【10月K-POP】aespaが本領発揮!歴代最高の波をバシッと断ち切り、新人たちが躍動する

歴代最高クラスの次の月、今月の新曲は先月の波を止めることができるのか?

 

本当に2021年9月のK-Popのカムバックは凄かった。好きなグループが勢ぞろいした上に、それ以外のグループもかっこいい曲をリリースしまくり。過去に豊作と表現した月の基準が甘く感じられるほどに豊作となっていた。

 

LEGGOですブログ: 【9月K-POP】歴代最高きた?想像をサクッと超えた韓国アイドルのカムバック大合戦

 

 

そんな当たりすぎる1ヶ月間の勢いは今も続いており、11月末になった今も味が薄くなることはなく、普通に楽しめている作品ばかりだ。11月でもそんな感じなので、10月の段階ではさらに9月のカムバの余韻が残っていた。「今月の色々リリースされるけど、結局先月の曲を聴きまくることになるのかな?」という気持ちで始まった10月、その波を止める楽曲は現れたのか?10月のお気に入りのK-Popを紹介していこうと思う。

 

 

 

 

このブログをアップしたのが11月の末ということで、10月のおすすめ?9月の波がすごかった?え?11月のお気に入り紹介じゃないの?古くない?と思う方もいると思いますが、10月のお気に入りの紹介であってます。単純にアップがかなり遅くなっただけです。すみません。微妙に懐かしい感じで見てください笑。

 

 

 

10月のおすすめK-Pop

 

紹介する順番はリリース順。

 

 

aespa - Savage

 

 

KWANGYAのような謎の言葉をデビュー当時から多用、他のSMエンターテインメントのアイドルの曲でもaespaから生まれた単語が登場したことにより、一気にK-Popファンたちの注目を集めた大注目の新人グループ。大手から生まれたアイドルということ、独自の世界観によってデビュー当時から人気があり、MVの再生回数も億を超えており、同世代だけでなく韓国アイドル全体で考えても上位の位置に存在している感がある。日本でも大人気でウインターの冬子という愛称もファンの中ではすっかり浸透した。

 

ただ自分としてはaespaに対して結構懐疑的な目で見ていた。まずは独自の世界観を出しているっぽい癖して、毎回のように新曲リリースに当たってGUCCIMAZEなど、様々なアーティストたちの作品をパクってるんじゃね?という話題が出ていること。aespa自体は結構好きだけど、常に引っかかる要素があるのは実にもったいない。次に世界観が先行している点。KWANGYAなどの単語がSMのアーティストが新曲を出すたびにツイッターで話題になっているが、基本そういった単語のみが話題になっており、aespaというよりもKWANGYAの方が先行しているように感じた。MYというよりもaespaが生み出した言葉が気になっているのでチェックしている勢の方が多い印象だ。なので再生回数や話題にはなるけど、実際にMYはどれぐらいいるの?と感じていた。

 

それに前作のNext Levelは大ヒットしまくっていたが、他のアイドルがダンスを真似するみたいな口コミ要素による部分も大きかった。ダンスがキャッチーなのに対して曲自体はかなり癖があるので、リリース当時の反応はそこまでだった記憶もある。

 

 

そんな注目されているのは間違いないけど、シンプルな意味での人気はどんなものなの?と自分の中で謎だったaespaが初めてのミニアルバム「Savage」をリリース。初めて聴いたときは何曲か好きな作品があるという感想で、特にトラップを軸にしたR&BスタイルのLucid Dreamはめちゃくちゃ好きだった。ただ全体で考えるとブログでレビューする一歩手前ぐらいの個人的評価だった。

 

 

そんなわけでLucid Dreamを中心に聴いていたのだが、他の曲も嫌いというわけではないのでたまにアルバム全体を通じて聴いていた。するとどうだろう!どんどん好きになっていくのだ。このような現象を追熟と表現していた人がいたが、まさにそれ。「あれ?Savegeはもちろん、アルバム自体がめちゃくちゃかっこよくね?」という評価になり、気がついたら出遅れてCDも買っていた。サビのアイコニックなガニ股ダンスやカリナの手首回しもお気に入り。Black Mambaの這い蹲りマンバポーズ、Next Levelの肩から手首までの関節ガクガクダンス、そして今回とビジュアル的に特徴があるキャッチーな振り付けを取り入れるのがめちゃくちゃ上手い。

 

