aespaのIllusionは意思表明?他を食い散らかし頂点を奪うのは彼女たちなのか

次世代ガールズグループの筆頭であるaespaが7月8日にカムバック決定

 

何事においても世代というものは変わっていくものだが音楽、特にK-Popというジャンルの回転の早さは圧倒的だ。韓国には「芸能人標準約款による専属契約用標準契約書」というものがあり、芸能事務所と芸能人の専属契約期間が最大で7年までという取り決めがある。そのためどれだけ売れているアイドルでも7年目に必ず再契約をするか、離れるかを決めるタイミングがやってくる。この時期がやってきても何事もなくグループ活動を継続するアイドルももちろん存在しているが、基本的にはこのタイミングで解散や脱退が行われるので、7年目はある種のアイドルとしての最初のゴール地点という風に捉えられている。

 

このように仮ではあるがアイドルとしてのキャリアのゴールがある程度設定されている上に、毎月のように新人がデビューする業界。再契約のタイミングまでグループがずっとアクティブであることすら難易度がかなり高くなっている。アイドルという職業はどうしてもキラキラしたイメージがあるが、実際はプロのアスリートのような厳しい競争の世界である。

 

 

そんなK-Popの世界、特にガールズグループの世界では最近競争がかなり激しくなっており、勢力図というものが一気に変わりそうな雰囲気がプンプンしている。第4世代と言われる世代のアイドルが現在の主流に変わっただけでなく、その中でもさらに下の世代、デビューして1,2年程度のアイドルたちの人気がとてつもなく上がってきている。今回のブログで紹介するグループ、2020年11月17日にSMエンターテインメントからデビューしたaespaはデビュー当時から話題沸騰。KWANGYAという言葉を軸にSMのアイドルたち全員を使ってaespaのプロモーションを行なっているのかと思いきや、aespaたちを利用してKWANGYAというメタバースを宣伝していたという気づけば逆でした作戦が印象的だったが、その話題に負けることなくシンプルに普通なアイドルとしても売り出すことに成功している彼女たちを知らないK-Popファンは現在ではほとんどいないだろう。そんなaespaの5日前にHigh UpエンターテインメントからデビューしたSTAYCは「無名の事務所は大物プロデューサーが付いていたとしても最初は必ず苦戦する」というジンクスを打ち破り、現在ではaespaと同様にオールスターグループとしてK-Popファンから支持されている。

 

また彼女たちの後輩、現在1年目のシーズンを過ごしているアイドルたちもブレイクしており、最近だとBilllieの人気が爆発中だ。2021年4月29日に活動が終了したIZ*ONE組の人気も高く、IVEやLE SSERAFIMというグループだけでなく、ウンビやイェナなどのソロ組も人気だ。第4世代がK-Popを席巻し始めたと思ったら、その中でもさらに世代分けができてしまうほど次世代の勢いがすごくなってきている。第4世代最初の筆頭であったITZYですら少し前のグループに感じてしまうほどだ。第3世代のアイドルたちも元気だし、トップ中のトップは彼女たちのままだが「旬なアイドル」「今最も人気のアイドル」という言葉が当てはまるのは完全に第4世代のアイドルたちだろう。

 

 

Photo by Twitter(@aespa_official)

 

そんな大人気の次世代アイドルの中でも群を抜いて人気があるのがaespaだ。早くもK-Popファン全員から知られるような存在になった彼女たちはアメリカで行われた世界屈指の音楽フェスであるコーチェラの88risingの枠でゲスト出演。また様々な企業のCM等にも登場しており、韓国アイドルに興味がない層へのお披露目もどんどん多くなってきている。基本的にK-Popは女性よりも男性の方が人気があり、ビジネス的にも成功しているアイドルも圧倒的に多い。K-Popにおける女性アイドルの限界がある程度決まっているからこそ、TWICEはグループとしての活動を一切止めないし、BLACKPINKはいわゆるなK-Popファン以外にも影響力を持てるようにしているのだろう。第3世代のスーパースターたちが従来の韓国アイドルがしたことがないことを自らの力で切り開いているのと同様に、普通の韓国アイドルの枠に収まる全くなさそうなのにしっかりそっちの層にも受けているaespaは次世代の筆頭と言って間違いないだろう。

