【2月K-POP】STAYCの新提案、NMIXXの神がかり的な一言。次世代の勢いがマジでやばい

2022年2月は大注目のグループ「NMIXX」がデビュー

 

さあ始まりました!1ヶ月間のお気に入りK-Popを紹介する企画、2022年2月号です。個人的に気になるカムバックはSTAYCで、毎回外さない上に常にパワーアップしてくれる彼女たちはすでにトップ5に入るお気に入りグループだ。しかも今作では彼女たちのプロデューサーであるブラック・アイド・ピルスンが関わらない曲もあったりと、新たな一面を見せてくれること間違いなし。

 

 

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Photo by Twitter(@NMIXX_official)

 

という風に書いてみたが、K-Popファンがいちばん注目しているのは何と言ってもNMIXXのデビューだろう。JYPエンターテインメントからデビューするガールズグループで、TWICEにITZYと連続してスーパースタークラスのアイドルを排出しているJYPの評価は高い。TWICEがデビューする前にもK-Popの歴史に残るクラスのアイドルを輩出していたが、グループ人気というよりはソンミとスジの2人だけという印象が正直あった。TWICEやIZ*ONEきっかけでK-Popにハマっていた人たちはピンとこないだろうが、少し前までは低迷期だったのである。そこからの逆転劇!現在はTWICEはガールズグループの顔であり、仮に今日解散したとしても歴代最高ガールズグループ候補のリスト入り確定である。

 

そして若手から中堅グループへとなったITZYはK-Popファンなら誰でも知っているレベルのスーパースターに。これからは日本へ進出して、K-Popに興味がなかった人たちを巻き込んで大きなビジネスを行う予定。先輩のTWICEが大成功した道をたどることもできるし、自分たちの方法で攻めてもいい。日本人メンバーがいないので感情移入ポイントが弱いのが懸念点だが、今のK-Popが普通に親しまれるようになった環境なら、さほど問題にはならないだろう。

 

 

TWICEは7年目に向けて大暴れ中、ITZYは日本でライト層獲得へ、つまり新たな風という意味で韓国国内で活躍するJYPのメイングループはNMIXXが担うこととなる。しかもここ1年半ぐらいの新人はかなり層が厚く、すでにオールスターレベルに近いアイドルたちがたくさん存在している。そんな中、日本人的にかなり親しみのあるJYPエンターテインメントから新人がデビューするとなれば、気にならないK-Popファンはいないだろう。

 

 

というわけで自分の気持ちとしてはSTAYC、K-PopファンとしてはNMIXXという大きな2つの柱があった2月の新曲リリース。この両者は自分の期待以上の新曲を披露してくれるのか?それとも他のアイドルが超えてくるのか?それでは今回の新曲紹介を始めましょう!

 

 

 

 

 

 

2月のおすすめK-Pop

 

紹介する順番はリリース順で、同日の場合はABC順。

 

 

VIVIZ - Lemonade

 

 

2015年に男性にとっては彼女のように、女性にとっては仲の良い友達のようにというコンセプトで登場したGFRIENDは、今もなお多くのK-Popファンから愛されるグループだ。大人になってスタイルが徐々に変わっていったとしても、新人の頃の王道コンセプトの印象をいい意味で保ち続けることができた珍しいグループというのが自分の印象。デビュー2年目あたりから本格的に人気が上昇し、ヨチンと同年にデビューしたTWICEとともに次世代のK-Popを担うグループとして注目されていた。現在の女性アイドルを引っ張る存在になっているTWICEに対して、GFRIENDは2021年にいきなり解散。確かに若手の頃に比較されていたTWICEに比べると劣っているように感じてしまうのは確かだが、女性アイドル界のスーパースターとして愛されていたし新曲も安定して供給してくれていたので、意外という言葉では収まらないレベルで意外となった解散。順調でしかなかったヨチンの何が引き金になったのか、ただただ謎でしかなかった。

 

グループとしてのキャリアが急な終わり方をしたGFRIENDだが、現在はすでに次のフェーズへ移行しており、ウナ、シンビ、オムジの3名による新たなアイドルグループ「VIVIZ」がついにデビューを果たした。デビューアルバムとなったBeam of Prismは全7曲入りで、ヨチンの頃の雰囲気とVIVIZとしての新たな要素が見事に融合、再出発が嬉しいみたいなバイアス要素一切なしで考えてもかなりかっこいいアルバムとなっている。

 

 

そんなVIVIZのアルバムから今回自分がおすすめするのはLemonade。GFRIENDがデビューしたときからずっと得意にしているニュージャックスウィングをR&Bノリを感じる歌モノに融合、昔からあるフレッシュさと今の新しい大人っぽさのミックスが新鮮でかっこいい。LemonadeのR&Bネタが90年代なので、ニュージャックスウィング的な跳ね上がる音もレトロな印象に引っ張られているのも雰囲気が出るようになっていて絶妙だ。ヨチンのニュージャックスウィングネタの曲はたくさんあるが、最初にパッと出てくるのはどうしてもNAVILLERAやLove Whisperみたいな元気な印象の作品なので、いい意味でLemonadeはGFRIENDではなくVIVIZの楽曲である!と感じることができるのも高評価ポイント。ということで自分は今回のアルバムの中だとLemonadeを推していきたい。Tweet TweetのようなB面の曲もめちゃくちゃかっこいいので、BOP BOPしか聴いていなかった人はぜひアルバムの他の曲にも注目してもらいたい。絶対損はしないから!

