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BLACKPINKリサがソロデビュー。Lalisa Manoban、ここにあり!【LALISA】

BLACKPINKから3人目!遂にリサがソロデビュー

 

あれからどれだけの時が経っただろうか。2018年11月12日にBLACKPINK(ブラックピンク)のメンバーであるジェニが「SOLO」をリリース、これを皮切りにどんどんソロプロジェクトが始動していくと思われていた。だかそれ以降はBLINKたちが想像していたものとは違い、ソロプロジェクトの動きは見られず、YouTubeSNS、VLIVEなど様々な媒体で「Rose Solo Please」みたいなコメントが書き込まれていた。荒らしと言えるぐらいのレベルで書き込まれたこともあり、なかなかプロジェクトの続きのアナウンスがされないことでストレスが溜まっているBLINKたちもいた。

 

そんなソロプロジェクトの状況であったが、2021年になって一気に加速、ロゼのソロ曲である「On The Ground」がやっとリリースされたと思ったら、リサとジスが続く形でソロデビューするという公式アナウンスが行われた。やる気あんの?と思われていたソロ曲が2021年どんどんお目見えされていく。

 

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Photo by Twitter(@ygent_official)

 

そして2021年9月10日、ブルピンから3人目となるリサのソロデビュー曲「LALISA」がリリースされた。彼女の本名であるLalisa Manoban(ラリサ・マノバン)をそのまま利用したタイトルトラックはまさにリサらしい1曲に仕上がったのか?早速リサのソロ曲をチェックしていこう!

 

 

 

 

 

 

LISA - LALISA

 

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Photo by 벅스(https://music.bugs.co.kr/album/4064789?wl_ref=M_contents_01_04)

 

今回はロゼと同様にソロ曲が2曲、CDなどではそれぞれのインストが付いて4曲入りとなっている。プロデュースにはYGエンターテインメント、特にBLACKPINKではお馴染みのTEDDYやR.TheeなどTHE BLACK LABELの面々。そして外部のプロデューサーとしてBLACKPINKの様々な楽曲を作ってきたBekuh Boomも作詞と作曲に参加。

 

 

ジェニのS、ロゼのO、そしてリサのL

 

曲のレビューに入る前に1つだけ。今回のリサのシングルが「LALISA」であることで、1つのことがほぼ確定した。それはBLACKPINKのソロのタイトル曲に関係することで、

 

  • ジェニが"S"OLO
  • ロゼが"O"n The Ground
  • リサが"L"ALISA

 

という風にS、O、Lと続いている。ここから浮かび上がってくる単語はSOLO、つまりBLACKPINKの"ソロ"プロジェクトのタイトル曲の頭文字を繋げると"SOLO"になるのでは?ということだ。つまり次にリリースされるジスのソロデビューのタイトル曲がOから始める可能性がかなり高い。まあこれは公式がアナウンスしたわけではないのだが、偶然にしては出来過ぎなので狙っていると考えて、ほぼ間違いないだろう。リサのタイトル曲がLから始まったことで急に浮かび上がった説、せっかくなので最初に紹介しておいた。

 

 

1. LISA - LALISA

 

 

1曲目は今回のタイトル曲で彼女の本名がそのまま使われたLALISA。

 

 

みんなが想像するアジアの近未来感を意図的に演出

 

日本人ならMVの冒頭部分に登場した「エレクトロ」の文字が間違いなく目に留まっただろう。実際の日本では絶対にありえないエレクトロという看板だが、こういう世界観は近未来を舞台にした映画やゲームでよく登場する。こういう普通じゃ考えられないようなカタカナの看板が出てくることで、一気にCyberpunk 2077のような世界観が演出される。他にもタイ語、中国語、英語などアジアやその他の国の看板が急に出てくることで、文化がミックスされた未来っぽさも感じる。

 