 

 

そんなaespaのカムバックが決定したということでK-Popファンは大喜び、自分ももちろんのことながら楽しみである。このブログでaespaのみにフォーカスした記事を書いたことはほとんどないし、この記事でも客観的な視点での意見を書いたのであまりaespaに興味なさそうと思われるかもしれないが、実はかなり好きである。予想以上に時間がかかったためタイミングが合わずにお蔵入りとなった2021年のK-Popをアワード形式でまとめたブログがあるのだが、そのアワードの年間最優秀アルバムはaespaのSavageとなっていた。Savageにハマり始めたのがカムバしてから2週間ぐらい経過してからだったのでレビューも書いていないが、現時点での評価は歴代トップ10に100%入るレベルで好きである。タイトル曲のSavageに関しては再生回数1000回を余裕で超えているだけでなく、歴代のK-Pop全てを対象にした自分の再生回数ランキングで4位という結果になっている。

ちなみに1位はSTAYCのASAP、2位はEXIDのLADY、3位はEXIDのTROUBLE。

 

 

Photo by Twitter(@aespa_official)

 

またRed Velvetのアルバム「Perfect Velvet」の特典として付いてきたポスターがめちゃくちゃかっこよくて、当時の自分はそれを飾ることにした。そのために額を購入しようと思ったのだが、このポスターというのが920×610とかなり大きい上に韓国アイドルのポスターは好き勝手なサイズ感にしているので、既製品にぴったり当てはまることはほとんどない。そのためCDの3倍以上の値段でおまけのポスター用の額をオーダーすることになった。この920×610というのは、実は現在でもSMエンターテインメントが得意としているサイズ感となっており、現在でもかなりの頻度で採用されている。しかもSMのポスターはビジュアルどかん!な100%アイドルみたいなポスターだけでなく、ちょうどいいバランスでアート感を入れてくることが多く、インテリアに馴染ませることが可能なのである。そんな我が家のSM専用額の中には数ヶ月前から上の写真と同じ柄のカリナのポスターが入っており、クローゼットのある部屋に置かれている。つまりK-Popを聴いたり見たりする気がない日があったとしても、ほぼ確実に毎日ポスターが視界に入ることになるので、模様替えをしない限りはaespaを思い出さない日はない仕様となっている笑。

 

ベースが雑食だからこそ、話題に挙げなかったとしても歴代最高はEXIDですよ!忘れてないですよ!ということを示すために「LEGGOですブログ」と名乗っているが、おそらく「MYですブログ」と名乗っても怒られない程度には関心があることをわかっていただけただろうか。もちろん先ほど挙げた例以外にも普通に番組を見るなどアイドル面もチェックしているし、公式のTシャツとかも持っている。かなり話が逸れてしまったがaespaもしっかり興味がありますよ!ということを書いたことがなかった気がするので、せっかくだからこの場を借りて書かせていただきました。興味がなかった方はすみません。

 

 

そんな大注目のaespaがサプライズ的にillusionという曲を、本日2022年6月1日に急に公開してきてK-Popファンたちはビックリ!ということで、今回はそんな新曲を1曲だけだがレビューしていきたいと思う。

 

 

 

 

 

 

aespa - Illusion

 

Photo by aespa (エスパ) JAPAN OFFICIAL WEBSITE(https://aespa-official.jp/news/illusion/)

 

今回の新曲「Illusion」は7月にリリースされるアルバムの先行配信曲。この曲に合わせてアートワークもGirlsではなく、現在はIllusion仕様(右下)となっている。またApple Musicの6月の「Up Next」に選出された彼女たちのスペシャルなインタビューもApple Musicでダウンロードすると見ることができる。ただ今回は音楽のレビューとなるので、そちらは省かせてもらおうと思う。ただリンクは貼っておくので、Apple Music加入者で気になる方はチェックしてみてね!