 

VIVIZの"Lemonade"をApple Musicで

 

 

YUMDDA - so sick

 

YUMDDAの"so sick"をApple Musicで

 

1月のおすすめK-Popブログで紹介したTOILのMeと同様にドリルを採用した歌モノであるso sickをYUMDDAがリリース。この楽曲ではTOILの場合とは違い、UK/NY Drillではお馴染みの銃声サンプルもしっかり採用されている。このように割と本格的なドリルなのだが、曲のメインは韓国の歌モノ系ヒップホップで、ドリルの要素はあくまでもエッセンスとして採用されている程度。韓国のヒップホップの特徴はその独自性。世界的に連想されるヒップホップとは明らかに違うものになっており、異常に歌モノが多かったり、ギャングバイオレンスの要素もほとんど感じない。ビートの雰囲気だってかなり違う。あまりにも地域の個性があるので「KHIPHOP好きの全員がHip-Hop好きということではない」と思っている。日本でいうところのCreepy Nutsやフリースタイルきっかけでヒップホップ好きです!と言っている人の何パーセントがLil Baby知ってるの?みたいな話。なので基本ダークな印象のドリルビートでも、いい意味で普通の曲にできるのは韓国のラッパーの強さだし、アイドルの曲をベースに聴いている人も入りやすそう。

 

LEGGOですブログ: 【1月K-POP】Kep1erにイェナ、2022年も新人アイドルたちの躍動が止まらない!!!

 

 

Apink - Red Carpet

 

 

Apinkの新しいアルバム「HORN」からボミ、ナウン、ハヨンの3名から成るユニット「YOS」によるRed Carpet。現在STAYCをプロデュースしているブラック・アイド・ピルスンが手がけるようになった時代のタイトル曲(I'm So SickからDumhdurum)のかっこいい雰囲気を今作でも提案しており、Red Carpetも大人でかっこいい歌モノだ。ナウンがアルバム制作に関する部分にしか今回参加していないので、YOS関連のコンテンツもボミとハヨンしか登場しないが、ナウンのバースはしっかりある。ってかここ数年Apinkをチェックしていなかった人からすると「この子誰?」ってなりそうなぐらいハヨンが痩せた。もちろんメイクや衣装のの相乗効果もあるけど。すごく可愛い。自分のフェイスラインも同じようにスッキリしてほしい。あとこの動画が謎に高画質だからぜひ見て!

 

話をRed Carpetに戻そう。ビジュアル面はもちろん、曲自体も大人なグループといった雰囲気がたっぷりで、いい意味でねっとりとしたボーカルとビートが気持ちいい。それでいてスクラッチの音や808のブーストといった場面が変わる際の暗転役がしっかりいるので単調になっておらず、聴いていて飽きないのもポイントだ。よく聴いてみるとトレンドになっているファンクやディスコ系のレトロ曲の代表的なサウンドであるギターの音に通じるサウンドも鳴っていて、程よい現代感が生まれているのも渋い。ベースのボーカルとビートは割とベーシックな韓国アイドルR&B曲っぽい雰囲気だが、細かい要素がいい感じに刺さっている技あり曲。

 

 

TAEYEON - INVU

 

 

常に可愛いを更新中、スキルも最高級、少女時代でいちばん好き、だけど音楽のスタイルが基本的に好みじゃないということで常に自分を悩ませてくる女性(?)のテヨンがアルバム「INVU」をリリース。バカみたいに綺麗な画質に全く負けないバカみたいに綺麗なテヨン、もうこれだけでお腹いっぱいな気持ちにさせてくれる。2020年から過去最高クラスの爆発力でトレンドになっていたファンクやディスコ系のレトロ曲の自分にとってのピリオド役、それ以降の曲を基本飽きたという感想にさせたWeekendから半年ちょっとしか経っていないのに、次の新曲(Can't Control MyselfはMVもあるけど、今回の先行曲的な立ち位置なのでカウントせず)をリリースするなんて凄すぎる。テヨンって少女時代だぜ。既にK-Pop界のレジェンドだぜ。ぶっちゃけ音楽活動なんてしなくていい立場、したとしても1年に1曲出せば十分すぎるレベルなのに、売り出し中の若手みたいにアクティブ。こんなレジェンド他にはいないぞ!なんなら間にGOT the beatもあったし、dingo musicに出演して未だに幅を広げてくるのも感じも凄い。

 

