fromis_9のWE GOで感じる夏。9 WAY TICKETは前回から続くプロミの理想の物語

5月17日はK-Popファンにとって大注目の日

 

ガールズグループのカムバックがアツい!2021年5月は新人からベテランまであらゆるジャンルの女性アイドルがカムバックを予定しているのだが、中でも17日は大注目の日だ。

 

アイドル学校というオーディション番組から生まれたfromis_9(プロミスナイン)。日本でも積極的に活動、サイコだけど大丈夫という人気韓国ドラマに出演していたギュリが所属している。AKB48に所属しPRODUCE 48に挑戦した高橋朱里がジュリとして活動しているRocket Punch。ジュリがYouTubeで行なっているJURIFUL DAYSは韓国アイドルがどのようにして過ごしているかを日本語で紹介しているコンテンツで大人気。JO1の無限大を企画でカバーしたことにより最近Rocket Punchのことを知らなかったK-Popファンの目に留まった。最後はaespa。SMエンターテインメントからRed Velvetぶりに誕生したガールズグループでデビュー当時から話題沸騰。超大手が送り出すガールズグループは規模が圧倒的なので見ているだけでも面白い。メンバーのジゼルはSMエンターテインメント初の日本人アイドルだ。

 

LEGGOですブログ: Rocket PunchジュリによるJURIFUL DAYSが革新的すぎて凄い

 

 

K-Popファンとしてはもちろん日本人的な目線で見ても大注目な2021年5月17日。今回のブログで紹介するのはfromis_9。現役韓国アイドルの中で自分がいちばん好きなグループだ。

 

 

 

 

 

 

2021年はfromis_9にとって躍進の年となる?

 

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)

 

5月17日カムバ勢の中で最初に紹介するのがfromis_9である理由は自分が現役でいちばん好きだからというのが大きいが、実はもう1つ理由がある。それは個人的に2021年はfromis_9が躍進する1年になると思っているからだ。

 

 

プロミと同じ事務所のOff The Recordエンターテインメントに所属するIZ*ONEが解散した

 

 

こういうことを書くのはfloverにもWIZ*ONEにも怒られそうだが、決して無視できない事実なので書いておく。自分は両者とも好きだしCDとかも買ったことがあるので決してアンチではないのでよろしくお願いします。

 

IZ*ONEのダンス動画の場所からもわかるようにfromis_9とIZ*ONEは同じ事務所であるOff The Recordエンターテインメントに所属していた。両者の起源となる「アイドル学校」と「PRODUCE 48」がともにMnetが製作したオーディション番組であり、グループの種類としても放送局が作ったアイドルということで同じ。様々な部分で共通点のある2組だ。そんなfromis_9とIZ*ONEの大きな違いは活動期間。fromis_9は活動期間の制限がなく、バラバラなルーツを持つ練習生を集めたオーディション番組としてはとても珍しい存在になっている。それに対してIZ*ONEは先日解散したことからもわかる通り、最初から活動期間の終わりが決まっていたグループだ。コロナにも関わらず延期などせずにしっかり予定に従って終わったことからもわかる通り、最初の契約の段階でしっかり終了することが決まっていたはずだ。

 

終わりが決まっているなら、それまでに稼ぐのは当然。アイドルという人間を商品として考える業界、そんなところで感情論に流されてゴタゴタしているのはもったいない。事務所がIZ*ONEに力を入れていたのは明らかだ。しかもIZ*ONEの場合は日本ですでに名の知れていたメンバーが所属しているし、韓国人だけでなく日本人の安定したファンも見込めた。デビュー当時から稼げる市場が2つも用意されているなんて、他の韓国アイドルにはない大きなアドバンテージだ。どちらのグループを軸にするかビジネス的に考えたら全員がIZ*ONEと答えるだろう。fromis_9とIZ*ONEはほぼ同時期に日本で初単独のイベントを行ったが、その後の勢いなどはIZ*ONEの方が圧倒的。fromis_9の正式な日本デビューはコロナの影響で延期となった。韓国でも明らかにIZ*ONEの方が事務所は推していたし、ファンの数も多かったのは事実。2020年の活躍を見ると韓国のガールズグループトップ5に入る勢いだった。

 