 

Up Next: aespa(https://music.apple.com/jp/music-video/up-next-aespa/1626753162)

 

 

みんなのaespa熱が上がっている状態で先行曲を配信

 

 

曲の内容に触れる前に少しだけ。本日の0時にカムバすることを発表したaespa。そして寝て起きて少し経ったら、前触れもなく急に先行曲が配信されるというかなり稀なプロモーションを行ってきた。だって0時にカムバ発表からの13時に公開だぜ!寝る前や朝にSNSをチェックしていなかった人もいるだろうから、Illusionのリリースでアルバムが出ることを知った人もいるだろう。それに自分のようにカムバのアナウンスを知ってから寝たという人もビックリしたはずだ。7月8日と発表とカムバまで結構期間が空いていたので、本格的に動き始めるのはもう少し先だと思っていたが、こんなにも速攻で新曲を聴けると思っていた人は少ないはずだ。仮に先行配信があると思っていたとしても、MYたちが想像していたのはコーチェラでパフォーマンスがあったLife's Too Shortだろう。完全なる新曲がカムバの告知が行われた日に公開されると思っていた人なんていないはずだ。

 

そんな新アルバム「Girls」に至るまでの流れもかなりよかった。MLBなど様々なブランドや企業の広告には出まくっていたaespaだが、音楽面は2021年12月にリリースされたDreams Come TrueなどのSMCU EXPRESS関連の楽曲がグループだと最後で、今年は1月にリリースされたカリナとウインターが参加したGOT the beat、最近リリースされたウインターとニンニンのOSTの2曲だけだった。グループとしての音楽活動が行われないのに対して、広告関連では露出がかなり高かったので、早くパフォーマンスをしている姿を見たいという声も徐々に出始めてきていた。そんな中でサプライズ的に発表されたaespaのコーチェラ参戦はMYたちに大きなインパクトを与えたのである。彼女たちが参加したのは88risingの2週目だったが、1週目の88risingにはGOT7のジャクソンも参加していたし、元2NE1のCLのステージでは客演としてボム、ダラ、ミンジの3名が参加。なんとサプライズで2NE1が復活したのである。この出来事は多くのK-Popファンに衝撃を与え、SNSも大賑わい。私の男性アイドルナンバーワンの推しであるジャクソンの話題が完全にかき消されるぐらいの勢いとなっていた。aespa参戦の噂が出ていたタイミングで2NE1が復活してK-Popファンのコーチェラへの関心も上昇、その流れで公式アナウンスからの参戦ということでaespaへの流れもかなりよかった。

 

またコーチェラ参戦前に行われたTikTok LIVE等でカムバはもうすぐと発言していたこともあって、コーチェラ以降もK-Popファンからの関心がかなり高かった。そんな4月末を経た彼女たちは5月になると韓国の公の場に登場するようになる。あのクソだった高校のイベントにも負けず、大学の学園祭にも登場。こちらはまた違った意味で一部から否の意見も出てしまっているが、基本的には成功。合計で3回の営業を行い、パフォーマンスのfancam等もしっかり回っている。また5月には先ほど書いたウインターとニンニンのOSTや、TIME誌の「2022 Next Generation Leaders」「30 UNDER 30 ASIA」に選出といったニュースもあった。

 

そして5月27日には日本公式サイトとツイッターがオープン。謎のカウンターとともに発表された日本関連のあれこれに対する関心は高く、日本国内以外でも話題となっていた。このようにコーチェラ以降、様々な方面で勢いを見せていて注目度が高まっていた状態でのカムバのアナウンスと新曲の公開。カムバック発表前のプロモーションとしてはこれ以上ないのでは?というぐらい素晴らしい流れだった。

 

 

新曲のベースはヒップホップ強調系

 

 

ここからは新曲「Illusion」のレビューに入っていこう。今回のスタイルは完全にヒップホップ系でグライドさせた808とがっつりなベースライン、ハイハットも当然入れて、トラップのスタイルを大胆に取り入れている。それでいて曲自体は完全にK-Popなのでトラップビートではなく、韓国アイドルが行うトラップ系のビートとなっている。ヒップホップではなくヒップホップ系、しっかりとポップスになっているのがIllusionの特徴だ。

 

ただこれほどヒップホップ感を強調してくることは意外と珍しく、ヒップホップ好きでもある自分が思うaespaのヒップホップ強調系の曲はBlack MambaとLucid Dreamしかない。曲のテンション的にはSavageと同じタイプだが、Savageに関してはトラップの要素も入ってるぐらいにしか自分は思っていないので、アートワークのテンションもメタ系で近いけどIllusionはに対して新しさもしっかり感じられている。