そんなテヨンは最初に述べたとおり、基本的に自分の好みのスタイルではないので今作もいい意味でテヨン感が強いため、そこまで刺さってはいない。ただ圧倒的壮大感、まるで1つの映画を観ているような感覚にさせてくれるINVUを気に入らない理由はない。ボーカルやビート、ビジュアルにパフォーマンス、MVの世界観など様々な要素が壮大さをブーストさせているのは間違いないが、やはりいちばんの要因はテヨンという存在そのものだろう。彼女のこれまでのレジェンドとしてのキャリア知っているからこそ、このINVUの世界観をダイレクトに食らっちゃうというか。デビュー2年目にみたいなアイドルだったらコンセプトに負けちゃうと思う。そういう映画のような壮大さを100%自分のものにできる人がK-Pop界にどれだけいるの?という点だけでも、テヨンのINVUをチェックする価値はあるだろう。

 

 

あと今回のコンセプトイメージがめちゃくちゃイケてる。ファッションフォトグラフィー界で勢いのある人物のHugo Comte(K-Pop関連だとBLACKPINKジェニとGentle Monsterのコラボキャンペーンが有名)のような質感の写真で、いい意味でアイドル出身感が全くない。セクシーさとかっこよさのバランスも最高。Red Velvetのポスターを飾るためにわざわざ額をオーダーしたことがあり、そのサイズがSMエンターテインメントのどデカイポスターサイズのそれなので今回のテヨンのもぴったりなのだが、インテリアの配色と残念ながら合わないので買うのをやめた。韓国アイドルオタク要素が全くない部屋に投入しても全く問題のないデザインばかりなので、楽曲だけでなくCDそのものもそのものも大変おすすめな作品となっております。自分の中で超話題のイケてるポスター3種は上のUnboxing動画の最後の方で出てくるので、気になる方は見てみてね!

 

テヨンの"INVU"をApple Musicで

 

 

Rocking doll - Heart Rider

 

 

2021年12月19日にデビューしたばかりの新人女性韓国アイドル「Rocking doll」のセカンドシングルとなるHeart Riderは第一印象が可愛い100%な楽曲で、第4世代で主流になっているスタイルとは全くの別物となっている。なので最近のK-Popはトンチキばかりと思っている人にとっては王道アイドルスタイルなHeart Riderが刺さるのではないだろうか。OH MY GIRL BANHANAを思い出させてくれるようなゲーム系のピコピコ音が印象的。

 

デビュー曲となったRocking Dollはわかりやすいガールクラッシュな雰囲気のあるかっこいい系だったのに対して、今回はフレッシュな可愛さ100%系。ただでさえRocking dollはマイナーだし前者はライバルが多すぎるので、同世代のアイドルたちとは真逆のスタイルとなる今作のような王道アイドルスタイルで勝負していくのが個人的にはいい気がする。今の主流とは違うスタイルとは言ったが、機械的ハイハットなど曲のベースはしっかり現代のK-Popなので他の曲とも自然と馴染み、現代のK-Popが好きな人にも口直しのデザート的な感覚でHeart Riderを楽しむことができるだろう。

 

Rocking dollの"Heart Rider"をApple Musicで

 

 

YONGYONG - Dying Every Second (with Han Yo Han)

 

 

実はあのMIXNINEに出演していた経験があるYONGYONGが新曲「Dying Every Second (with Han Yo Han)」をリリース。ぱっと見のビジュアルだとJvcki WaiやYuzionの系列に思ってしまうが、曲のスタイルとしてはロックを軸としており、K-Popとしてはかなり珍しいスタイル。少しラップっぽい歌い方をしていたりするので、J-PopでいうところのDragon Ashみたいなエッセンスを感じる部分もある。程よく乗れる上に哀愁も漂う絶妙なバランス感。

 

現代のK-Popはポップス以外だとヒップホップの影響がいちばん強いし、韓国のラッパーも今ではいい意味で普通に人気。韓国の音楽全体を客観的に見るとロックというジャンル、もしくはその要素をかなり取り入れたアーティストってHYUKOHぐらいしか一般的には出てこないと思うので、YONGYONGがこれからどんどん支持されていく可能性は高いと思う。

 

YongYongの"Dying Every Second (with Han Yo Han)"をApple Musicで

 

 

SUPERBEE - pushin B

 

Superbeeの"pushin B"をApple Musicで

 

pushin Bというタイトルを見て、引っかからないヒップホップ好きなんていないでしょ?ということで、韓国のラッパーであるSUPERBEEがGunnaのpushin Pをパロディーした新曲をリリース。もちろん合わせて絵文字のBを推している。こちらの曲もYUMMDAと同様にドリルの音が入っているが808 Glideが他の音より圧倒的に目立っているので、どちらかというとアイドル系の取り入れ方に近い。

 

 

BTOB - Whiskey

 

BTOBの"Whiskey"をApple Musicで

 