基本的にK-Popはアルバムというより気に入った曲をピックアップして聴くことがの方がかなり多い、というかほぼそういうスタイル。自分は元々アイドル好きだったというわけではなく、音楽が好きでK-Popにハマったタイプ。それに音楽の好みもはっきりしているので、どれだけ好きなアイドルでも嫌いというか、興味がない曲は絶対に存在する。そんなこともあってアルバム全体が好きなことは本当に少なく、「LEGGOですブログ」という名前の元になっているEXIDでさえ、アルバムの曲が全て好きな作品は存在していない。最後にアルバム全体が好きだったアイドルの作品は、LOONAのユニットであるODD EYE CIRCLEのMax & Matchなので、2017年にまで遡ることになる。自分にとっては本当に珍しい出来事だ。

 

 

というわけで全てお気に入りの曲なのでタイトル曲のSavageを紹介してもいいし、第一印象がいちばんだったLucid Dreamを紹介してもいいのだが、アルバムのタイトルと被っているので曲だけでなく全体もおすすめしているという裏の意味を込めて、前置きが長くなったが今回はSavageをピックアップした。再生回数もいちばんだったし。

 

 

過去にそういうスタイルを披露したことがある、またSavageというタイトルからトラップベースのヒップホップ系の曲になると想像していたが、実際はトラップメインではなく要素として入っているという程度で、BLACKPINKのPretty Savageとも21 Savageとも違った。トラップで考えるとLucid Dreamが圧倒的。Savageは簡単にいうとaespaっぽい。これまでのタイトル曲とも通じる部分がある。SMエンターテインメントNCTのように特定のジャンルで表現するのは難しいけど、とりあえずNCTっぽいみたいな感想と同じような雰囲気だ。なので良くも悪くも世界観が強く、わかりやすくて王道のK-Popを感じる楽曲はLucid Dreamだけだ。

 

なのでaespaの曲がハマっていない人も多いと思う。実際にアルバムをリリースしたらめちゃくちゃ売れていたので謎だった人気の部分を証明したような感じはするものの、注目の新人が最初に出したCDというプレミア感があるので、100%信用することもできない。それに盛り上がっているのは基本K-Popファンだけなのでメインストリームという感じはしないし、バイアスなしで客観的に考えるとまだ新人王クラスのオールスター候補生というレベルだろう。ただ同じ立ち位置にいるSTAYCよりも規模が圧倒的に大きく、新人の勢いで考えるとITZYぶりのパワーでそれ以上になるポテンシャルもある。

 

 

IZ*ONEは解散し、先輩であるRed Velvetは7年目を迎え、来年にはTWICEがその時期になる。BLACKPINKは好きにやっているし、ITZYは来年から中堅の時期になり、日本デビューとやることの幅が広がった。そんなタイミングでaespaやSTAYCという新たなスター候補生の登場。kep1erだって登場するし、JYPの新たなグループやHYBE周りも騒がしい。明らかに新しい波が生まれようとしている気配を感じる2021年後半。K-Popにハマるなら新たな流れを感じる今がマジでおすすめだし、その筆頭になり得るaespaの初のミニアルバム「Savage」はチェックしておいて損はしないだろう。

 

 

というわけで10月最初のMVP候補はaespaのSavage。まあリリースされたのが早かっただけで、自分がはまり出したのは10月後半だったから最初の候補感はないのだけど。

 

aespaの"Savage"をApple Musicで

 

 

PIXY - Bewitched

 

 

今年の2月にデビューしたPIXYが早くも2枚目のミニアルバムをリリース。マイナー事務所のマイナーアイドルでありながらかなり積極的で、世界観もしっかり作られており、新しい世代のDreamcatcher枠になるのでは?と思っている。

 

そんなPIXYのアルバム「Fairyforest : Temptation」に収録されているBewitchedは、どこかのボーイズグループが昔こういう曲歌ってなかったけ?というような雰囲気がありつつも、女性のボーカルなので重厚なビートとメリハリがあって絶妙な新鮮さがある。またここ数年のトレンドとして一世風靡していたディスコやファンクの流れをポイントとして一瞬だけ採用。直球でレトロな曲を2021年10月にリリースしていたら完全に時期をミスっているけど、Bewitchedのようなスタイルだったら全然ありだと思った。世界観強めのビートと歌にこのファンクスタイル一瞬入っただけで、一気にキャッチーさが増して聴きやすくなっている。絶妙。

 

 

というわけでPIXYのBewitchedも10月のMVP候補に。デビューしたときにブログで取り上げたものの音楽的にはそこまで好みじゃなかったが、やっと好きな曲が現れてくれた。韓国アイドルに自分がいちばん求める要素は音楽なので、そこが微妙だとどんどん興味が薄れていくのだが、再びチェックしていこうかと思わせてくれる1曲でした。

 

PIXYの"Bewitched"をApple Musicで

 

 

Sunmi - Go or Stop?