事務所のプッシュとは別に両者にとってマイナスとなる出来事もあった。サバイバル系の番組といえば怪しい噂が悪い意味で定番となっており、アイドル学校とPRODUCE 48の両方がその影響を受けた。これは勢いに乗り始めていたプロミにとってはかなりのマイナスで、カムバックするのに1年以上かかったことの大きな要因の1つと言える。IZ*ONEもメディア露出しまくっていたのにパタッと消えた時期があった。

 

 

色々あったがIZ*ONEの活動が終了。そうなると自動的にfromis_9のターンになる。外的な要因だし、文章だけ見るとIZ*ONEとfromis_9の両方をけなしているように捉えられかねないが明らかな事実なので書いておく。K-Popメディアではなく個人ブログだから書けるような気はするが笑。最初にも言ったけど両方好きだしリスペクトもあります。事務所がプロミを雑に扱ったとかは一切思っていません。YouTubeの更新もすごかったし、カムバックしていなかった時期も露出は普通にあった。コロナがなく2020年の最初の頃に予定通り日本デビューができていたら、FUN FACTORYとMy Little Societyの間に1つ作品があったわけだし。そう考えると1年以上もカムバックしてなかったという印象は少なくとも日本人にはなかったはず。あくまでもIZ*ONEが解散したので、その分のパワーを更にfromis_9に注げられるよね!という話です。

 

 

抜群の音楽性

 

 

外的要因にフォーカスしたし、これから事務所がゴリ押しするんじゃない?的な内容だったのでプロミ関係ないじゃん!って感じだったけど、チャンスを与えられたときにチャンスを掴める用意をしておく必要がある。fromis_9はそこそこ人気のアイドルという立ち位置からオールスタークラスになる準備は整っている。必要なのはきっかけだけだ。

 

まず音楽がかっこいい。アイドル学校といういかにもアイドルって感じの番組から誕生したグループということで、デビュー当時は制服を着たりする日本人アイドルっぽいタイプのアイドルだった。メイクも女性が憧れるアイドルというよりは男性が好きなアイドルって感じで、歌番組での掛け声も男性の声の方が圧倒的に大きかった。そんなアイドルだったけど日本のアイドルと違う部分は彼女たちの音楽性。日本の制服系のアイドルと同じく爽やかで可愛らしい作品が多かったが、ベースはしっかりK-Pop。音楽的なトレンドをしっかり取り入れ、普通の音楽好きでも楽しめる曲ばかり。自分がいちばん好きなDKDKなんて絶妙な方法でトラップを取り入れており、めちゃくちゃハード。

 

制服スタイルをやめ女の子からも憧れられる女性アイドルへシフトチェンジしてからも以前のアイドルらしいキャッチーさは残しつつ、かっこいい曲を生み出し続けている。ガールクラッシュな雰囲気を無理に作ったりせずに、アイドル感溢れるキャッチーさをずっとキープしていることでfromis_9らしいスタイルというものが確立されたように自分は感じる。トレンドの取り入れ方も絶妙だ。一般層に名前が知れ渡るきっかけになったのでLOVE BOMBが支持されている印象だが他の曲もいいものが多く、音楽面で過小評価されているアイドルの1組だと思う。音楽面の準備は万端だ。

 

 

個性的なメンバーたち

 

 

音楽がかっこいいだけだったらApple Musicで満足できるし、見た目が可愛いだけならインスタで満足できる。彼女たちの番組を見て楽しみたい!という気持ちになるには彼女たちの個性が大事だ。fromis_9は個性の部分でも問題なし。全員が違った個性を持っており九人九色とはプロミのこと。またアイドル学校があるのでデビュー前の彼女たちを見ることができるので、各個人への感情移入もしやすい。個性豊かなので全員が揃っている番組も面白いし、公式のYouTubeではカムバ準備中の忙しい時期以外は毎週何かしらのコンテンツを提供してくれる。公式が日本語字幕を用意してくれている上に、日本公式のチャンネルまである。日本のファンにとって入りやすい土壌が作られているのもありがたい。

 

YouTube: Official fromis_9

 

YouTube: Official fromis_9 JP

 

 