 

 

とにかく808、低音なビート

 

 

そんなヒップホップ色強めのビートに挑戦したaespaだが、受けるかどうかという点では少し疑問がある。割とビートのパンチが強い曲を出してきた彼女たちだが、文字通りの強さを感じるという点ではIllusionが過去一だと思う。K-Popという大衆向けポップス、しかもガールズグループの楽曲としては過剰なほどに強調された808。トラップの楽曲における808は超重要で、この低音で盛り上がり具合が変わってくるほどだ。またヒップホップだけでなく、K-Popでもここ数年では低音が重要視されており、IVEのLOVE DIVEのようなヒップホップ感皆無の曲でさえ、そっち系の曲にも負けないレベルの分厚い低音を持ってきている。アメリカのポップスはもちろん、K-Popでもトラップが定番になってから数年が経過、そんな音楽が当たり前になった時代のグループが第4世代と言われるアイドルたちなので、ヒップホップの要素がなくても低音が強調されていること時代は普通な話なのだが、グライドもしまくっている上にK-Popらしいビートチェンジもなしということで一般的なK-Popよりも振り切っている感が強い。

 

そんな印象があるからなのか、サビで登場する電子系のメロディーもギャングスタ系のサウンドのように聴こえてくる。

 

 

良くも悪くもインパクトが強い

 

この低音がかなり強いビートだが、個人的には好き嫌いが分かれるような気がする。ヒップホップでは808によって曲のノリの良さが左右されるぐらい超重要だが、808バカになるなとも一部からは言われるぐらい諸刃の剣のような部分がある。低音のドスンとくるパンチ力は確かに聴いていて気持ちがいいし、テンションだって上がる。特に英語や韓国語がわからない人は歌っている内容なんてわからないのだから、理解できる人よりもビートの重要性が高くなるのは必然だ。歌ももちろん大事だが、内容よりも歌声やデリバリーの仕方、印を踏むことで生まれるリズム感などの方が圧倒的に重要である。内容としてよりも音としての気持ちよさ。というわけでただでさえ曲の中よりも音としての機能を重要視している上に、そのボーカルよりもインパクトの強いビートとなってくると、もうIllusionは「ビートの低音のインパクトが強いだけの曲」という風に捉える人がいても不思議じゃない。この強すぎる印象のビートがK-Popファンにどれぐらい刺さるのか?aespa好きなら耐性があると思うけど、ライトなファンにも刺さったNEXT LEVELと違って、人を選びそうな気がするというのが自分の率直な意見である。個人的には普通に好き。

 

 

アメリカ向けの曲ではない?

 

今回のカムバに合わせて、ワーナーミュージックとの契約も発表したので海外志向が強くなったという風に感じる人もいるだろう。ただ自分の考えは別のものなので、ここでもう1つかなり個人的な見解を入れておく。

 

 

確かにアメリカでは当たり前のようにヒップホップが浸透しているし、ポップスのアーティスト以上に稼ぐラッパーも当たり前に存在している。ただ先ほども言ったがaespaの曲はK-Popでしかない。808 Glideだって去年からどのようなアイドルでも1度は採用したことがあるような定番の音になったし、この広がりはトレンドだったファンクやディスコ系のレトロよりも勢いがすごい。まあこちらはジャンルではなくサウンドなので広がったところで問題はないのだが。

 

ただ808 Glide強調系の楽曲はK-Popでこそ流行っているが、一般的なトラップではとっくにブームが過ぎており、旬のサウンドというものではない。こっち系のサウンドが軸になっているUK Drillのようなドリル系の曲を除くと、ガチのヒップホップでは明らかな強調系はほとんど聴かない。ポップスのアーティストでもそれは同じだ。

 

 

なのでアメリカに完全に寄せるのであれば2022年にもなって「ぎゅーん」「ぶいーん」みたいな音をこれほど強調はしないと思う。それが自分の意見、つまりaespaのIllusionは一切アメリカには寄せておらず、普通に直球でK-Popであるという考えだ。「トラップ=アメリカ志向」という考えをするK-Popファンが多い気がするし、間違っていないとは思う。ただK-Popファン目線の実際のトラップの印象には結構開きがあると思っているので書いてみた。