 

 

ソンミの新曲「Go or Stop?」は曲もMVも一般的なソンミのイメージと違ってすごく新鮮。2分後半しかないコンパクトさがビートの疾走感をさらに加速させており、いい意味でサクッと聴ける1曲となっている。MVの世界観がリンクしてめちゃくちゃクリーンなCyberpunk曲のようにも聴こえる。

 

ソンミの"Go or Stop?"をApple Musicで

 

 

ENHYPEN - Go Big or Go Home

 

 

ENHYPENのカムバの2曲目としてパフォーマンスも行なっているGo Big or Go Homeは、ハウスを軸としたすごく爽やかな1曲。こちらも先ほどのソンミと同様に疾走感があってサクッと楽しめる。またGo Big or Go Homeはさらにキャッチーでシンプルなので、聴く人を選ばないのも強いポイントだ。曲のスタイルといい意味でミスマッチなこの衣装のときのステージがいちばん好き。

 

ENHYPENの"Go Big or Go Home"をApple Musicで

 

 

TRI.BE - WOULD YOU RUN

 

 

シンサドンホレンイとEXIDのLE改めELLYという、EXIDの楽曲を作ったコンビがプロデュースをしているTRI.BEのアルバム「VENI VIDI VICI」からタイトル曲のWOULD YOU RUNをご紹介。

 

LEGGOですブログと名乗っているだけあって自分はEXIDのファンなので、デビュー当時からかなり注目しているTRI.BE。まだデビューから1年も経っていないが楽曲を作っている主要メンバーが固定、そしてすでにEXIDで経験済みということもあって自分たちのスタイルをすでに確立しており、完成度という点では新人の中でも目立つものがある。また00年代後半や10年代前半のK-Popの雰囲気もいい感じに取り入れており、少し古いK-Popの曲ってこういうの!という固定観念みたいなものを味わえるのも楽しい。王道のK-Popの進化の過程というか。

 

 

そんなTRI.BEのWOULD YOU RUNのいちばん好きな部分はサビ前の「UH UH 우주로」と言って、ビートもボーカルも雰囲気が変わるパート。このための部分がいい繋ぎになっていて、その後のサビも面白さを倍増させてくれている。宇宙へと言うだけあって無重力感がしっかりあるのもかっこいい。

 

TRI.BEの"WOULD YOU RUN"をApple Musicで

 

 

ELLY BABY - -18 (GUIDE BY ELLY)

 

 

TRI.BEのVENI VIDI VICIリリースに合わせて、SoundCloudにてTRI.BEの新曲「-18」とデビュー当時のジアのティーザーのガイドバージョンをELLYが公開。EXIDのときもLEがそのままガイドを担当していたが、TRI.BEでも行なっているみたい。ラップのイメージが強すぎてEXIDのライトなファンだと歌っているイメージがないかもしれないが、実は歌も余裕で行える彼女は癖のある歌声に引っ張られがちだが、本当に万能型。

 

そんなELLYバージョンの-18はかなりのヒップホップ仕様。TRI.BEはアイドルなのでもちろんビート的にガチのヒップホップではないのだが、極限までそっちに寄った印象になっている。歌う人によって曲の印象が変わるというもののいい例。

 

 

EXIDは元々アンダーグラウンドのラッパーだったLEが裏方に参加しているグループなので、I Love Youではマンブルラップを披露したりしていたが、全体的にはヒップホップの要素をあまり採用しないアイドルだった。なのでEXIDの延長という風にして-18のガイドバージョンを聴くとすごく新鮮に感じるのもポイントだ。

 

SoundCloud: ELLY BABY

 

 

LIGHTSUM - VIVACE

 

 

LIGHTSUMの新曲「VIVACE」はIZ*ONEのようなキャッチーだけど幻想的でドラマチックなスタイル。それでいて可愛らしい雰囲気もあるので程よいバランス感。低音で軽くなりすぎないようにしているのもポイント。VIVACEと同じようにアルバム「Light a Wish」に収録されているYou, jamとPopornもかっこいいので、刺さる人にはがっつり刺さるシングルとなっただろう。

 