BLACKPINKが所属するYGエンターテイメントは昔から海外の市場にもかなり積極的で、そっち方面のプロモーションに力を入れていた。なので日本人のスタッフも必ずいるはずだし、日本語がわかる韓国人もいるだろう。そんな会社のアーティストのMVで「エレクトロ」という日本人からすると意味不明な看板が間違いで登場するわけがない、よって意図的にこの文字にしたということが考察される。つまりこの変なカタカナを使うことで欧米などの人たち、日本人以外のみんなが近未来を想像するときに登場しがちな世界観というものを投影したことになる。このMV冒頭のわざとらしいアジアの近未来感が個人的に結構好きだった。

 

 

あとこのエレクトロのシーン、よく見ると左右のお店のショーウインドウの中でダンサーたちが踊っているの面白い。初めてMVを見たときはリサとエレクトロの文字に持ってかれて、全く気づいてなかった笑。

 

 

ヒップホップ強めなリサらしい1曲

 

リサといえばダンスをいちばん最初に思い浮かべる人も多いだろう。ただそれと同じぐらいのレベルで思い出されるのがラップだ。

 

ジェニとリサの2人がBLACKPINKではラップを担当しているイメージだが、意外とジェニがラップをする機会は少ない。特に最近の楽曲ではヒップホップ色が強いスタイルというよりは、彼女たちなりのポップス感というものを表現しているように思われるので、がっつりトラップで攻めてます!みたいな印象の曲も少なくなってきた。そんな最近のブルピンだが、今もがっつりラップを披露し続けているのがリサだ。タイトル曲でも収録曲でもリサ専用のラップのバースを作っている作品が多く、初期の頃からイメージがいい意味で全く変わらない。

 

そんなわけで低音ががっつり聴いたビートに仕上がっており、これまでのBLACKPINKの楽曲の中でもトップクラスでヒップホップの色をダイレクトに感じやすい。LALISAと連呼するのもものすごくヒップホップ的。

 

実は意外とヒップホップ的なK-Popから離れている?

 

そんなヒップホップ色が強めな1曲だが、一般的なK-Popのアーティストとは違った1面がある。それはわかりやすいトラップのノリをしていないこと。最近では少し落ち着いてきたが、ここ数年のガールクラッシュなK-Popといえばトラップを取り入れるのが基本だ。aespaのBlack MambaやEVERGLOWのBon Bon Chocolatなど、ヒップホップのテンションが強いガールクラッシュの曲ではトラップ的なハイハットがなりまくっている確率がかなり高い。

 

そんな中、リサのLALISAは例に挙げた2曲と同等かそれ以上にヒップホップ色が強いのに、いわゆるって感じのトラップ的な連続するハイハットの音が鳴っていない。登場するのはビートが変化した後半部分ぐらいのみで、普通なら入れたくなる部分でもトラップらしいハイハットは使用されていない。これだけ低音のインパクトが強くてヒップホップ的な音自体はかなり使われているのに、現代のヒップホップの最も象徴的な音が抑えられているのは面白い。他の韓国アイドルたちはヒップホップ的な曲じゃなくても、この音を採用しまくっているのに。

 

 

DDU-DU DDU-DUやKill This Loveでは積極的にハイハットを採用していたが、How You Like Thatでは完全にアクセント的に使われていた。興味がない人だとどれも「ヒップホップ」と思うかもしれないが、このようにBLACKPINKのタイトル曲の中だけでも、彼女たちのヒップホップというものは徐々に変化していっている。なのでLALISAはリサらしいしBLACKPINKらしい曲だけど、他の韓国アイドルたちのヒップホップ的な曲とは全然違うK-Pop!という風に自分は思った。

 

YGエンターテイメントの先輩であるBIGBANGのGD&T.O.PによるZUTTERもものすごくヒップホップだったけど、リサとは違って超トラップだった。6年も経てば、そりゃ変わってくるよね。

 

 

リサの出身地であるタイを感じる要素

 

