WeeeklyがAfter Schoolでカムバ。教室、部活ときて今回は放課後が舞台!
今週のカムバックの注目はWeeeklyで決まり!
注目の新人グループがカムバックを果たす。Play MエンターテインメントからApink以来、約10年ぶりに発表する女性グループとして2020年6月30日にデビューしたWeeekly(ウィクリー)。「毎日新しく、特別な1週間を届けます」というコンセプトのWeeeklyは毎回面白いパフォーマンスを見せてくれる注目のグループだ。
2020年の年末に行った1年間のアワードを決めるブログでも書いた通り、個人的に去年の新人王にWeeeklyを選んだ。それぐらい好きで2021年は飛躍の1年になると思っている。そんな注目のガールズグループのカムバックということで、今回はWeeeklyの新しいアルバム『We Play』を紹介しようと思う。
Weeekly(ウィクリー)ってどんなグループ?
このブログでWeeeklyを取り上げたことは何回かあったがメインとしてブログを書くのは初めてだったし、まだ新人のくくりに入るグループだと思うのでグループの紹介もしておこうと思う。グループ名はWeeekly(ウィクリー, 韓国語: 위클리)で事務所はPlay Mエンターテインメント。2020年6月30日にデビュー。公式ファンクラブ名であるDaileeeは「DaileeeなしではWeeeklyが存在できない」「毎日(Daileee)がウィークリー(Weeekly)を完成させる」という意味が込められている。デビュー当時の平均年齢が17歳でいちばん年上のスジンでも2001年生まれと若い。まずはメンバーを年齢順で紹介していこうと思う。カムバに合わせたブログということで写真は全て今回のコンセプトフォトからお気に入りのもので!
メンバー紹介
Weeeklyは7人組で曜日の数と一緒。マンデーという芸名のメンバーがいるのでサンデーとかもいるのかな?と一瞬思うがそんなネタグループではない笑。
イ・スジン(Lee Soojin)
最年長メンバーであるイ・スジン(英語: Lee Soojin, 韓国語: 이수진)は2001年12月12日生まれで韓国出身。担当曜日は日曜日。練習生期間が4年2ヶ月とメンバーの中でいちばん長い。ITZYのリュジンやLOONAのヒジンなども出演していたMIXNINEに練習生時代に参加していた。
シン・ジユン(Shin Jiyoon)
シン・ジユン(英語: Shin Jiyoon, 韓国語: 신지윤)は2002年3月2日生まれで韓国出身。担当曜日は水曜日。メンバーのスジンと同じく、MIXNINEに練習生時代に出演していた。デビュー当時からずっとショートカットということでビジュアル的にもわかりやすい。また作詞作曲もでき、前作の引き続き今回のアルバムでも裏方としても活躍。デビューから1年も経っていないのに裏方としても活躍していることを考えると末恐ろしい。
マンデー(Monday)
マンデー(英語: Monday, 韓国語: 먼데이)は本名キム・ジミン(英語: Kim Jimin, 韓国語: 김지민)で2002年5月10日生まれで韓国出身。担当曜日はもちろん月曜日。メインダンサーとしてはもちろんラップ担当としても活躍している。Weeeklyのマンデーということで名前の覚えやすさはK-Pop界最強クラス。趣味であるパンキングゲームは世界ランク55位ということで趣味の域を完全に超えている笑。
パク・ソウン(Park Soeun)
パク・ソウン(英語: Park Soeun, 韓国語: 박소은)は2002年10月26日生まれで韓国出身。担当曜日は木曜日。スジンやジユンとともにソウンもMIXNINE出演者。Weeeklyのダンス担当でもあり、デビュー曲のTag Me (@Me)のパフォーマンスではがっつりかましてくれる。AOAのチャンミに少し似ている気がするのは自分だけ?