VIVACEを作曲したWWWAVEとTENZOのコンビは、同じく10月にリリースされたGirl Planet 999のMedusaによるSnakeも担当していたので気になる方は合わせてそちらもどうぞ。自分はVIVACE派。

 

LIGHTSUMの"VIVACE"をApple Musicで

 

 

meenoi - Fuxk off

 

 

BIBIやSeoriに比べると大人しいが、着実に人気が出てきているmeenoi。8BallTownということでヒップホップが軸にはなっているが、基本は歌モノで王道なスタイルの曲も多い印象。Fuxk offというタイトルだが、ビートは緩いので作業用BGMとしても優秀だ。

 

meenoiの"Fuxk Off"をApple Musicで

 

 

LEE JIN HYUK - BLUE MARVEL

 

LEE JIN HYUKの"BLUE MARVEL"をApple Musicで

 

UP10TIONのジニョクのソロアルバム「Ctrl+V」からBLUE MARVEL。ざっくりとした曲の軸としてはトラップなのだが、全体的にはいい意味で全くヒップホップ感がなくK-Pop聴いてるな!という気分にさせてくれる1曲に。10年代前半のDJ Mustardの雰囲気を一滴だけ落とした感じがするのも微妙に懐かしくて楽しい。

 

 

CL - Tie a Cherry

 

 

ここ数ヶ月の間、曲紹介のブログで推していたCLが遂にアルバム「ALPHA」をリリース。トラップを軸にしたタイトル曲「Tie a Cherry」では歌番組にも出演。ダラも応援に駆けつけており、彼女のYouTubeチャンネルでビハインドを見ることが出来る。そのVLOGではCLが生みの親であり、ダラが育ての親であるタムタムが登場。昔から2NE1を知っている人は懐かしい気持ちになれるし、現在のタムタムが見れるのでおすすめ。

 

YouTube(DARA TV): [DARALOG] 다라와 탐탐이의 인기가요 탐방! | CL 응원기😎

 

 

基本的にALPHAの収録曲はトラップがベースだが、ラップしたり歌ったりと幅が広く聞きごたえがあるのでアルバムとしてもおすすめ。去年のCLの曲なども収録されているので、いちばん好きな曲でいうと去年の5 STARになってしまうが、ALPHA用の曲の中ではTie a Cherryがいちばんのお気に入り。

 

CLの"Tie a Cherry"をApple Musicで

 

 

KINGDOM - Black Crown

 

 

ゲームや映画のようなサウンドからスタートして、歌が始まるとしっかりK-Popに仕上がったKINGDOMのBlack Crown。MVの世界観が若干ゲームオブスローンズ、冬来たる。

 

LIGHTSUMのVIVACEと同じくドラマチックな1曲だが、こちらはキャッチーなんだけどガツンとした印象があり、リピートして聴くというよりは1回をしっかり楽しむといった感じ。予算やご時世的に仕方なのないことだが、室内のセットではなく海外のガチの城で撮影していたら最高だっただろう。Black Crownを通じて、LOONAのソロ時代のMV撮影が異常だったことを再確認させてもらった。

 

KINGDOMの"Black Crown"をApple Musicで

 

 

sogumm - My Time Is Gold Feat. Omega Sapien

 

SOGUMMの"My Time Is Gold (feat. Omega Sapien)"をApple Musicで

 

今回の変わり種枠。AOMGに所属しているsogummのスタイルは、一般的に想像されるAOMG像やK-Pop像とは似ても似つかない。いわゆるK-Popというものとは違う位置に存在しており、こういう雑に表現するところのカルチャー感のある音楽というのは、好みか好みでないかで言うと好みではない。自分が音楽に求めるノリとは全く違う種類だからだ。

 

ただ好みの壁を飛び越えて刺さる曲というのがたまに現れる。それが今回ピックアップしたsogummのMy Time Is Goldだ。2分40秒程度しかないが曲に起承転結がしっかりあり、客演のOmega Sapienのラップもしっかりアクセントになっている。そのためK-Popらしい爆発するパートなどがなくても、しっかり音楽の波をいうものを楽しむことができる。

 

 

ベースが自分の好みのスタイルというわけではないので、MVP候補に入るぐらい好みだったり聴きまくったか?と聞かれると違うのだが、おすすめ度だけで考えたら10月の曲の中でもトップクラスである。

 

 

Hoody - D-day Feat. GIRIBOY

 

 