エンディング妖精が話題になりまくっているBTOBの新しいアルバム「Be Togher」からWhiskeyをご紹介。13曲入りの今作はバラードがベースとなっており、タイトル曲となっているThe Songも完全にそっち系で、一般的なアイドルのカムバック曲とは完全に別のところにある作品だった。

 

そんなバラード中心のアルバムの中心付近、6曲目に配置されているWhiskeyもベースは歌モノなのだがグルーブ感が溢れる楽曲となっているため、いい感じにアルバムのアクセントになっている。YUKIKAのSoul Ladyのど真ん中にPit-A-Petが配置されていたのと同じ感覚。

 

 

ただ単に配置がよくてアクセントになっているというだけでなく、シンプルに単体としてかっこいいのも優れた点。タイトルとなっているウイスキーのように熟成された大人の魅力があって、さすがベテランのBTOB!この雰囲気の出し方は若いアイドルたちじゃできないでしょ!という気持ちにさせてくれる。曲のテンションが少しずつ上がっていくスタイルも、ウイスキーが徐々に回っていく様を表しているようでかっこいい。

 

 

 

 

STAYC - I WANT U BABY

 

STAYCの"I WANT U BABY"をApple Musicで

 

我らがライジングスター、STAYCが早くもカムバックを果たした。新しいアルバム「YOUNG-LUV.COM」のブログでも書いた通り、第一印象から最高。気が早いのはわかっているけど、今年の年間最優秀アルバムの可能性すらある。そんなSTAYCは一般的なK-Popファンからもどんどん人気が上がっており、地上波でも1位を獲得するようになった。そんな今回のタイトル曲であるRUN2Uは「最近のK-Popはトンチキばっかりで、、、」勢には懐かしさを、「ここ数年でK-Popにハマった」勢には新鮮さを与えてくれる10年代のK-Popを現代版にアップデートしたような楽曲で、これまで以上に多くの層にハマった気がする。自分もそんなRUN2Uは大好きだが、実は今のところ50回も聴いていない。というかまだRUN2Uのターンがやってきていない。

 

今回紹介するI WANT U BABYは今作のメドレーが公開された段階から大注目だった1曲で、まさかのドリルビートを大胆に採用、先ほど紹介したYUMMDAやSUPERBEEなんかよりも思いっきり本格的なビートになっているのが新鮮。UK/NY Drillなどの代表的な音の1つである808 Glideを取り入れた曲はかなり多くあり、ITZYが2020年にリリースしたTHAT'S A NO NOの2番最初のリュジンのバースではオートチューンまで使って、もろにヒップホップなスタイルを披露した。2021年のK-Popのスタイルとしてのトレンドはファンクやディスコ系のレトロソングだったが、細かい音や技法という点では半端じゃないぐらいGlideが流行っていた。とはいえITZYを含め、これらの曲というのはTravis Scottのgoosebumpsから始まったトレンドの流れが韓国にやってきたものであり、UK Drillといったジャンルからダイレクトに引っ張った感覚はなかった。そもそもドリルというジャンルはどうしてもダークな印象が出てくるので、アイドルという職業の曲と相性がいいかは謎だし、ポップス感を出すにはボーカルの力量がかなり重要になってくる。だからこそこれまで直球的なドリルビートの曲をアイドルが出すのはインパクトがあったし、一応808 Glide系の音が流行っているので誰かはやるだろうとは思っていたが、それが男性アイドルではなくSTAYCになるとは思いもしなかった。

 

 

というわけでWoo Danceを正当な意味で行えるアイドルの曲が誕生したわけだが、やはりK-Popというジャンル、つまり韓国のポップスの曲なのでUK/NY Drillといったジャンルの曲と体感的に違う部分も多い。なので今回は特別編としてリリースされて数週間経った今だからこそ感じる追いレビュー?深堀り解説?を書いていこうと思う。第一印象や曲の詳しい説明などは以前のアルバム紹介に書いてあるので、そちらを参考にしてほしい。

 

LEGGOですブログ: NEWスター候補のSTAYCがアルバム「YOUNG-LUV.COM」でK-POP界を奪いそうな雰囲気

 

シンプルな曲レビューだけ見たい人は飛ばしてね!ちなみに次に紹介する曲はNMIXXのO.O

 

 

特別編!ドリルビートを披露したSTAYCと本家UK/NY Drillの異なる特徴についての追いレビュー

 

まずはUS/NY Drillと違うポイントはラップをしておらず、歌っているという点。もうこれはわかりやすく韓国アイドルのアルバムのラストはバラードか歌モノというのが定番で、aespaのLucid DreamsやソミのWatermelonみたいにヒップホップ系の歌モノで締めるということも多くなってきた。なのでシンプルに考えると、STAYCも歌モノに取り入れたヒップホップのサブジャンルがトラップからドリルに変わっただけなのだ。歌詞もめちゃくちゃアイドル的だし。

 

