LEGGOですブログ | K-POPを主観100%で語る

ヒップホップ好きが気づいた時にはK-Popに夢中になっていた件。

STAYCがASAPでカムバ!渋いビートも可愛く乗りこなす全てが揃った大型新人

事務所の代表に作曲家、テレビ局など韓国アイドルのプロデューサーも様々

 

毎月のように何かしらのグループがデビューしている韓国のアイドル業界。ここ数年で外国人のK-Pop参入もどんどん増えていっており、ここ数年でデビューしたグループには事務所の大小関わらず外国人メンバーが所属している可能性がかなり高い。ITZYのような国籍が全員韓国というグループが大手事務所からデビューしているのが珍しく感じるほどに。

 

メンバーの多様化が加速しているが、それと同時にグループの個性も多様化している。第2世代や第2.5世代に分類される女性アイドルたちがどんどんセクシー路線だらけになっていくという時代があった。HELLOVENUSの急なキャラ変更が特に印象的で、この時代のグループたちと今のグループを比較すると個性の幅が全然違うことがわかるだろう。1つのジャンルで頂点を奪い合っているのも面白いし、様々なジャンルで戦い合っているのも面白いのでどっちがいいとかは特にないけど、まあいろんなグループがいた方が楽しみ方の幅も広がるのでいいよね。

 

 

多様化を加速させた1つの要因としてグループを作っている側の幅も広がったことが大きい。事務所が練習生を育ててグループとしてデビューさせるというのが王道のパターンで昔も今もいちばん基本のルートであることは変わらない。パク・ジニョンやイ・スマンのような事務所の代表的な人物がプロデュースしていることが多い。

 

ある時代から一気に増えたのがサバイバル番組。TWICEのSIXTEEN、SEVENTEENSEVENTEENプロジェクト、MONSTA XのNO MERCYなど現在のスーパースターたちもかなりの確率でサバイバル番組がきっかけ。事務所の練習生同士を競わせることでデビュー前からメンバーに感情移入をすることができるので、普通にデビューしたグループとはスタート地点が全然違うことになってくる。また他のグループのMVなどに練習生時代にカメオ出演させておくことで、あの子がサバイバルに出るの?みたいな話題の作り方も可能。裏で行われていた「誰をデビューさせるか」という事務所の方針決定をエンターテイメントとして表に出すということを行なった。

 

いちばん勢いと知名度があるサバイバル番組はPRODUCE 101シリーズだろう。大人気コンテンツになったプデュは韓国を飛び出し、中国や日本でも行われるようになった。サバイバル番組として同じ括りに当てはめてしまいそうな印象があるが、SIXTEENなどとは決定的に違う点がある。それは様々な事務所から候補生を集めているということ。JYPの練習生同士を戦わせてJYPのパク・ジニョンが判断しデビューするメンバーが決定する過程をテレビ局が放送しているのがSIXTEEN。つまり基本はJYPということ。

 

それに対してPRODUCE 101は様々な事務所の練習生たちが様々な経歴を持つ審査員が判断し、ファンが投票するというシステムだった。それをまとめているのがMnet。つまりプデュでデビューしたI.O.Iはテレビ局が自ら作ったアイドルということになる。同じMnetで放送されていた番組でも種類が全く違うのだ。ちょっと違うけどファッション業界で言うところのファクトリーブランドみたいな感じだろう。知識もコネも人材もあるし、もうテレビ局自身がアイドル作っちゃっていいんじゃね?的な感じで。

 

 

この事務所自家栽培による王道パターンとサバイバル番組が目立っているが、忘れちゃいけないパターンがある。それは作曲家自身がプロデュースするアイドル。最近チャートを逆走したことで話題になったBrave Girlsの所属事務所はBraveエンターテインメント、プロデュースはBrave Brothers(勇敢な兄弟)ということで様々なアイドルに楽曲を提供していた人物が作ったアイドルになっている。シンサドンホレンイのプロデュースによって誕生したEXIDやTRI.BEもこのパターン。BLACKPINKだってヤン・ヒョンソクという歌手活動をしていた人に見出されたメンバーたちが、TEDDYというプロデューサーによって生み出された楽曲をいつも歌っているので作曲家が生み出したグループと言えなくもない。

 

 

このように新人グループのデビューの仕方もどんどん広がっている。他に比べるとパターンこそ少ないが、芸能事務所とサバイバル番組がどんどん増えていることで多様化の道は止まらない。今回カムバックを紹介するのは作曲家がプロデュースしたパターン。韓国で様々なヒット曲を生み出していたBlack Eyed Pilseungが自主制作したガールズグループ『STAYC』だ!