ジェニのソロ曲は彼女のスタイルを表したかのようなミニマルだけどハード、それでいてエレガントな1曲。ロゼの場合は韓国とニュージーランド二重国籍者であり、オーストラリア永住権を保有しているというバックグラウンドを感じさせる全編英語の歌詞で作られた歌モノ。そして今回のリサは、彼女の象徴的なスキルの1つであるラップとヒップホップ的な要素、そしてタイを感じる要素だ。

 

リサが率先して取り入れたというタイの衣装や伝統舞踊に動き、How You Like Thatのラップパートを思い出させてくれるようなサウンドもどこかワールド系の音楽を感じさせてくれる。音楽で他の国の文化を取り入れると「文化の盗用」みたいな感じでバッシングを受ける機会が多い。たまにドレットをするアジア人ってどうなの?みたいな意見も出るぐらいだし。それぐらい人種や国のカルチャーを表現することはデリケートなのだが、リサという生粋のタイ人がK-Popというジャンルで自分の国を表現してくれることはファンとして嬉しい要素しかない。

 

 

LALISAというタイトルの持つ意味

 

今回の楽曲ではリサという人間のキャラクターが本当にたくさん出ていた。ヒップホップ的なノリ、タイの要素、そしてMV冒頭の意図的に作られた近未来的なアジア。まさにリサの人間として、そしてアーティストとしてのベースとなっている部分をLALISAから感じられた。そしてそれをアジア圏以外の人がイメージするアジアの近未来的なセットを用いることで、アジア人であるということを強くアピールしているように感じた。

 

これまでもコンサートのソロステージなど、リサのみの空間を作るときに「Lalisa Manoban」という本名を全面に出すことがあった。それだけ以前から自分という人間を表現することに強いこだわりがあったのだろう。そういう経緯を踏まえた上で、このリサらしい1曲を聴くとBLACKPINKのメンバーとして応援してきたリサを深く感じるというか、感慨深いものがある。これまでのキャリアを振り返ってみると、ソロデビューのタイトル曲の名前はLALISAしか考えられなかっただろう。そしてK-Popのスタートして知られるBLACKPINKのリサという現在の立ち位置があるからこそ「What's my name?」と、この曲を聴いた人に問いかけるような歌詞も生きてくるものだ。

 

MVの長さはリサの誕生日に合わせて3分27秒

 

 

曲のタイトルだけでなく、MVの時間にもこだわりが感じられる。リサの誕生日である1997年3月27日に合わせて3分27秒になっている。自身のLalisa Manobanという名前と同様に誕生日である3月27日にもこだわりを持っており、写真集のタイトルを「0327」にしたり、限定のフィルムカメラを27個だけ作ったりと結構これまでも掛けてきた。そんなリサのソロ曲のタイトルがLALISAでMVの長さが3:27って、もうリサによるリサのための曲でしかない。

 

 

ソロデビューの順番は年齢順でもなく、練習生の期間順でもなくランダム。最初にタイトル曲の頭文字が「SOLO」となるように考えたのであれば、Lの部分がリサというのはジェニを最初にデビューさせることよりも、3番目にリサがデビューということの方が先に決まっていたのでは?と思ってしまうぐらい、ぴったりな1曲目のLALISAでした。

 

LISAの"LALISA"をApple Musicで

 

 

2. LISA - MONEY

 

LISAの"MONEY"をApple Musicで

 

1曲目のLALISAでは「タイ出身のK-PopアーティストであるBLACKPINKのリサ」がベタと言えるぐらいに直球に表現されていたが、2曲目ではヒップホップのベタ中のベタと言えるMONEY(お金)を題材にしてきた。直球すぎるタイトルたちでリサの溢れる自信と堂々とした姿を表現したわけだ。ちなみに歌詞はすべて英語。

 

 

まるでダークな雰囲気とピアノで感じる90年代のヒップホップっぽさ

 

 