こう考えるとわざわざ取り上げる必要がないように感じるかもしれないが、ヒップホップ好きでもある自分からするとスルーするわけにはいかない。

 

 

そしてビートのいわゆるなUK/NY Drillと違う点について。まずK-PopとHip-Hop、そもそものジャンルが異なっているということ。STAYCの場合はアイドルが歌うポップスなので、ビートよりも本人たちの歌声の方が重要視される。なので本当のドリルの曲に比べて低音のパンチは抑えられているし、主張が強い音がボーカルを超える場面というのはない。I WANT U BABYはアイドルの曲であるというのが大前提にある。ちなみに上に貼ったPop SmokeのMeet The WooのMVの1:46あたりから登場する脚のダンスがWoo Dance。これは今ではドリル発祥のダンスといえばこれ!というぐらい認知されており、様々なアーティストのMVから一般人のTikTokみたいなものにも登場するようになっている。ドリルとは別にダンスとして独り立ち状態。K-Popの振り付けでも採用されており、SHINeeのDon't Call Meでは最も目立っている振り付けの1つと言えるレベルで大胆採用された。

 

その前提からの派生でビートの違いがもう1つ。ドリルの曲を聴いているとかなりの頻度で登場する銃声の音。先ほど紹介したYUMMDAやSUPERBEEのような、一般的なドリルとは異なるスタイルの楽曲にも普通に採用されていたほど定番と言っていい音になっている。そもそもドリルというジャンルは銃による暴力やギャングの抗争など、バイオレンス方面がテーマになっていることが多いので銃声のサンプルだけでなく、手で銃を撃つポーズをしたり、頻繁に実際の銃がMVに登場する。

 

最近ではSTAYCのようにドリルを純粋に音楽として採用するアーティストも登場しており、1月にはFKA twigsもドリルビートの歌モノをリリースしていた。ただTaylor SwiftやMaroon 5のようなヒップホップのヒの字もないようなアーティストまで採用するトラップとは違い、ドリルがポップスにまで浸透しているとは言えない。トラップの名前の由来であるTrap Houseはコカイン密売所なのでこちらも本来はダークなイメージなのだが、現在はポップスのアーティストからYouTuberのBGM、テレビで流れるCMまで浸透しており、「トラップの要素を感じるモノ」たちがキャッチーな場面で当たり前に目にすることになったことで、いい意味でダークさが完全に薄れているのだ。

 

それに対してドリルはまだまだヒップホップのものという印象。実際に銃関連の色々が怒ってるし、ちょうど2022年2月にNY市長が「銃や暴力を誇示することを許している」として、ドリルミュージックを取り締まるべきとの見解を表明していた。なので音楽以外の部分、外的な要因も相まってダークな印象というのは全く薄れていない。

 

Mashup Reporter ニューヨークローカル&USニュース: 犯罪対策でラップ音楽取り締まり?NY市

 

 

ヒップホップ好きからすると有名なラッパーだって普通にギャングと関わりがあることは知っているし、歌詞の内容だってこんなノリが多い。引退とかではない意味でいなくなることもあるし、ちょっと目を離した隙に捕まってることも多い。そういったことに慣れまくっているヒップホップ好きとしては別にゴリゴリのドリルビートでアイドルが歌っても何も思わないが、売り出す側としてはダースすぎるのはどうなのか?と思って当然だし、自分がプロデューサーだったとしても削る作業を行うだろう。

 

というわけで「ドリル=銃」のイメージをなくすためか、定番の銃声サンプルがI WANT U BABYには登場しない。そのため本格的なドリルビートであることは間違いないが、SO BAD、SLOW DOWN、SAME SAMEでも使われていた808 Glide系のサウンドを強調、メロディもヒップホップに寄せてグライドも複雑にさせた延長上に生まれたという風にも感じようと思えばできる。上記の3曲と違ってブラック・アイド・ピルスンではなくwill.bがプロデュース、韓国アイドルとしてはおそらく初の本格的ビート。急に登場した風に感じる人もいるだろうが、STAYCのこれまでの楽曲やUS/NY Drillとの違いを考えるといい意味で普通にK-Popだと思うようになった。なので他のアイドルの曲の流れで聴いても楽しめるし、ヒップホップと一緒に聴くこともできる。本来のドリルのイメージを引っ張れるので、静かめな歌モノなのに乗ることもできる。ヒップホップの知識がない人にはシンプルにグルーブ感のある歌モノだ。

 

 

ということで最終的にI WANT U BABYはRed VelvetのBad Boyと同じ枠ということに自分の中で落ち着いた。2018年にリリースされたBad Boyは2017年からK-Popで本格的に流行していたトラップをアイドルとして初めて本格採用、R&Bとミックスさせたスムースな歌モノK-Popに完成させた。この感想とほぼ同じトラップをドリルに変えて「ドリルをアイドルとして初めて本格採用、R&Bとミックスさせたスムースな歌モノK-Popに完成させた」というのがI WANT U BABYの感想となる。両者ともにダークさを消しつつも、本格的にアイドル曲に落とし込んだバランス感が素晴らしい。