メンバーの個性も豊かなので自分的ひとことポイントを書いておこうと思う。誕生日といったいわゆるプロフィールではなく、完全に主観的なものなので「違うでしょ」みたいな意見はあると思うけど、よければ今後プロミをチェックするときの参考にどうぞ。一般的なプロフィールを知りたい方は下のWikipediaから。順番は年齢順で、写真は今回のコンセプトのものから好きだったものをセレクト。

 

Wikipedia: fromis_9

 

 

イ・セロム

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)

 

プロミのキャプテンで最年長のセロム。自分が思う最大の特徴は関節の動き笑。

 

この動画を見てもらうとよくわかると思うが、セロムは体の動きに癖がありすぎる。背骨がまっすぐになっていることが多いし、腕の関節もガチガチでヘニョヘニョ。めちゃくちゃディスっぽく聞こえると思うけど、運動神経が悪そうな動きをしている笑。バスケのドリブルがまりつきになっちゃうパターンのやつ。とにかく癖があるのでどうしても目に留まってしまう。この日のようなメイクバッチリ系のセロムが個人的に好き。

 

主観のひとことポイントってこんな感じです。軽い気持ちでどうぞ。

 

ソン・ハヨン

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)

 

とにかく謎なソン・ハヨン。女の子っぽいところもあれば男の子っぽいところもある。めちゃくちゃ取っつきやすい雰囲気があるのに掴み所がない感じもする。アイドルのプライベートに一切興味がない自分でも普段どんな子なのかめちゃくちゃ気になる数少ないアイドル。動画によってはキャラを作ってくることがあるので余計に惑わせられる。あとめちゃめちゃ細い。

 

チャン・ギュリ

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)


「サイコだけど大丈夫」に出演していたこともあり、最近プロミのファンになった人にとってはいちばん馴染みがあると思われるメンバー。そんな彼女がアイドル学校に挑戦したときはどこの事務所にも所属してなかった、いわゆる素人の状態でデビューしたのだ。本人もその部分に引っかかっており、アイドルとしてデビューしているのにPRODUCE 48に挑戦するという珍しいことを行なった。そういうバックボーンを頭の片隅に置いておきながらギュリの活動を見るのが面白い。そして笑顔がとても可愛い。素人スタートだったからか垢抜けっぷりも凄い。

 

 

このギュリが履いているジーンズは以前BLACKPINKのジェニが着用していて、ブログでブランド名や買えるサイトのリンクを書いたことがあるので貼っておく。気になる方は下のリンクから。

 

LEGGOですブログ: 完全主観!1月のBLACKPINKのファッションベスト5*着用アイテム詳細あり

 

パク・ジウォン

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)

 

プロミの賑やかし担当その1。ジウォンがいるとそれだけで番組の面白さが増す。決してうるさいだけではなく、わかって発言しているのがプロ。彼女系のコンセプトをするときにめちゃくちゃ溜めて喋るのが個人的に好き。もっと事務所がジウォンを推してバラエティに出すべきだと思っている。ふとしたきっかけで一気に人気が出そうなメンバー。

 

ノ・ジソン

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)

 

アイドル学校で1位だったジソン。朝起きてすぐ有酸素に行くし、体を鍛えることにも力を入れているのでフィットネス系の番組にもっと出てもいいと思う。しゃべりのテンポが個人的に好きでMCにピッタリ。どっからどう考えてもいい人そうというのが画面越しでも出まくっている。意外とリアクションが面白いので見逃し厳禁。

 

イ・ソヨン

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)

 

全員好きなプロミの中で私がいちばん好きなのがソヨン。前日の夜に彼氏にフラれたんか?と思ってしまうぐらいテンションが低いときがある笑。1人だけやる気がなさそうに見えることが時々あるので、引っ掛かる人は正直多そう。だが調子がいいときのソヨンはマジで面白い。喋ってよし!リアクションもよし!の無双状態に入るときがある。決め台詞系の発言の上手さはプロミでいちばん。今日は当たりのソヨンかな?ハズレのソヨンかな?という感じでコンテンツを見ると楽しめる。ホームランか三振みたいなバッター。

 

イ・チェヨン

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)

 