イ・ジェヒ(Lee Jaehee)
イ・ジェヒ(英語: Lee Jaehee, 韓国語: 이재희)は2004年3月18日生まれで韓国出身。担当曜日は土曜日。Weeeklyの中でいちばん自信があるメンバーと言わている反面、恥知らずなメンバーとも言われている笑。幼いときにSunnyHillsのGoodbye To RomanceのMVに出演したことがある。
ジハン(Jihan)
ジハン(英語: Jihan, 韓国語: 지한)は本名ハン・ジヒョ(英語: Han Jihyo, 韓国語: 한지효)。2004年7月12日生まれで韓国出身。担当曜日は火曜日。とにかく笑ったときの顔が素敵で自分の推し。元はSMエンターテインメントの練習生。Orbitであることを公言しており、ファンだけでなくLOONAからも認知されている。LOONAのイヴがMCを担当していたFact iN Starに出演した際にLOONAのオリビアヘからサプライズメッセージを貰った際は泣いていたほど。Orbit Japanである自分の推しがジハンなのは完全にたまたまなのだけど、これは運命なのか。
ゾア(Zoa)
ゾア(英語: Zoa, 韓国語: 조아)の本名はチョ・へウォン(英語: Cho Hyewon, 韓国語: 조혜원)でグループのマンネ。2005年5月31日生まれで韓国出身。担当曜日は金曜日。MMA(Mnet Asian Music Award) 2018でTHE BOYZのVCR『To all THE BOYZ I've Love Before』に出演していた。
以上がメンバー紹介です。ここからはWeeeklyというグループの特徴を主観で書いていきたいと思います。自分が思うグループの強みなので、みなさんの意見と合うかわかりませんが少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。
自分が思うグループの特徴
コンセプトとはいい意味で違うビジュアル
韓国アイドルってダンスや歌、ファッションなど注目ポイントはたくさんある。でもやっぱりトップクラスで重要なのってビジュアルじゃん!ダンスや音楽、ファッションがかっこよかったら注目するのは当たり前。
もしそのグループを好きな理由はビジュアルが好きだったら?音楽が好みじゃなかったとしてもインスタとかチェックするし応援するでしょ!それに第一印象は現実でもアイドルでもやっぱり見た目。ビジュアルがいいというこはそれだけでかなりの才能である。
Weeeklyは平均年齢も若く学園っぽいコンセプトをベースにしている。それだけ聞くと幼くてウブっぽい日本のアイドルのようなイメージを持つかもしれない。しかしWeeeklyの場合は少し様子が違う。
まずは平均身長の高さ。いちばん低いジハンで163センチ。170センチを超えるメンバーが3人もいる。顔立ちも可愛い系と綺麗系は半分半分というバランス。アイドルというよりモデルのようなビジュアルの子も多い。制服を着てアイドルです!みたいな衣装でデビューしたのにビジュアルがシュッとしてるのは自分の偏見かもしれないが珍しい。fromis_9のような100%制服系とは同じ韓国のグループでも全然違う。制服の雰囲気も全く違うし。
ビジュアルこそモデル系だがメイクなどは若々しくナチュラルというのも面白い。あくまで素材としてのビジュアルと衣装のシルエットだけ。このバランス感が最高にかっこいい。
ステージでのパフォーマンスが最高
先ほど紹介した2020年の年間アワードのブログでWeeeklyを最優秀パフォーマンスの候補に挙げたようにWeeeklyのパフォーマンスはめちゃくちゃ面白い。ダンスという言葉よりもパフォーマンスという言葉がしっくりくるWeeeklyは毎回がっつり道具を使って自身の楽曲を披露する。初めて見るときのワクワク感がものすごい。ファンじゃない人も絶対に楽しめる。KCONみたいな様々なアーティストが出てくる場でWeeeklyが登場したら、それまで存在を知らなかった人たちの関心も引けるだろう。
CDのデザインがめちゃくちゃ可愛い
デビューアルバムのWe Are、2作目のWe Can。そして今回のWe Playの全てのCDがノート型になっていてめちゃくちゃ可愛い。Weeeklyという名前の通りスケジュール帳要素のあるノートになっていて、学生系のコンセプトともバッチリ当てはまっている。パフォーマンスの小道具として自身のCDを利用していたこともある。集めたくなる系のCDである上に渋谷のタワレコでいつもイベントをやっているので普段K-PopのCDを買わない人にもおすすめ。
これらが自分が思うWeeeklyの特徴。ビジュアル、楽曲のパフォーマンス、グッズと3つの違うジャンルの特徴を選んでみました。様々な角度から楽しめるWeeeklyはやっぱ見逃せないでしょ!
