【TBT】Red Velvet - Bad Boy
先日のRed Velvetのブログでも書いたように今回は過去のRed Velvetの曲について触れたいと思います。前回の記事で言いたいことが本当に一言だけだったので、短くなったからこの短期間にRed Velvetのものをもう1つ作ろうということに。
個人的にいちばん好きなRed Velvetのアルバム
Red VelvetといえばK-Pop界でトップクラスに曲のクオリティが高いというのが個人的な印象。ほとんどのグループが当たり外れがある印象。今回のカムバックはあまり好きじゃないな〜みたいな感じで。そんな中、Red Velvetはハズレの確率がめちゃくちゃ少ない。いつもより好きじゃないというのがあっても、聴く気にならないということは全くない。
そんなハイクオリティな曲を提供し続けるRed Velvet。ただ単にいつものスタイルで曲を出すだけでなく、挑戦的な曲だってリリースする。f(x)の要素もしっかり引き継いでいるということ。最近でいえばこのブログでも書いたが、Zimzalabimは挑戦的だった。
この曲が収録されている‘The ReVe Festival' Day 1自体は挑戦的というわけではなく、他の曲ではいつものRed Velvetらしさが感じられた。ではRed Velvetでいちばん挑戦的なアルバムは何だったのか?みんなが一致しそうなぐらいそれにぴったりなアルバムが思い浮かぶはずだ。
Perfect Velvet - The 2nd Album - Red Velvet
それはRed VelvetのセカンドアルバムとなるPerfect Velvet。今までのRed VelvetのVelvet的な要素の曲とも違い、独特の雰囲気があるこのアルバム。個人的にRed Velvetのアルバムの中でいちばん好きで、これ以前にも好きな曲は色々あった。Russian Rouletteなんかも最高。4人のときの曲でも好きなものはある。しかし、このPerfect Velvetで完全にRed Velvetに持っていかれた。このアルバムのレビューもやりたいと思っている。
ちなみにこのアルバムを普段K-Popは全く聴かない音楽好きの友達にいいアルバムがあるぞ!と紹介したら、結構気に入って聴いてもらえた。
話を戻すと、今回紹介する曲はこの時期ではあるが、このアルバムではない。今回紹介する曲はこのPerfect VelvetのリパッケージアルバムであるThe Perfect Red Velvetに収録されていた曲だ。
Red Velvet - Bad Boy
今回紹介するのはこの曲。Red Velvetのスタイルとはちょっと違う曲。Zimzalabimも異質な曲だったが、Red Velvetっぽい雰囲気は感じられた。このBad Boyとその前のPeek-A-Booを見てみると今までRed Velvetがカムバックしたときの曲の中で異質な存在だということが感覚的にわかるだろう。なのにいつものRed Velvetらしい曲と同様にかっこよく見せてくれる。普段とベクトルが違う曲でも自分のものにするRed Velvetは恐ろしい。
この曲を作曲したのはThe Stereotypes。K-Popのアーティストとも色々曲を作っている。Perfect Velvetのときも一緒に曲を作っており、4曲目のKingdom Comeと6曲目のAttaboyを作っている。その流れでリパッケージも担当していると。曲的にもアルバム的にも流れがあるので、先にPerfect Velvetを紹介したということだ。
そんなThe StereotypesはK-Popで有名というわけではなく、様々なアーティストと仕事をしている。そんな彼らの作品の中には音楽に興味ない人でさえ聞いたことのある大物アーティストと仕事だってしている。
日本での知名度も抜群のBruno Marsの24K Magic。これを作ったのもThe Stereotypes。K-Popを聴かない日本人にBad Boyを紹介することがあったら、
ねぇ、Bruno Marsの24K Magic知ってる?それと同じ人が作ったんだよ!