 

 

ちなみにK-Popとヒップホップが好きな自分が思うトラップ色が強い楽曲はRed VelvetのWILDSIDEだ。もちろんもっとヒップホップっぽいイメージの楽曲はあるし、WILDSIDEはそっち系のノリを出してはいない。ただ曲の表面上の印象と違って、ビートの軸はわかりやすくトラップ系である。ヒップホップ好きとしてはこういった楽曲の方がそっちのノリを感じてしまう。超直球でヒップホップな曲だとSTAYCのI WANT U BABYがあるが、こちらはサブジャンルがUK Drillになってきて、また少し話が違ってくるのであえてWILDSIDEをピックアップしてみた。

 

 

ジュルリからのyummy、そしてtummy

 

ここまではビートは曲自体の印象について書いたので、ボーカルや歌詞について触れようと思う。ボーカルについてはいつも通りといった印象で、各自の声質に合わせた歌い方をシンプルに行うバース、そして部分的にバックコーラスを合わせて変化をもたらせたり、ユニゾンを行ったりとaespaらしさやSMらしさというものが出ている。

 

 

歌詞に関しては最初のインパクトが強過ぎて、個人的にはそれしか残っていない笑。Savegeでいうところのこの部分、

 

Oh my gosh! Don't you know I'm a Savage?

 

の代わりとして、Illusionではジュルリ的な音が採用されている。こういう音をなんていうのかわからないのでうまく言語化できないが、ジュルリとかペロリみたいなやつで、食べ物を眼の前にしたときの舌舐めずりみたいなやつ。わかるでしょ笑。それがIllusionの歌が始まる前の部分に入ってくる。そして歌い出しが「You're so yummy yummy yummy」ってマジで強過ぎ。

 

 

aespaがK-Pop業界を食い散らかす?

 

スポーツとかでよく使われる言い回しで「(相手を)料理してやった」みたいなものがある。相手を料理、つまり食べてやった、つまりボコボコにした、みたいな感じ。そのあとの歌詞が「In my tummy tummy tummy」なので「ジュルリ、あなた美味しそう、私のお腹の中で」といった感じになる。ここでは「あなた=他のK-Popアーティスト」という風に捉えることができるので、他の奴らは全て食べてしまう(料理してやる)、つまり第4世代は私たちのもの、いやK-Popは私たちが制する、というか音楽界を食い散らかす、エスパ最強!エスパ最強!エスパ最強!という風に捉えることができるのだ。仮に後に続く歌詞の内容が全く違って、この部分が違ったニュアンスで捉えることができたとしても、本格的な歌い出しの前にこれを持ってきているということは100%と言っていいレベルで自分と同じ考えが含まれていると言っていいよね?それぐらい1回目に聴いたときから自分はその印象しかない。普通にBlack Manbaから食べる系のネタ引っ張ってきてるだけって話もわかるし、ピックアップした部分以外の歌詞がしっかりIllusion系になっているのも知ってる。ただ現状を踏まえた上で聴いてみると、どうしてもこういう考察が出てきてしまった。ということで自分は自分の考察をプッシュしていく。

 

第4世代の新たな筆頭、次世代を牽引するガールズグループ。そしてコーチェラ出演だけでなく、ワーナーと契約を結んだことにより本格的にアジア以外の市場を視野に入れ始めた現状。そんなアイドルの新たなアルバムの先行曲の出だしでこういう風に捉えられる内容を入れてくるのだから、食い散らかしてやるという意味合いが含まれていないわけがないでしょ!これが自分がIllusionの歌の面で受けた唯一にして最大の印象である。

 

aespaの"Illusion"をApple Musicで

 

 

 

 

 

気合い入りまくりのエスパさん、これからさらに暴れる気配しかない

 