 

長くなりましたし、考えながら文章にしたのでグダグダでわかりにくかったと思いますが、こちらが数週間聴いてSTAYCとUK/NY Drillとの違いを実感した状態での追いレビューとなります。あ!ちなみにSTAYCのI WANT U BABYは2月のMVP候補です。これだけグダグダ書いておいて、候補じゃないわけないよね笑。

 

 

NMIXX - O.O

 

 

2022年2月22日という気持ちのいい日にJYPエンターテインメントからデビューしたNMIXX(エンミックス)。TWICE、ITZYとJYPのガールズグループが最近当たりまくっている上に、デビュー前からもしっかりプロモーションしているのでデビューした瞬間から注目度最高クラス。IVEとKep1erに続く大型新人として話題沸騰中だ。

 

そんな誰がどう考えたって注目が集まっている状況でデビューしたNMIXXは様々な意味で攻めており、初日からたくさんの議論を生んでいる。音楽をレビューするのがメインのブログだが、自分も引っかかったポイントがいくつかあるので最初に軽く自分の意見を書いておこうと思う。

 

 

まずはMVに関連する部分。ATEEZやLOONAに似ているという意見がたくさん出ており、NIMXXはパクリだ!という声が結構上がっていったが、映像に関して自分は全くパクリだとは思わない。というかそんなこともあるでしょって感じ。

 

O.OのMVを制作したのはDigipediという集団で2007年からK-PopのMVに関わっている。数多くの有名アイドルたちと仕事をしているし、ATEEZやLOONAのMVももちろん作っている。韓国でいちばん有名と言ってもいいレベルで知名度があるDigipediは、既に自分たちのスタイルというものが完全に確立されている。違うアイドルになったとしても、Digipedi目線で考えれば自分たちの仕事をするというのは変わらない。なので似たようなシーンがあったとしてもスタイルなのでそんなこともあるでしょ!と自分は思う。

 

 

 
 
 
 
 
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次に衣装。これは完全にアウト。スタイリストがNMIXXの衣装制作工程をインスタにアップ。それをCierra Boydというデザイナーがスニーカー再構築ドレスは自分のパクリだと指摘、するとスタイリストがインスパイアされましたとCierra Boydのタグと文章を追加。そして実際のものを購入するという流れ。マジでこれはダサすぎる。先ほど紹介したSTAYCのRUN2Uにだってスニーカー再構築アイテムは登場するし、他のK-Popのアイドルたちだって着用している。ただNIMXXの場合は作った工程まで見せて、自分が生み出したアイディアっぽくなっちゃってたのが最悪だった。しかも同じスタイリストかどうかはわからないが、VICTOR & ROLFをパクったと思われる衣装まで登場したし、映像自体にも議論が生まれていた。こうなってくると事実関係なく、NMIXXはパクリまくりという印象になってしまうのだ。

 

韓国アイドルというのは基本男性グループがメイン。BLACKPINKやTWICEみたいなモンスターグループは勝負できているが、男女別の稼いだグループトップ10の金額などを見たらレベルが違うことがわかるだろう。日本人に関してはイルデという特殊なものがあるので分かりにくいが、いわゆる海外のK-Popファンは圧倒的に女性が多い。男性アイドルの方が人気が高いのも自然な流れだ。だからこそBLACKPINKはいわゆる普通のアイドルに収まらないようにブランディングを徹底しているし、同性ファンも獲得できるようにファッションやメイクの方にも進出している。個人SNSでのブランドのPRなども積極的、音楽以外のところで稼いでいる金額は最強クラスだろう。ファッションなど同性のファンを獲得できそうなジャンルに手を伸ばすアイドルが全体的に増えているのも、そういった背景があるのだろう。

 

NMIXXの先輩となるTWICEやITZYもメゾンブランドと仕事を行なっている。この印象をつけるのはかなり大事で、メゾンブランドのモデルをしたことある人が普通のブランドを仕事をする場合と、普通のブランドとしか仕事をしたことがない人のギャラは倍以上違うこともあるという話。なのでシャネルとがっつり手を組んでいる上に様々なブランドの広告をやっているジェニはLAに家を持っているし、2021年1曲も出していないけどほとんどのアイドルより稼いでいるだろう。なのでこの衣装パクってる問題は本当に勿体無いと思う。大手事務所だしITZY見たくデビューしてすぐにルイヴィトンのショーに送り込むみたいなことはできるだろう。ただそれは事務所のプッシュありきなので、BLACKPINKみたいな高速ダッシュはできないだろう。だからこそパクったりせずにオリジナルを着たりして、トレンドを作る立場に持って行くチャンスだったのにと思ってしまった。勿体ねー!って感じ。

 

 