 

 

 

 

 

 

STAYC(ステイシー)ってどんなグループ?

 

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Photo by Twitter(@STAYC_official)

 

デビューシングルとなったStar to a Young Cultureも実は買っていたのだが、このブログでしっかりとSTAYCを紹介したことがなかったので、簡単にグループやメンバーの紹介をしていこうと思う。写真は今回のカムバックのものの中からお気に入りをチョイス。

 

STAYC(日本語: ステイシー, 韓国語: 스테이씨)は2020年11月12日に1stシングルアルバム『Star to a Young Culture』でデビュー、グループ名の由来がそのままアルバムのタイトルになっている。事務所はHigh Up Entertainment。

 

 

プロデュースしているのはBlack Eyed Pilseung(ブラック・アイド・ピルスン)

 

STAYCをプロデュースしているのはチェ・ギュンソンとラドの2人からなるBlack Eyed Pilseung(ブラック・アイド・ピルスン)。彼らは2014年から活動をしており、数多くの名曲を生み出している。タイトル曲を作ることも多くあり、想像以上にK-Pop界の重要人物である。

 

 

Black Eyed Pilseungの作品

 

ここで彼らが手がけた名曲をいくつか紹介しておく。あなたのお気に入りの作品も実は彼らが手がけていたかも?

 

SISTAR - Touch my body (2014)

 

 

夏の支配者であるSISTARの代表曲の1つであるTouch my body。これがブラック・アイド・ピルスンの最初の作品というんだからびっくり。他にもI Like ThatやLonelyなどSISTARの作品に加え、ヒョリンのソロ曲なども手がけている。

 

TWICE - Like OOH-AHH(OOH-AHH하게) (2017)

 

 

TWICEのデビュー曲であるLike OOH-AHH(OOH-AHH하게)もブラック・アイド・ピルスンの作品。Cheer Up、TTと3曲連続してプロデュースをしており、初めてパク・ジニョンがTWICEのために書き下ろすことになったSIGNALまでの初期三部作を全て手がけたことになる。またLikeyとFancyも手がけており、現在のK-Pop界のトップランカーであるTWICEのタイトル曲を5曲もプロデュースしているってかなりすごいこと。STAYCが好きというONCEも多いのでは?

 

CHUNG HA - Gotta Go (벌써 12시) (2019)

 

 

グループが連続したので最後はソロアーティストをご紹介。PRODUCE 101でデビューに出演しI.O.Iのメンバーへ。解散後はソロとして大活躍しているチョンハのGotta Goもブラック・アイド・ピルスンの作品。

 

他にもTeen Top、Miss A、GOT7、Apinkなど数多くのグループの曲を手がけており、カムバックのメインとなるタイトル曲を作ることも多い。またブラック・アイド・ピルスンを結成する前はチェ・ギュンソンとラドの両者ともシンサドンホレンイとともに裏方に参加しており、4 Minuteやヒョナ、T-ARA、BEASTなどの作曲にも携わっていた。

 

 

そんなヒットメーカーがプロデュースしているグループがSTAYCということでK-Popファンにとっては絶対に無視できない存在。

 

 

メンバー紹介

 

ここからはメンバー紹介をしていこうと思う。順番は年齢順。オブジェクトというイメージカラー的なものが設定されているが、どのように影響してくるのかは今後のお楽しみというところか。

 

 

Sumin(スミン)

 

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Photo by Twitter(@STAYC_official)

 

チームの最年少Sumin(日本語: スミン, 韓国語: 수민)で本名はぺ・スミン。2001年3月13日生まれの韓国出身。オブジェクトは水。グループのリーダーを務める彼女は元々PRODUCE 48に出演する予定だった。Apinkなどが所属するPlan Aエンターテインメントで練習生としてのキャリアがスタート、VICTIONのリアリティーショー『Me7Nam』などに出演した経験がある。ブラック・アイド・ピルスンがApinkの楽曲を数多く手がけているので、そこからの流れでHigh Upエンターテインメントに移籍してSTAYCのメンバーになったのかな?と思う。

 