初めてMONEYを聴いたときに「どこかで聴いたことがある気がするぞ」と思った。結局それが何なのかはブログを書いている時点では思い浮かんでいない。ただこんな感じのスタイル!というのは思いついた。それは90年代のヒップホップで、上に貼ったMobb DeepのSurvival of the Fittestのようなヒップホップが持つダークな雰囲気、そしてそれとは対照的なピアノの音、そして耳に残るわかりやすいメロディー。こういうヒップホップの要素を現代風に昇華したのがMONEYだと思った。低音に対するメリハリとしてピアノの音が使われているため、ハイハットの音を抑えているのも現代のヒップホップとは違った雰囲気になった要因だろう。

 

 

ダークさと共にある洗練された雰囲気

 

90年代のダークなヒップホップらしさはあるが、リサはあくまでもHip-HopではなくK-Pop。そんなこともあってK-Popらしいビートチェンジもあるし、パフォーマンスを考えてかダンスブレイクのパートもある。また現代っぽい音のチョイスもしっかりしているので古さは野暮ったさはなく、洗練された印象になっている。LALISAもMONEYもヒップホップではあるがHip-Hopではないのはこういうところ。

 

それに対して歌詞はラッパーのノリそのまんまってのが面白い。MVを作るならストリップクラブでお金をばらまいて、そのリサの周りをトゥワークする女性たちで固めて欲しい笑。以前に作ったオーダーのLALISAダイヤモンドネックレスも付けようよ!

 

まるでエディ・スリマンが手がけるCELINEのよう?

 

 

リサがアンバサダーを務め、MONEYの歌詞にも登場するCELINE(セリーヌ)。そんなCELINEのデザイナーであるエディ・スリマンの得意技にヴィンテージのデザインを洗練されたシルエットや生地感に変化させ、現代風にアップデートというものがあるけど、まさにMONEYも同じようなノリを感じた。ディオールオムのエディというより、サンローランとセリーヌのエディって感じ。

なのでリサみたいにCELINEの服を着たいけど高すぎるよ!という人は、古着から元ネタっぽい雰囲気の服を探すと結構近いノリにできるよ。サイズ感は要注意だけどね!

 

 

 

 

 

まさにLalisa Manobanなソロ曲たちだった

 

ブランディングK-Popの歴史で見ても最強クラス、楽曲も固まったメンバーでしっかり作り上げているBLACKPINK。そんなグループがしっかり力を入れているソロプロジェクトなので当たり前なんだけど、リサのソロ曲はまさにリサという作品だった。

 

それほど世界観が確立されているのに、作詞や作曲といった部分にはリサ本人が全く関わっていないというのも面白い。これはリサ自身とBLACKPINKをサポートするチームのビジョンというか、想像する姿が完全に一致していることを意味する。リサ自身が積極的に意見した部分も多いとはいえ、軸となる部分はすべて自分以外の人が担当。それなのにLALISAとMONEYを聴いたBLINKやK-Popファンたちは、まさにリサのソロ曲だったという風に感じる。なんというかさすがという言葉しか出てこない。

 

 

 
 
 
 
 
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リサの魅力の1つといえばダンス!ということで、これから徐々に見られるであろうLALISAやMONEYのパフォーマンスも楽しみである。現時点ではインスタのリールぐらいしかダンスに特化したコンテンツはないが、いわゆるLAのマークでラリサのラを表現したものや、最後の方で登場したスローになる部分など既に気になるポイントはたくさんある。

 

 

というわけで今回は以上です。LALISAのリリースを記念したグッズの販売も始まっているし、カムバの色々も気になるところ。リサのYouTubeチャンネルであるLilifilm Officialの更新もあるかも?また気になったアップデートがあった際はブログにします。最後のBLACKPINKリサのシングル「LALISA」のApple Musicの全体のリンクを貼っておきます。タイトル曲のLALISA、カップリングのMONEY、どちらもかっこいいのでぜひ聴いてみてください。ではまた!

 

LISAの「LALISA - Single」をApple Musicで

 

 

 

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