MVに関連するポイントは以上にして、本題の音楽へ目を向けよう。先ほどの衣装関連が悪い方向に攻めちゃったパターンなのに対して、個人的に音楽はいい意味で攻めていたと思う。ビートチェンジががっつり採用されたO.Oと同じように、aespaがNEXT LEVELで"最近”していた。この点以外は。

 

割とビートが変化しがちなK-Pop界で、ビートが完全にスイッチすることは珍しいけど変なことではない。とはいえスイッチしちゃうレベルの曲は珍しく、球数がほとんどないので1年以内にリリース、しかも第4世代の新人が出したタイトル曲と立ち位置的に時間的にも近い時点でO.Oみたいな曲が出たら、意識しすぎみたいな意見が出て当然だ。しかもaespaの前のビートスイッチで有名な曲が少女時代のI GOT A BOYなので、SMみたいという声が出ても仕方がない。ただでさえNCTとaespa、SMで売り出し中の男女がともにK-Popファンがよく言うトンチキ枠なので変わったことをしたら、曲のジャンルが違ったとしても寄せられちゃうのは仕方がない。NEXT LEVELが最近の曲じゃなければ引っ張られることもなかったかもしれないが。

 

 

という風にネガティブっぽい感じに書いたが、O.Oは個人的に結構あり。まずビートが変わりまくるので詰め込みすぎに感じるという意見に対して。確かにパターンは多いし、NEXTレベルみたいにサンプリングパートとR&Bパートのシンプルな2部構成ではなく、各々のビートでも変化が起きるから4パターンぐらいあるように感じちゃう。ただでさえ特殊なことをしているのに他の部分をシンプルにせず、さらに複雑にしちゃった感じ。これを柔軟にカタチを変えるアメーバと感じるか、それとも混ぜすぎて化け物になったキメラと感じるか、それはファン次第である。そして化け物のキメラに感じた人が多いので否定的な意見が多く見られたし、TANKの方が好きという意見もよく見かけたのだろう。

 

そんな賛否両論のがっつりビートチェンジ。ただ自分はある一言で全てオッケーとなった。それはスイッチするときに入る「NMIXX〜」という声。ヒップホップ好きの人ならお気づきだろう。この「NMIXX〜」の言い方はBusta Rhymesの「REMIX〜」をオマージュしていると思われる。だってバスタがリミックスの曲でよく言う「REMIX〜」とトーンが同じで韻も踏んでいて、1つの曲の中でのリミックスパートとも言えるスイッチの段階でこの言葉を挟んでくる。これ偶然なわけないでしょ。

 

この言葉が入ったことで「ビートAとビートBが変化する上に合体する」といういっぱい詰め込んだという印象から「曲Aと曲AのREMIXがミックスされた1曲」という風に感じるようになった。そうやって考えると化け物キメラには感じなくなるし、曲をミックス「MIX」して新しいスタイルの曲、つまり未知数の「N」を生んだと考えられる。もうグループ名の由来そのまんま。

 

単純に曲の好みとしては普通だが「NMIXX〜」というアクセントが入ったことで、自分の中で全てが繋がったNMIXXのO.Oは自分たちのコンセプトを表現するという点で最高に優れた1曲だと思った。というわけでNMIXXのO.OもMVP候補に入れようと思う。マジで「NMIXX〜」のタイミングがバッチリだし、Busta Rhymesから引っ張ってきたぽいのもいい。自分たちのグループをレペゼンするだけでなく、ユーモアと世界観を与えてくれた言葉をここに入れよう!と言った人は作詞をする策士である。神がかり的。

 

NMIXXの"O.O"をApple Musicで

 

 

あとこれはおすすめK-Popとは少し違う話だけどちょっとだけ。彼女たちの先輩に当たるITZY、同じく大手の事務所からデビューしたaespa、それにガールズグループを引っ張る存在であるBLACKPINK、これらのグループはデビューした段階で既に大注目であったのにも関わらず、最初のシングルを販売しなかった。TWICEに関してはSIXTEENという番組を通じてデビュー前からファンを獲得していたし、ウワハゲが収録されているThe Story Beginsはシングルではなくミニアルバムだ。それなのにNMIXXは今回シングルでありながら販売をしている。しかも限定盤まで用意されているのだ。JYPnとしてデビュー前からプロモーションはされていたけど、テレビ番組みたいにメジャーな舞台のコンテンツだったわけではない。それなのにしっかり販売してるってかなり珍しいよね。

 

K-PopのCDをよく買う人だったらわかると思うけど、基本的にK-PopのCDって売り切ったら廃盤になるし、数自体も多いわけではない。人気になりすぎたために普通に再販をしているが、あのTWICEだって中盤ぐらいまでは過去作の再販をしていなかった。また限定盤に関してはどのようなグループも再販することはない。2000円ぐらいだったCDが5万を超えて取引されているというのも見たことがある。なのでNMIXXのことが気になる方は今のうちにAR MADEの限定盤を買っておくことをおすすめする。大型新人なので限定盤自体の数が多いはずだし、数万円みたいなパターンにはならないと思うけど、将来的に入手しにくくなる可能性は高い。