もう1発AOMGからHoodyをご紹介。2019年にリリースしたアルバム「Departure」があまりにも良すぎて、それ以降韓国人のシンガーの中でいちばんという立ち位置になっているHoodyがEPをリリース。アルバムと同名のD-dayはCha Cha Maloneがプロデュース、客演にGIRIBOYとキャッチーな楽曲に。どちらかというと歌モノメインの今作だが、ボーカルの雰囲気は同じままで聴きやすい楽曲をしっかり作っているのはさすがと言ったところ。キャッチーなR&Bスタイルと王道のHoodyスタイルを楽しむことができるので、Hoodyのファンはもちろん、韓国のR&Bが好きな人はぜひ聴いてみてほしい。

 

Hoodyの"D-day (feat. GIRIBOY)"をApple Musicで

 

 

EPEX - Traveller

 

EPEXの"Traveller"をApple Musicで

 

EPEXのアルバム「Bipolar, Pt. 2 Prelude of Love」の最後の曲として収録されているTraveller。韓国アイドル定番の最後の曲をバラードや歌モノにするというスタイルをEPEXも行なっており、Travellerもベースは暖かみのある歌モノ。

 

しかしこの曲にはよくある歌モノとは違うポイントがあり、トラップで使われる機械的な連続するハイハットが部分的だが大げさなレベルで使われれいる。なんなら808 Glide的なハイハットも入ってくるので、部分的にものすごくヒップホップのノリになる。特に大げさなハイハットはヒップホップ好きなら笑っちゃうレベル。ベースが歌モノなのでSTAYCのSTEREOTYPEみたいにビートを支配しちゃうレベルで強調はされていないが、ハイハットなりまくってる度合いではSTEREOTYPEより大げさかもしれない。そのぶっ込み具合が面白いが、しっかりバランスが取れているので曲の世界観が全く崩れていないのも大きなポイント。この部分に注目して聴いている人はほとんどいないと思うけど、トラップで使われるハイハットがどういうものか容易に想像できる人はぜひ聴いてみてほしい。こういう曲でも使われるんだな〜とEPEXのファンとは違った視点でTravellerを楽しむことができるだろう。

 

 

JUST B - Vindicated

 

JUST Bの"Vindicated"をApple Musicで

 

NCTのような攻めた雰囲気もありつつ王道な男性グループの雰囲気もあって、曲全体で聴くとすごくまとまりがあるJUST BのVindicated。タイトル曲はTICK TOCKだったけど、そちらに負けないぐらいメインに持ってこれるインパクトがある。かなり好き。もう1つの収録曲であるTryもヒップホップ色が強くて聴きごたえのある1曲に。まあ強いて言えば低音のインパクトというか音のバランスがもう少し大きくてもよかった気はするけど。

 

あっさりした紹介だが、実はJUST BのVindicatedも10月のMVP候補の1曲である。それぐらい個人的には好きだった。JUST B自体マイナーな部類だし、それのB面の曲ということで聴いていないK-Popファンがほとんどだと思うが、騙されたと思って1回聴いてみてほしい。基本ヨジャのスタイルの方が好きな自分でもハマれたのだから。

 

 

LOONA - Not Friends (TIDO REMIX)

 

LOONAの"Not Friends (TIDO REMIX)"をApple Musicで

 

本当に存続が危ういのか活動からは全く伝わってこない謎なグループであるLOONAの謎なリミックス。元々かなりトラップ色が強かったNot Friendsを、K-Popしか聴かない韓国アイドル好きが言うヒップホップに近づけつつ、808 Glideのような低音のぶぃーん感は強調するというヒップホップとK-Popを同じレベルで聴いている自分としては、よくわからない感覚になったTIDO REMIX。ダークさが増しているのとかっこいいのだけは確か。

 

あとNot Friendsにあまり関係ないが、ここにきて初めてヒジンがグイグイ自分の中で上がってきている。

 

 

JEON SOMI - XOXO

 

 

あのソミが遂にアルバムをリリース!名前もJEON SOMIとフルネームに変わり、やっと本格的に動き始めた感があって感慨深い。今回のアルバムはTHE BLACK LABEL移籍後、ソミが得意にしていたポップス感とヒップホップのハーフ&ハーフ。曲によってその割合が変化していく。

 