プロミの賑やかし担当その2。自分が言ったことや他人が言ったことを拾って、繰り返して発言するのが得意技。ジウォンが自分完結っぽいところがあるのに対して、チェヨンは人をからかうなど他人を巻き込んで話題を広げていく。似ているようで違ったスタイルの賑やかし担当。お好きな方をどうぞ!元々知り合いで仲が良かったジウォンとのトークに夢中になりすぎて、2人だけで盛り上がってることが多々ある笑。

 

友達がアイドル学校のときが放送していたときに「この子めちゃくちゃ可愛いんだけど!」と自分にすごくプッシュしていたという個人的な思い出もある。そのことからチェヨンは女性人気高いのかな?と勝手に思っているが、世間の評価を調べたことがないので不明。一般的なプロミの人気順とかも全く知りません。

 

イ・ナギョン

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)

 

わかりやすくビジュアルがいいのでfromis_9に興味を持ち始めた!という人にとっておきのメンバー。きっかけに抜群。基本元気で明るいのだがごく稀に静かなときもあるので、いい意味でしっかりキャラを作ってるのでは?と個人的に思っている。floverが求めるナギョンの姿を的確に見せてくれるので安定感抜群。ナッコというあだ名の由来もあだ名自体も可愛くて好き。MCが密かに上手い。

 

ベク・ジホン

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)

 

fromis_9に興味がある人でジホンのこと嫌いな人なんていないでしょ!と言えるぐらいある種の象徴であるメンバー。AOAのチョア的な。すごく下手だと思うけど笑顔が最大の特徴でニコニコという言葉がピッタリ。ぶっちゃけ目の前でジホンに笑えば全てがオッケーになりそう。

 

マンネだがお姉ちゃんたちに媚びることもなく普通にズバッと言うが、相手にからかわれたときは全く言い返せてないのがポイント笑。マンネっぽくないけどマンネっぽい。ジホンはまだ高校生!ということを覚えておくと、ふとしたタイミングで驚くことができるので楽しい。

 

 

 

以上が主観ひとことメンバー紹介でした。パッと思いついたことを書いたので、後々考えるともっと書くべきことあったな!となりそうですが参考になれば幸いです。

 

 

 

 

fromis_9 - 9 WAY TICKET

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)

 

前置きは以上にしてここからはfromis_9の新しいシングルアルバム「9 WAY TICKET」のレビューをしていこうと思います。全部で3曲入りでタイトル曲は2曲目のWE GO。なんか色々気になる部分があったので考察も入ります。

 

 

1. fromis_9 - Airplane Mode

 

fromis_9の"Airplane Mode"をApple Musicで

 

ハヨンが雲のような曲と言っていた1曲目のAirplane Mode。そりゃそうじゃん!飛行機って言っちゃってるじゃん笑。今回のアルバムのコンセプトの写真が旅先での風景がモチーフになってたんだけど、ジホンがスタイリングなども含めて1人だけ天界にいるような感じになってたがAirplane Modeにリンクしてたんだね。ちなみにジウォンが作曲に参加しています。

 

1曲目にこういう落ち着いた歌モノを持ってきたのは初めてだが、制服スタイル時代のTo. HeartとTo. Dayを思い出した。タイトル曲をいきなり持ってくるのがプロミ的に流行ってたけど昔はおしゃべりを最初に持ってきたよね。それで2曲目にドカン!みたいな。そのときの雰囲気を思い出した。

 

 

曲としては落ち着いた曲なのだが、実はこのAirplane Modeめちゃくちゃ渋い仕掛けがしてると思う。それはファンクの要素。前回のアルバムであるMy Little Societyではタイトル曲のFeel Good (SECRET CODE)を含めてトレンドのファンクが多く採用されていた。そこだけ切り取ると同じスタイルを継続しただけに感じるかもしれないが、個人的にはもっと深いと思う。

 

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)

 

My Little Societyはタイトル的にもわかる通りインドアというか、小さな枠みたいなものがあった。コロナに合わせたコンセプトとも言えるだろう。それに対して今回は旅がテーマになった9 WAY TICKET。小さな殻を破って外に出ようとしている。そしてマスクを取ろうとしている写真と撮った写真の2種類をTICKET TO SEOULというシリーズで公開していた。その流れがあってから、アルバムの最初の曲に前回に通じるファンクの要素を取り入れたAirplane Modeを持ってくる。伏線回収的な意味もある1曲に感じた。さらにこの曲自体も伏線を生んでいるのだが、それは全ての曲のレビューが終わった後で。