 

 

 

Billlie - a sign ~ anonymous

 

 

デビュー当時からコアなK-Popファンの中で支持されている印象があるBilllieがアルバム「the collective soul and unconscious: chapter one」をリリース。日本人メンバーであるツキのGingaMingaYo (the strange world)のfancamが大反響で、タイトル曲ばかりに注目が集まっているがアルバムとしてもかなりよかった。曲の好みの問題で自分はSTAYCのYOUNG-LUV.COM派だが、Billlieも年間最優秀アルバム候補にピックする人がいても不思議じゃないレベル。

 

そんな今作からお気に入りを1つ選ぶなら、僅差でa sign ~ anonymousかな?というぐらい接戦。Red Velvetを彷彿させるような1曲で、イェリを彷彿とさせるような合いの手も抜群。歌モノだけどニュージャックスウィングっぽい突き上げが生み出すレトロ感も聴いていて心地いい。パフォーマンスの衣装がかなりの私服系ってのも逆に新鮮で印象的だった。2021年にルーキーシーズンを送っていた組のスタートダッシュがえげつないので、比較するとかなりマイナーな部類に入っているが、いつ爆発しても不思議じゃないグループだ。メンバーたちの経歴がかなりユニークなので、その部分から感情移入してハマる人も多そう。

 

Billlieの"a sign ~ anonymous"をApple Musicで

 

 

BLACK LEVEL - INFECTION

 

 

2022年2月26日に韓国でデビューしたばかりなのに、既に日本とも契約をしている珍しいアイドルが今回紹介するBLACK LEVELだ。そんな彼らの最初のタイトル曲となるINFECTIONはいい意味でものすごくK-Pop。これだよこれ!とシンプルにテンションを上げてくれる。聴いてもらえれば言いたいことが一発で伝わるはず。JO1のようなアイドルとも相性が良さそうなので、日本ではそっち系でプロモーションしてもいいかもしれない。最近はかなり減ったけど、韓国というか日本で謎に大人気の韓国アイドルっていたじゃん。お台場のヴィーナスフォートみたいな場所でイベントをしていたような。その枠は確実に狙えそうな気がするのは自分だけ?曲はめちゃくちゃかっこいいけど、マイナー事務所なので注目を集めるきっかけをつかめるかが勝負だ。

 

というわけでBLACK LEVELのINFECTIONは2月のMVP候補です。STAYCのところでアイドルはボーカルのバランスの方が重要みたいなことを書いたが、この曲に関してはビートが結構強いのも良い悪いは人によるけど特徴の1つだ。

 

 

Rocket Punch - CHIQUITA

 

 

久しぶりに〇〇PUNCHシリーズ、YELLOW PUNCHをリリースしたRocket Punchのタイトル曲「CHIQUITA」をご紹介。2021年のスタイルよりも前、ニュートロがアイドルの中で流行りだした頃のシンセが目立つディスコスタイルを採用。K-Popの流れで考えたら「まだこのスタイルやってるの?」と普通なってしまうが、Rocket Punchの場合は前作のRing Ringもこっちノリだったので自然。むしろパワーアップした感じがあって凄くよかった。

 

CHIQUITAと同様に歌番組でパフォーマンスを披露しているIn My Worldも同じタイプの曲なので、この曲が好きだった方はそちらも合わせてどうぞ。

 

Rocket Punchの"CHIQUITA"をApple Musicで

 

 

 

 

 

MVPは新たなスタイルを提案した女性アイドル

 

長くなりましたが、以上が2022年2月のおすすめK-Popでした。まとまったリストを見てみるとベテランと若手にはっきり分かれていた1ヶ月間に。そんな今回のMVP候補は、

 

  • STAYC - I WANT U BABY
  • NMIXX - O.O
  • BLACK LEVEL - INFECTION

 

の3曲に。STAYCがいちばんベテランって違和感しかない選出だよね。そんな2月に月間MVPは、、、

 

 

 

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Photo by Twitter(@STAYC_official)

 

STAYCのI WANT U BABYとなりました。アルバムレビューをしたことがあるのに、わざわざプラスして書いたぐらいだからそりゃそうだよね笑。やっぱヒップホップ好きとしてはドリルビートを採用したってのは痺れたし、シンプルの曲もよかった。K-Popとヒップホップは相性がいいので、今後アイドルがドリルをどんどん取り入れるようになるかもしれない。そういう点でも新しいスタイルを提案したSTAYCは既存のレールに縛られない注目の若手っぷりを見せつけてくれている。またブラック・アイド・ピルスンが参加していない曲が登場したので、ピルスンが以前のように他のアイドルをプロデュースするようになるかもしれないし、STAYCの曲の幅もどんどん広がっていくかもしれない。そういった部分も大注目な1曲でした。

 

 

 

今回のブログは以上となります。また3月のお気に入り紹介で会いましょう。ではまた!

 

 

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