも乗っ取りバラードの曲となってます。前回のアルバムに収録されていたLosing Youとどっちを先にリリースするか悩んだ結果、FLASHは今回のLove Synonym #2 : Right for Usに収録されることになった。

 

 

この曲は去年行われたオンラインライブ『iwonhoyou』でパフォーマンスされていた。FLASHの歌詞には「僕たちの戻れないあの日」「もう一度僕の所に戻ってきてお願い、もう一度機会をくれないかな」といった内容が書かれておりウォノとMONSTA Xの関係性を知っているファンにとってはどっしりとくる内容だ。ウォノからファンに対する手紙であると語っていたウォノ。そんなウォノの気持ちが込められた曲ということもあり、コンサート中にウォノが感極まるシーンが出てくる。ファンのみなさんがいつも僕に光をくれるという意味でのFLASH。ファンにとってもウォノは光だし、モネクだって光だろう。様々な感情や考えが混じり合っているFLASHは実質のラストとなる場所に配置されていて文句のある人がいるはずがない。

 

 

7. Wonho - Lose (English Version)

 

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タイトル曲であるLoseの英語バージョン。感想はすでに書いたので省きます。英語バージョンは流れるようなリズム感でこっちもあり。

 

 

8. Wonho - Outro : And

 

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Outroの文字の後にAndという単語が。これは何を意味するのか。Love Synonym #2 : Right for Usの続編として#3がリリースされるのか、それとも違ったコンテンツが続くのか、今回のアルバムのリパッケージなのか、様々なことが想像できるアウトロになっている。

 

 

 

 

 

肉体美と同じように美しく繊細なウォノのアルバム

 

 いちばん最初にマッチョ=脳筋というトピックを挙げ、実際に筋肉がある人は脳筋じゃないぞ!繊細だぞ!という風に答えた。ウォノもまさにその通りで澄んだ歌声に繊細なビート、美しいメロディー。それで力強さもある。今回のアルバム『Love Synonym #2 : Right for Us』は洗練されたウォノの肉体美を表現しているようだった

 

ちなみにウォノはアーティストとしてのオフィシャルなYouTubeチャンネル、そして料理や筋トレ、日常的な様子から企画ものまで様々なコンテンツが用意されている個人チャンネル、2つのYouTubeチャンネルがあります。日本語字幕もあって気軽に楽しめるのでぜひチェックしてみてください!上のリンクがアーティスト系、下のリンクがYouTuber系です。

 

YouTube: WONHO

 

YouTube: ohhoho 오호호

 

 

最後にウォノのアルバム『Love Synonym #2 : Right for Us』の全体のリンクを貼っておきます。ウォノのアップデートで気になるものがあれば再びブログにします。ではまた!

 

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Apple MusicでK-Popをメインにプレイリストを公開しているので、よければぜひ聴いてみてください!

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