タイトル曲のXOXOはポップスとヒップホップが7:3という感じ。メインや曲全体の印象としてはゴリゴリのポップスなのだが、その他の部分はトラップ色強め。特にイヤホンなどでしっかりビートを聴くとヒップホップ色の強さに気づくだろう。ビジュアル面でのFlexも抜群。ハーフということもあってか、筋肉のセパレーションがしっかりしているので細くても健康に感じる。顔や性格、音楽などを無視して体だけで判断したら、ソミの体は韓国アイドルの中でいちばん好きかもしれない。細い人もハイライズのパンツを履きがちだが、ソミの場合はローライズのパンツも時々採用しており、そういう細かい部分でも見せつけてくるの結構好き。

 

本人がタイトル曲以外で気に入っている曲として選んだWatermelonも個人的にかなり好きだったが、トラップベースの歌モノだと10月はaespaのLucid Dreamの方が好きだったので、今回はXOXOをチョイス。衣装も可愛いので歌番組を見ても楽しいし、TikTokなどのプロモーションにも力を入れている。YouTube関連のコンテンツにも積極的で、他のアイドルが顔を出さないような部分にも結構登場するので、楽しめるポイントが他のアイドルより幅広いのも強みの1つだ。

 

JEON SOMIの"XOXO"をApple Musicで

 

 

 

 

 

今回のMVPはぶっちぎりの満票受賞

 

というわけで更新遅くなってしまいましたが、2021年10月のお気に入りK-Popでした。今回のMVP候補は、

 

  • aespa - Savage
  • PIXY - Bewitched
  • JUST B - Vindicated

 

の3曲でした。まさかの全組がデビューして1年程度のルーキーのみ。aespaがグループとしていちばんのベテランって半端じゃない若さ。そんな10月のMVPに選んだのは、、、

 

 

 

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Photo by Twitter(@aespa_official)

 

圧倒的1位でaespaのSavageです。自分でしか選んでいないのでこの表現はおかしいのだが満場一致、満票でMVPを獲得したって感じ。Savageはもちろんのことながら、1曲目から6曲目まで全てがよかった。アルバムとしても好きだったので再生回数が分散してしまったが、全てをまとめて考えるとSTAYCのASAPがリリースしたときよりも偏っていたかもしれない。リリースされて10日間ぐらいはそこまでだったのに、こんなにハマることになるとは思っていなかった。

 

10月の前半は凄すぎた9月の新曲たちを引っ張っていたし、そのままの勢いで10月のMVPより9月の曲の方が聴いていました!みたいなことになるかと最初は思っていたが、aespaにハマってからは完全にエースとして引っ張ってくれており、カリナの手首サイクロンの部分になったら自分もついついやっちゃくぐらいにはなっていた。ジムのインターバル中とかにもやっていたので、都内某所のジムで「あの人、手首のマッサージをしているように見せかけてSavageのカリナしてね?」と思った人がいたら、それは自分だったかもしれない笑。

 

 

OKAMOTO'SのオカモトレイジがSavageがリリースされてから少し経った後にインスタのストーリーで、今年の新人はSTAYCがいちばんだと思っていたけどaespaが抜き去ったみたいなことを書いていたが、自分も似た感じになっている笑。流石に2回の大ヒット、そのうち1回は歴代最高クラスを出したSTAYCをSavageのカムバだけで抜くことにはならなさそうだが、年末ごろにはほぼ同じぐらい好きになっている可能性が高い。

 

 

STAYCはアイサかユン、aespaだとカリナというなんとなくの推しは作れたものの、番組などは色々見ているが、アイドル的な要素では2組ともはまっていない。これからどんどんハマれる余白をがっつり残しているのに関わらず、両者とも現役のお気に入りグループトップ10入り。その2組がまたデビューから1年程度って半端じゃない。2022年は目玉となるガールズグループが大量にいるが、今のところどのグループも引っかかっていないので来年はaespaが自分のK-Popをがっつり引っ張ってくれそうな気がすごくする。

 

 

 

というわけで今回のaespaのカムバはマジで最高でした。1つだけ文句があるとすればSavageのリリースを記念してリリースしたマーチのパーカー。ボディがグレーでカラフルなグラフィックがプリントされていたやつ欲しかったけど、オーバーサイズだったので買うのをやめた。オーバーサイズにしてフルーサイズ1本で行くのは様々なメリットがあるのはわかるけど、今になってそういうシルエットを私服で着ようと思う服好きはかなり少ないと思うぜ!肩幅はほぼジャスト、身幅は少しゆったり、着丈は少し短めでお願いしますよ。

 

 

 

今回のブログは以上となります。11月分はできる限り早くアップできるように努力しますね笑。地味に古い感じの内容になってしまってすみませんでした。次回のお気に入り紹介で会いましょう。ではまた!

 

 

 

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