Weeekly - We Play
ここからは今回のブログのメインとなるWeeeklyの新しいアルバム『We Play』の紹介をしていこうと思います。今作はEPということで5曲入り。タイトル曲は3曲目のAfter Schoolとなります。
1. Weeekly - Yummy!
ヒップホップ好きな人がR&B以外でいちばんハマりやすいのはK-Popと以前から言っているのだが、そのヒップホップ好きでもハマりやすいポイントが詰まっているのがYummy!である。イントロから低音が印象的なビート。サビではハイハットの音も入ってくる。BPMだって遅め。こういう部分を拾っていくとヒップホップやトラップのように楽しむことができる。しかもトラップを象徴する機械的で連続するハイハットの音はサビでしか出てこない。Yummy!がいちばんヒップホップなのはサビである。つまりヒップホップ好きがいちばん盛り上がれるのが曲全体としてもいちばん盛り上がるサビということ。そういうビートの曲で韓国の可愛い女の子が歌っている。アトランタのいかついラッパーではなく、しかもダンス付きで。トラップがどういう生まれのジャンルなのか知っていれば知っているほどミスマッチを楽しめる。これは普通のK-Pop好きの人ではできない楽しみ方だ。ヒップホップ好きが現代のK-Popで普通のファンより圧倒的に有利な点。楽しまないのはもったいない!
2. Weeekly - Lucky
2曲目はジユンが作詞作曲で参加しているLucky。この曲を最初聴いたときはかっこいいけど2曲目というかK-Popのアルバムのラストに来る系の曲だなって思った笑。こういうバラード間の少しある歌モノってラストによく来るじゃん。特に曲の後半からの雰囲気とか!曲の終わりに向かっていい感じのテンションで進んでいくのが。
1回目はそういう感想だった。アルバム全体を聴いてからそういえばジユンが作詞作曲した曲ってどれだったっけ?と確認してみると2曲目のLuckyだった。すごいよね。単純なビートの曲じゃなくてしっかりと起承転結でいうところの結があるビートを作ってるんだぜ。やっぱ末恐ろしいでしょ。EXIDのLEみたいに女性アイドル界の作詞作曲女王になってほしい。次世代の注目株はWeeeklyのシン・ジユンかも?
3. Weeekly - After School
今回のタイトル曲であるAfter Schoolはいつも通りの学園モノ。Tag Me (@Me)で直球で学生。 Zig Zagは部活動など学校での各自の生活。そして今回はAfter Schoolということで放課後にフォーカスした物語になっている。そんなこともあって制服っぽい雰囲気の衣装は今回はなし。全員がキャップなどのヘッドギアをしているルックがあるのだけど結構新鮮。アイドルのMVで全員が頭に何かを付けているのって見かけない気がする。
Weeeklyらしい大衆的に受け入れられそうなポップス感はしっかりあるのだけど、なんというか絶妙に突き抜けない感じがすごく気になる。Tag Me (@Me)やZig Zigみたいなドカーンとした勢いがない。低音のが絶妙にねちっこくてまとまっているように感じるからかな?この絶妙なまとまりが個人的に結構好き。Weeeklyでいちばん好きな曲であるTag Me (@Me)と全然違ってその幅を楽しもうと思う。
いちばん好きなパートはサビ前2拍の部分。めちゃくちゃわかりにくいし細かいよね笑。最後のサビ以外は歌なしでビートの音階が下がっていく。それに対して最後のサビ前は歌声で、しかもこっちは音階が上がっていく。このすごい細かいメロディーの部分が渋すぎる。言っていることがわからない人はAfter Schoolのサビ3箇所の直前の部分だけ聴き比べしてみてほしい。1番と2番では音のみで下がっていて、ラストのサビは歌声で同じ分だけ上がっているから。めちゃくちゃかっこいい。
あと歌詞でZig Zagが出てきた後にTag Meも出てくるバースがあるのだけど、ここめちゃくちゃTikTok向け。MVでも携帯で撮影している演出してるし。Daileeeのみなさん!TikTokやインスタなどSNSに投稿してみては?