 

 

2. fromis_9 - WE GO

 

 

夏ですね!前回のFeel Good (SECRET CODE)と同じくディスコやファンクがベースの曲だが、今回はベースそのままにもっと振り切ったというか楽しさにステータスを全振りしたという印象。作曲のチームもほぼ同じだったし。プロミ史上で考えてもトップレベルで楽しい曲でガールズグループの元気な夏の曲という言葉がぴったりだ。前回は2番の最初にジホンのラップを持ってきたが、今回はソヨンが担当。曲に関しては特に言うことがない。もうこれで全部説明できたでしょ笑。それぐらい振り切ってるんだもん。

 

 

ただMVに関しては言うことがすごくある。というか伏線を全て回収しに来た。まずはMV全体の話。全部これナギョンが作った映像じゃん!そう実際にプロミが世界中を旅したわけではない。全てフォトショップ的なもので作ったというのがコンセプトである。今回のコンセプトの写真を思い出してみよう。TRAVELERSとして公開されたシリーズは世界各地にプロミたちが行っている写真だったが、実際にその場にいる雰囲気というよりは作られた場所にいるという雰囲気だった。この謎はナギョンが作っていたということで全て解決。実際に旅行をしたわけではなく、旅行をした気分になっていたというわけだ。

 

ここで1曲目のAirplane Modeが掛かってくる。AirplaneではなくAirplane Modeであった意味、つまり飛行機に乗ったわけでなく乗った気分になっていたということだ。どこかに旅行に行きたいというプロミたちの気分をナギョンが映像を作って晴らそうとしてくれているということ。SNSの画面内で起こっていることを強調するシーンがあることからも実際に韓国にいることがわかるし、みんなでZOOMで画面共有をしてナギョンが作った映像を見ているのもそういうこと。もちろん普通に飛行機に乗ったから機内モードという風にも捉えられる。そこからのWE GOだから実際に出かけてるじゃんみたいな。でもそれならAirplaneでも大丈夫な気がする。なので自分は飛行機に乗ってるテンションモードになったという意味と機内モードの2つの意味、理想と現実が出てるのかなって感じた。SICKO MODE的な意味合いでのMODE。ちょっと深く考えすぎな気はするけど。

 

夢中になってるからfloverからの電話もギュリは切っちゃうよね笑。9 WAY TICKETというやりたいことや行きたいところがバラバラな要望をまとめて作られたのがWE GOのMV。だからこそ直球な曲。見ている自分たちも旅行気分を味わえる。つまり神。

 

fromis_9の"WE GO"をApple Musicで

 

 

3. fromis_9 - Promise

 

fromis_9の"Promise"をApple Musicで

 

Airplane ModeとWE GOがプロミたちの理想を語った曲ならば、Promiseは現実の歌だろう。コロナが落ち着いたら一緒に旅行に行こうね!的に捉えることができ、理想を約束にしようというプロミの意思を感じられる。またfloverたちと一緒に旅しよう、つまりこれからも頑張るのでついてきてきてね!的なメッセージも感じられる。

 

fromis_9が遂にPromisという大事な言葉を使用した、そして9 WAYというアルバムのタイトルということで不安を掻き立てられるのはめちゃくちゃわかる笑。急に解散するのがK-Popだし。ただ自分の考察が正しければめちゃくちゃポジティブなアルバムだし、最後にPromisという曲を持ってきたのはかなり最高だったと思う。ってことで不安は一切なし。まあ完全にバイアス入っちゃってるけど笑。

 

 

 

 

 

My Litte Societyから9 WAY TICKETに繋がる1つの物語

 

 今回のアルバムのレビューは以上です。さらっとアルバムを聴いただけで、色々引っかかっちゃったので珍しく考察も書いてみました。というわけでまとめます。文章力の無さから伝わりにくい部分も多いと思いますが、みなさんの読解力信じます笑。

 

 

9 WAY TICKETやWE GOのMVからの考察まとめ

 

My Little Society

 

  • 自分の世界でも気分はいいぞ (Feel Good (SECRET CODE))
  • コロナの影響もあるし、家で自分の時間を過ごすことも多くなった。まあ余裕で楽しめるけどね (Mulgogi)