と言っとけばいいだろう笑。破壊力抜群だ。
Bad Boyの話に戻る。そんな普段のRed Velvetとは雰囲気が違うBad Boyという曲がめちゃくちゃ好きで、Red Velvetの好きな曲ベスト3に入る。なぜ好きなのかを曲の特徴とともに説明する。
まずこのBad Boyという曲だが、個人的な印象でジャンル分けするとR&Bに属すると思う。公式でもヒップホップベースのR&Bダンス曲ということになっていた。確かにそんな感じだろう。自分が言うなら、トラップなどヒップホップの要素を取り入れたスムースなR&Bといった感じだろうか。あとこの曲の特徴としては無駄を省いたシンプルな曲といった感じもする。
まずトラップの要素は感じる。ゆるくて重低音、それにハイハットなんてトラップ。今でもヒップホップ界ではトラップは大人気だが、このBad Boyの頃はトラップがどんどん人気になっていっている最中だった。その要素を取り入れるRed Velvetは流石である。Zimzalabimもそうだが、普段のRed Velvetとは離れた位置にあるジャンルの要素を取り入れ、Red VelvetらしいK-Popのスタイルに昇華するのは本当にうまい。BLACKPINKみたいな普段通りのチームで曲作りして、様々なジャンルを取り入れるスタイルと、Red Velvetみたいにいろんな人が作曲をして、それをRed Velvetらしくまとめ上げるスタイル。様々なアプローチがK-Popにはあって面白い。
さらにダンスでもヒップホップ的な要素を感じるところがいくつかある。わかりやすいのはサビのダンス。細かい動きが色々連続するところなんて、ばちばちヒップホップだ。しかも音のノリ方のヒップホップ的で、そのままゆったり曲に合わせて踊ったり、倍速で踊ったり、メリハリがあるからダラダラしているように感じることはない。
次はR&B的な要素だが、これは説明する必要もなく普通に曲を聴いたらそう笑。印象はスムース。それで終わりだ笑。結構直球で勝負している感じ。さらにK-Popって結構複雑な曲があるイメージだが、このBad Boyはシンプルで無駄にがちゃがちゃすることがない。だけどヒールのコツコツとなる音やサイレンなど、細かい効果音を色々入れていることで遊び心もあって完成度が高く、計算して音を削っているのが理解できる。
とまあK-Popと同じぐらいヒップホップを聴いている自分としては、このやりすぎない程度にうまくK-Popのスタイルに今時のヒップホップとスムースなR&Bを取り込んだこの曲は、かなり響くものが当時あった。人によってはがっつりそっちのジャンルに乗っかっているわけではないので、どのジャンルから見ても中途半端という意見が出そうな気もする。結果どのジャンルが好きな人も満足しないというような。しかし、個人的には最高だったし、やっぱりこのPerfect VelvetからのリパッケージでBad Boyという流れが好きだった。
Red Velvetアイリーン史上いちばん好きな時期はBad Boy
最後に曲ではなく、このときのビジュアル的な部分についてどうしても言いたいので少しだけ。このそんな感じでグッチのTシャツ着る?って感じのビジュアルの好きだった。このアルバムのときがいちばんRed Velvetらしさがない。もちろんいい意味で。ただアートワークや衣装、その他諸々はPerfect Velvetのときが圧倒的なまでにかっこよすぎたので、ちょっとパワーダウンした感じは当時してしまったが笑。
ただこのBad Boyの時期が最高なポイントがある。それはアイリーンだ。
実はこの時期のアイリーンがいちばん好き。前髪ある人が好きというわけではないのだが、2017年の年末にアイリーンが急に前髪作ってきたエピソードがあったでしょ?あのときに心を持っていかれた笑。Bad Boyでは前髪ありだったし、ツインテールも似合っていたし、メイクも似合っていて最高だった。あとMVのシーンである前髪あって髪の毛を下ろしているシーン。衣装はさっき貼った歌番組の動画のやつ。その姿がアイリーン史上いちばん好きなビジュアル。殺し屋とかスナイパーやって欲しい。めちゃくちゃ似合うと思う。自分が映画作るなら、韓国から来た殺し屋としてアイリーンにオファーするね!確実に!まあそんな機会はないけど笑。
というわけで、今回はRed VelvetのBad Boyでした。最後にリパッケージの方のアルバムのリンクも貼っておきます。リパッケージではBad Boyの他に2曲と、インストもあるます。
The Perfect Red Velvet - The 2nd Album Repackage - EP - Red Velvet
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