というわけで以上がaespaの先行配信曲「llusion」のレビューとなります。ファンの気持ちを煽りまくった状態でリリースされた新曲は出だしから超攻撃的、それでいてaespaらしいK-Popに仕上がっていました。最初の方にも述べたように韓国アイドルの一端のゴール地点を7年契約終了時とすると、トップランカーであるTWICEは間も無く最初のゴールを迎えます。同じくトップランカーであるBLACKPINKは明らかにこれまでの韓国アイドルとは別物なので、超韓国だし超K-Popだけどそうではない存在といった雰囲気、BTSが持つK-Popの男性アイドルだけどポップスのボーイズグループでもあるといった特異性とはまた違った方向性での別物感である。

 

先輩のRed Velvetは7年も突破してベテラン中のベテランの仲間入りを果たしている。なので感覚的にはTWICEサイドというよりも少女時代サイド、NCTサイドよりもSHINeeサイドに分類されるような雰囲気になってきた。現在のK-Popを代表するグループだけど、旬という意味合いでの現在ではないみたいな。つまり間も無くTWICEのそっちサイドへ移行するので、旬という意味での現在を代表するグループの格付けみたいなものが大きく変わる手前の状況となっている。

 

己のスタイルを貫いて、やりたいようにやっているのに大衆ウケも抜群な(G)I-DLE。K-Pop好きで知らないとはいないような存在となり現在は安定期に突入、日本の未開拓ゾーンを新たな狩場にしようとしてるITZY。爆発なるか?QUEENDOM 2勢。元IZ*ONEのネームバリューがなくてもすでにオッケー?新規のファンもがっつり稼ぎ中のIVE。他にもPLEDISへ移籍して猛烈プッシュ中のfromis_9や、鬼に金棒状態のSTAYCなどスーパースター、そしてガールズグループの顔の席を奪おうとしているアイドルたちがたくさんいる。そんなアイドルたちの中にSMエンターテインメントに所属しているグループは存在していない、つまりaespaが全員料理して食べてしまっても問題がないということになる。

 

 

ヒップホップ系で低音が強調されたビート、そして超強気な出だしの部分。aespaによる他のアイドルたちへの宣戦布告の意思表明を自分はIllusionという曲から受け取った。これは考えすぎなのだろうか?みなさんはどのように感じましたか?若干自分の考察はパワープレイな雰囲気もあるけど、外れてるって感じもしないよね?ってか他を食い散らかして頂点を奪いにいくって方が現状ともマッチしてるし、aespaかっけーってなるいい考察だよね!そうだよね!そうだよね?

 

 

 

日本でショーケース「aespa JAPAN PREMIUM SHOWCASE 2022 ~SYNK~」の開催が決定!

 

 

Illusionのサプライズ配信で賑わう中、日本のサイトのカウンドダウンも終了。なんとそのカウントダウンの正体はショーケースの開催決定のお話でした!

 

2022年8月6日(土)と7日(日)に各2回、合計で4回ショーケースが行われます。メールマガジンに登録すると先行受付(抽選)を行うことができます。期間は6月12日の23:59までとなっております。詳細は上のツイート、もしくは下部のリンクからチェックすることができますので、気になる方は応募してみてはいかがでしょうか。SMTOWN LIVE 2022よりも先に行われるし、aespaのみを楽しむことができます。SMのイベントのアナウンスがあった際に「エスパが見たい」「エスパを見たい」という人も多かった印象なので、そういった方にはこっちの方がおすすめかと思います。東京ドームよりも近い可能性が高いし、aespaのターンも確実に長いだろうし。

 

aespa初来日イベント『aespa JAPAN PREMIUM SHOWCASE 2022 〜SYNK〜』 開催決定! | aespa(エスパ)JAPAN OFFICIAL WEBSITE

 

 

 

というわけで今回のブログは以上となります。最後にアルバム「Girls」全体のリンクを貼っておきます。今はIllusionとUp Nextの動画だけですが、事前にダウンロードしておけば、リリース日に勝手に他の楽曲もダウンロードしてくれるので便利です。また6月24日にはコーチェラで披露したLife's Too Shortの先行配信も始まるので、そちらもお見逃しなく。アルバムの下にこのブログのツイッターなど各種SNSのリンクがあります。よければそちらのフォローもお願いします。アルバムがリリースされたらそちらもレビューする予定なので、ぜひチェックしてみてください。ではまた!

 

aespaの「Girls - The 2nd Mini Album (Apple Music Up Next Film Edition)」をApple Musicで

 

 

 

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