 

Sieun(シウン)

 

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Photo by Twitter(@STAYC_official)

 

2番目に紹介するSieun(日本語: シウン, 韓国語: 시은)は本名パク・シウンで、2001年8月1日生まれの韓国出身。オブジェクトは岩。『Happy Together』や『ジャングルの法則』という人気のテレビ番組に出演した経験のあるシウン。2014年から子役として活動しており、数々の韓国ドラマに出演した経歴あり。STAYCの人気がどんどん上がれば女優としての活動も見られるかも?JYPエンターテインメントに2017年に入社し、練習生として活動をしていた。やっぱ自分たちが仕事をした会社の練習生をブラック・アイド・ピルスンが引っ張ってきてね?笑

 

 

Isa(アイサ)

 

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Photo by Twitter(@STAYC_official)

 

3人目のIsa(日本語: アイサ, 韓国語: 아이사)は本名がイ・チェヨン。2002年1月23日生まれの韓国出身。オブジェクトは影。2018年3月にHigh Upエンターテインメントに入社。ついにどっかから引っ張ってきたパターンじゃなくなった笑。ちなみにHigh Upの練習生第1号。1発目から可愛い子をしっかり捕まえた事務所に拍手。

 

 

Seeun(セウン)

 

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Photo by Twitter(@STAYC_official)

 

続いてはSeeun(日本語: セウン, 韓国語: 세은)で本名はユン・セウン。2003年6月14日生まれの韓国出身。オブジェクトは光。Plan Aで練習生をしていた経験があり、現在のWeeeklyのメンバーたちとともに過ごしていた。High Upに移籍後STAYCのメンバーとしてデビュー。今回のカムバックの写真ではわかりにくいけど、fromis_9のナギョンに似ていると自分の中では話題。

 

 

Yoon(ユン)

 

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Photo by Twitter(@STAYC_official)

 

次に紹介するのはYoon(日本語: ユン, 韓国語: 윤)で本名はシム・ジャユン。2004年4月14日生まれの韓国出身。オブジェクトは金属。チーム内でいちばん身長が高い。BIGBANGのスンリやKARAのハラ、BTSのJ-Hope、IZ*ONEのイェナなどを輩出したJOY DANCE x PLUG IN MUSIC ACADEMY出身。

 

 

J(ジェイ)

 

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Photo by Teitter(@STAYC_official

 

最後はSTAYCのマンネであるJ(日本語: ジェイ, 韓国語: 재이)のご紹介。本名はチャン・イェウンで2004年12月9日生まれの韓国出身。オブジェクトは風。低音ボイスが特徴的でSTAYCのどの曲でもジェイのバースは目立っている。歌っただけで曲に幅が出てかっこいい。少女時代のユナやITZYのリアに似ているという話があるみたいだが、セウンのナギョンの方が圧倒的に似ていると思う。

 

 

以上がSTAYCのメンバーでした。全員のビジュアルがいい上にブラック・アイド・ピルスンというK-Pop界の重要人物がプロデュース。デビューして半年も経っていないグループだが、いつ爆発的に人気が出ても不思議ではない。

 

デビューシングルであるStar to a Young Cultureの限定特典が渋谷のタワレコで販売された際は予約が集まって一般販売分はなし、再入荷の際も速攻で売れて結局予約なしで限定特典を手に入れるのは困難になっていた。一部のK-Popファンからはすでに支持されているようだ。

 

 

前置きが長くなりましたが、そんなSTAYCの新しいアルバム『STAYDOM』を今回は紹介しようと思う。

 

 

 

 

 

STAYC - STAYDOM

 

 

今回のSTAYDOMはシングルアルバムということで、新曲3曲+SO BADのリミックスという内容になっている。韓国アイドルがいつも出すHighlight Medleyは普通ビートのみか曲をそのままというスタイルなのに対して、STAYCはボーカルだけという珍しいパターンだったのがすごく印象的だった。結構攻めてるよね。

 

 

1. STAYC - ASAP

 

 

1曲目から今回のタイトル曲であるASAPが登場。軽めの印象のイントロにに対して、歌い出しがジェイという低音ボイスのメンバーから始まるのにプラスして音も重みが出るのが面白い。「STAYC girls it's goin down」というセリフの通り始まる感じがするし。またセリフ系で言うと2番のジェイのラップのバースに入る前にみんなで「J」と叫んでいるのもめちゃくちゃかっこいい。そこからの低音ボイスも効いてるし。歌うだけでアクセントになるのほんとすごいよね。