 

アルバムとアルバムの間

 

  • 前回の最後のアルバムで家にいる私は伸び伸び過ごせるって言ったけど、流石に外に出たくなってきたし旅行したくなってきた
  • ちょっとソウル市内を出かけてみよう (コンセプト写真: TRAVEL TO SEOUL)
  • やっぱ海外行きたい!みんなどう思う?
  • 旅行したいけど無理だしな。よしちょっと秘密のもの作ってくるから待ってて。完成したらZOOMしよ
  • ちょっとやりたいことあるんだけど、ジウォン作詞して

 

9 WAY TICKET

 

  • 曲出来たよナギョン!旅行気分味合わせるぞ (Airplane Mode)
  • もうすぐ完成する!fromis_9のみなさんZOOMのルームに入ってきてください (WE GO冒頭)
  • アニョハセヨ。何やってんの (WE GO冒頭)
  • みんなビビりやがれ!ナッコ様が旅行に連れて行ってやる! (WE GO楽曲スタート)
  • すごいじゃん (WE GOメッセージのやりとり)
  • ねぇ!やばいんだけど。電話なんか出てられない (WE GOのギュリ)
  • めちゃくちゃ良かったじゃん。私たち全員が行きたいところにも行けてたし (9 WAY TICKETというタイトル)
  • 実際に旅行したいよね。floverの電話切っちゃったし、全員引っくるめた約束の曲作ろうよ (Promise)

 

これが自分の考える今回のアルバムの考察。もちろん9 WAY TICKET単体だと、旅行に出発してから帰ってくるまでの1つのスタートとして捉えることはできるし、それで間違いない。

 

ただこうやってMy Little Societyと9 WAY TICKETを2部作として捉えることもできるのでは?と言いたい。というかその説を自分は推していきたい笑。

 

*追記

ブログ書き終えてツイッターを見たら、公式がオンライン旅行と言っていました。結構自分の流れが正しい気がしてきた笑。筋通ってますかね?

 

 

音楽面でもしっかり2部作と言える

 

MVなどの妄想だけで考察し2部作というのは根拠がなさすぎると思うが、音楽面でもMy Little Societyと9 WAY TICKETはリンクしている。

 

ディスコやファンクがベースだったMy Little Society、その流れをしっかり取り入れたAirplane ModeとWE GO。タイトル曲通しがほぼ同じチームというのもリンクしている。My Little SocietyではK-Popあるあるのアルバムの最後の曲にバラードを持ってくるというスタイルを採用せずに3曲目に持ってきていた。ラストはMulgogiというアルバムのタイトルをぎゅっとまとめたような楽曲、そして曲の雰囲気も明るかった。1つの作品として締めるというより余韻を残すような楽曲だったことからも、今作に繋げることができるようにしていた可能性はある。それに繋げなかったとしても曲の内容的に大丈夫だし。

 

LEGGOですブログ: fromis_9が遂にカムバック!My Little Societyはファンクばりばりのアルバム

 

 

楽曲的にもコンセプト的にも抜群だったアルバム

 

本来は2部作っぽくする予定はなかったかもしれない。当時も今もコロナの影響がどこまで続くか予想できない。ただそんな状況でも機転を利かして9 WAY TICKETのコンセプトを前作とリンクさせ、上手くまとめたfromis_9はめちゃくちゃすごいと思う。単純に内容を繋げただけでなく、世界的な情勢や人々も気持ちまでリンクしているのだから。

 

自分の考察が正しいかはわからないが、めちゃくちゃ綺麗にまとまったので自分はこれを押し通す笑。私の考察はどうだったでしょうか?

 

ってか考察とかどうでもいいぐらいにWE GOが最高だったので間違っててもいいや。

 

 

 

今回のブログは以上です。通常のレビューにプラスして、勝手なプロミひとことポイントやMVやアルバムの考察までがっつり書く結果となってしまいました。2021年はfromis_9の躍進の年となるはずなので、みなさんカムバ楽しみましょう。最後にアルバム全体のリンクを貼っておきます。ではまた!

 

fromis_9の「9 WAY TICKET - Single」をApple Musicで

 

 

 

 

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