Weeeklyで絶対注目しないといけないのはタイトル曲のステージ披露。ダンスではなくパフォーマンスという言葉の方がしっくりとくる彼女たちのステージは見ていて面白い。After Schoolで登場するアイテムはスマートフォンと椅子、そしてスケボー。椅子がキャスター付きなの凝ってて面白い。
Weeeklyの"After School"をApple Musicで
4. Weeekly - Uni
いい意味でボケーっと聴いてられる曲。元気で明るくてわかりやすい韓国のアイドルの曲だよね!って感じのK-Pop。Weeeklyは歌ったときの声からも若さが伝わってくるぐらい平均年齢が若い。なのでこういった曲とメンバーたちの声がすごくフィットする。
5. Weeekly - Butterfly
Weeeklyの"Butterfly"をApple Musicで
初めて聴いたとき2曲目のLuckyがラストの曲っぽいと言ったけど、実際のラストの曲を聴いてみたらLuckyが最後じゃない理由がわかった。Butterflyの方が圧倒的にラストっぽいわ笑。
K-Pop界で支持されている「ラストはバラードか歌モノ」という風潮は個人的にめちゃくちゃ嫌い。だって自分は元々ヒップホップ好き。そんなバイブスの曲いらない笑。エモラップと言われるジャンルでさえ基本好きじゃない自分としてはバラードとかほんとにいらない。曲が微妙とか嫌いとかではなく、自分の好みではないという話。ただWeeeklyのButterflyはヒップホップ好きでも楽しめるポイントが用意されている。それはもちろんトラップ。ハイハットの音入ってんじゃん。ってかWeeeklyってヒップホップのイメージ全くないけどWe Playの収録曲の全てにトラップの要素がある。テンポもゆっくりめの曲が多くトラップ寄り。韓国とアメリカは地図で見ると遠いがK-PopとJ-Pop、ヒップホップの距離感で考えると、韓国と日本の間にアメリカというかヒップホップがある。関係性を位置で表すとチェジュ島がヒップホップ発祥の地ぐらいの感覚だ笑。
Weeeklyが2021奪いに行く?
今回のWe Playどうでしたか?アルバム全体として見ると今までのWeeeklyの作品の中でいちばん好きだったかもしれない。タイトル曲であるAfter Schoolのお気に入りポイントがめちゃくちゃ細かい部分になったのは自分でもびっくりしたけど笑。
2021年は女性グループの勢力図が大きく変わる可能性が高いと思う。IZ*ONEの活動がついに終了。MAMAMOOとRed Velvetの2組も7年目を迎える。どうなるかわからないが2021年のK-Pop界はトップ層が3組もいなくなる可能性があるのだ。
今回のブログはWeeeklyがメインなのでトップ層は一旦置いておいて若手で考えてみよう。若手はIZ*ONEとITZYがエースとしてK-Popを引っ張っている。IZ*ONEが解散することで単純にITZYの1強になるとは考え難い。絶対に台頭する若手グループが登場すると思う。LOONAの勢いが凄いが韓国人気というより海外人気の方が強い印象がある。というわけでまだ抜けた存在というわけではない。誰が空いた椅子を奪いにくるのだろうか。
Weeeklyはメインストリームに上がれるポテンシャルが高いと思う。幼さが抜けてきたらビジュアルの良さを生かしてファッション方面にも進出できると思うし。パフォーマンスも面白く自分たちのスタイルだって確立し始めてきている。デビューが2020年6月30日ということでまだまだ新人。ということはライバルはIZ*ONEが解散して新しく自分たちの事務所で組んだグループになるかもしれない。TRI.BEやPURPLE KISSなど注目のグループも今年デビューした。EVERGLOWのような2019年組もいる。若手ではないけどBrave Girlsがチャートを逆走し1位を獲得。番組にも呼ばれ始め、今めちゃくちゃアツいことになっている。誰が2021を奪いに行くのか?これからのヨジャグルの勢力争いに大注目だ!
今回のブログは以上です。最後にWeeeklyの最新アルバム『We Play』の全曲まとまったリンクを貼っておくので、ぜひチェックしてみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた!
Weeeklyの「We Play - EP」をApple Musicで
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