 

ASAPでいちばん好きな部分は普通にサビで、キラキラ感が増すビートもシウンとユンの歌もめちゃくちゃ可愛いしかっこいい。最近の曲の中でいちばん好きなサビかもってレベルで。サビ終わりの間奏も注目でダンスやビートの感じがヒョナのBubble Pop!を連想させる。ブラック・アイド・ピルスンを結成する前にシンサドンホレンイのサポートとしてヒョナのBubble Pop!に裏方として実際に参加していたこともあるので、ちょっとオマージュしてんのかな?と思っちゃう。他にもヴィンテージK-Popムーブを感じるダンスがちょくちょく入ってくるので、現代の曲なのに懐かしさも感じで変な気持ちになる笑。

 

現代のK-Popによくあるいい意味でのうるささがないのも特徴。結構ミニマルで無駄な要素がないビートだよね。引き算をしっかりしているので1つ1つの音やボーカルが目立っている。自分が好きなサビ始まりの音もこのおかげで目立っている感じがするし。

 

ハードさもあって実はかなり凝ってるのに、全体の印象がいい意味で完全に単純に可愛い!と一言でまとめられるASAPはかなり渋い1曲だ。

 

STAYCの"ASAP"をApple Musicで

 

 

2. STAYC - SO WHAT

 

STAYCの"SO WHAT"をApple Musicで

 

チルっぽい歌モノでゆったり聴ける1曲。2番のジェイのラップがオートチューン強めで効いてて面白い。ショーケースで披露してたんだけど、シンプルでアイドルらしいダンスも曲に合っててよかった。まだそこまで聴いていないのでわからないけど、噛めば噛むほど的なスルメ曲になりそうな雰囲気がある。目立つタイトル曲と渋めのB面の曲という構図がなんとなくOH MY GIRLのDolphinに似た印象。なのでタイトル曲であるASAPよりSO WHATの方が好きな人がじわじわ増えてきそう。

 

 

3. STAYC - LOVE FOOL

 

STAYCの"LOVE FOOL"をApple Musicで

 

SO WHATのことをチルっぽいとか言ったけど、次の曲がさらにチルっぽかった笑。流れていくメロディーと心地のいいリズム、そしてギターの音も落ち着きを与えてくれる。アコースティックっぽくも出来そうだが、そこまで振り切っていないバランス感がすごくいい。ラストのサビ前のみんなで合唱するパートが効いてて渋いよね。

 

 

4. STAYC - SO BAD (TAK Remix)

 

 

以前にパフォーマンスを披露したことがあるSO BADのTAK Remixが音源化。こういう特別バージョンを歌番組などで披露するグループは多いが、STAYCのようにしっかりとリリースするグループってかなり少ない。パッと思いついたのがBLACKPINKのSo Hotのリミックスぐらい。動画で見るのもいいけど、やっぱりしっかりとした音で聴きたい派な自分にとってはこういう心遣いはありがたい。人気者のTAKがリミックスしているというのも注目ポイントだ。

 

STAYCの"SO BAD (TAK Remix)"をApple Musicで

 

 

 

 

 

ビジュアル、楽曲、ダンスの3拍子が揃ったSTAYCは2021年躍進するのか?

 

STAYCの簡単な紹介とSTAYDOMのレビューは以上です。ブラック・アイド・ピルスンというK-Pop界で有名な作曲家がプロデュースしているということで楽曲の安定感は抜群、そしてメンバーのビジュアルもすごくいい。さらにダンスアカデミー出身者も多いということでダンスも得意にしている。STAYCにはK-Popのアーティストとして必要な要素が集まっているのだ。K-Popのグループって2作目をリリースしたタイミングでバラエティ番組などにどんどん出演し始める印象があるので、今回のカムバからSTAYCが本格的に動き出すかもしれない。

 

ヒットするための下地はしっかり出来ていると思う。2021年はSTAYCが躍進するのか楽しみだ。

 

 

 

最後に今回のシングルアルバム『STAYDOM』の全体のリンクを貼っておきます。ぜひ聴いてみてください。次回のブログで会いましょう。ではまた!

 

STAYCの「STAYDOM - EP」をApple Musicで

 

 

 

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