LEGGOですブログ | K-POPを主観100%で語る

ヒップホップ好きが気づいた時にはK-Popに夢中になっていた件。

R&Bとレトロの融合!fromis_9がアルバム「Midnight Guest」で2022年を奪いに来た

2021年はfromis_9がブレイクするための大事な準備期間だった?

 

現在のK-Popにとってかなり重要なコンテンツになったサバイバル番組。大手の事務所にはたくさんの練習生がおり、事務所自体のブランド力もあるため、昔から自分たちの練習生を競い合わせてデビューさせるというコンテンツは多くあったが、PRODUCE 101シリーズが登場して以降はサバイバル番組のトレンドもかなり変化していった。

 

最近のサバイバル番組はその規模に関係なく、様々な事務所の練習生たちを集めて競い合わせる。この候補者の幅の広さというのは特定の事務所がアイドルを生み出すのではなく、テレビ局がプロデュースしてアイドルを作るという根本的な違いが影響している。またテレビ局が作るアイドルなので、ファンの投票によって左右させる要素があるといったバラエティ番組っぽさもあり、できることの幅が格段に広くなったのに視聴者との距離が極端に縮まったというのが現在のサバイバル番組の強みだろう。ファンに対して名称(ARMYやONCEなど)を付けるだけでファンの一体感や連携が強くなるということがK-Popに限らずデータとして出ており、国民プロデューサーといった名称をサバイバル番組でも用いていることも、こういったコンテンツを盛り上げている要因だろう。

 

 

サバイバル番組に興味がない人でもK-Popファンであるならば、この勢いというものは無視ができない。ここ数年韓国アイドルの中でスーパースターに部類されるグループ、特に女性アイドルではかなりの割合で超大手かサバイバル番組出身だ。Red VelvetはSM、TWICEはJYP、BLACKPINKはYG、IZ*ONEはサバイバル、ちょっと違うけどGFRIENDはHYBE関連。いい意味でどこから湧いてきた?みたいなグループはMAMAMOOぐらいしかいないが、我が道を進む彼女たちは一般的なスーパースターとは質が違うので、結局大手かサバイバル論とは少し違ったところにいる気もする。

 

K-Popファンの母数が昔とは全く違うこと、SNSが当たり前になったことで拡散されるレベルが比べ物にならないぐらい上がったことなど、様々な要因によってマイナーなアイドルたちにもチャンスがかなり増えたのは事実としてあるが、やはりそれはK-Popファンの範囲内での話。スーパースターになるにはライト層をたくさん巻き込むことが必須になってくるので、アイドル活動のベースのレベルが違う大手やテレビ番組系のグループとは差があるのは明らか。2021年に大活躍したaespaとSTAYCの両者とも大好きだが、客観的に見ると事務所の違いによる如何しようも無い差というものを感じる。STAYCの陣営はマイナーにしてはとんでもないレベルであるにも関わらずだ。

 

 

こういう風に自分は感じているので、サバイバル番組出身のアイドルというのはかなりのアドバンテージがあると思う。練習生の段階からファンの感情移入があるため、デビューの段階で一般的なグループより固定のファンがたくさんいる。またテレビ局から生まれているので、歌番組やバラエティにも容易に滑り込ませることが可能だ。ただやはりテレビ局の企画なので本来の事務所との関係性などもあったりして、デメリットも当然ある。活動期間が短いことや幅広く集めるからこそのいざこざ。自身で練習生を育成する必要がないため、どんどんアイドルを生み出すことができるという点などだ。Mnetが番組から生み出したアイドルの全てが確定で人気が出るわけではない。

 

 

 

そんなどちらかといえば人気がない側のサバイバル番組出身アイドルになるのがfromis_9(プロミスナイン)である。Mnetで放送された「アイドル学校」から生まれた9人組で担任の先生にSUPER JUNIORのヒチョル、音楽はTWICEのプロデュースで当時有名で現在ではSTAYCのプロデュースで知られているブラック・アイド・ピルスンが担当していた。SIXTEENに参加していたメンバーも複数おり、ジウォンとナッティがモモとミナに再開したシーンは結構有名だ。Mnetから生まれたということでデビューの舞台をMAMAにできたというのもかなり強い。韓国のアイドルとしては珍しく制服系で、いわゆる日本のアイドルに近い部分もある。またfromis_9は活動期間の指定がなく、期間限定ではないというのが最大の特徴だ。

 

このようにしっかりとした強みがあるように感じられたグループだが、2022年になった今でも客観的に見ると、他のサバイバル番組出身グループに比べて明らかに人気がない。自分は現役の韓国アイドルの中でfromis_9が圧倒的にいちばん好きだが、フィルター無しで冷静に見るとK-Pop界のオールスターにギリギリ入らないぐらいだと思っている。

 

 

LOVE BOMBで制服を脱ぎ捨て、女性ファンやライト層も獲得し始めプチブレイク。続くFUN!も成功して右肩上がりだったが、急に雲行きが怪しくなり始める。アイドル学校の問題があったり、日本デビューがコロナによって潰れるなど当初の計画が明らかに破綻、結果1年3ヶ月もカムバックが開く結果となった。活動期間が決まっていなからこそ、活動を詰め込む必要がなかったことが逆に仇になった感じがする時期があった。

 

いちばん好きなグループで自分の中での評価はぶっちぎりだけど、客観的に考えると一般的な評価とはズレがありそう。どう考えても最高なのに!というのが以前の感想だった。そんなfromis_9だが2021年!遂に大きく動き始めることとなる

 

 

 

 

 

 

OFF THE RECORDからPLEDISへ移籍

 

デビュー当時からプロミのプロデュースをしていたPLEDISエンターテインメントに移籍。割と電撃ニュースっぽい感じで取り上げられていたが、floverの中には「元々PLEDISの建物で暮らしてたレベルの関係性だし、見える部分での大きな変化はそこまでなくね?」と思った人も多いだろう。自分も完全にそっちサイドだった。IZ*ONEの活動が終了したことでOFF THE RECORDのMnet系アイドルの受け皿としての機能を維持するメリットが少なくなったため、言い方があれだけど元々関係性の深かったPLEDIEにfromis_9をビジネス的な観点で売った(移籍させた)みたいなものだと思っている。

 

 

過去最高レベルでプッシュされているfromis_9

 

 

これによりHYBE系列で唯一の女性グループになったので、以前よりプロモーション等に力が入るかな?とは思っていたが、そのプッシュぶりは想像以上のものだった。今まで出ていなかったジャンルのステージでパフォーマンスをしたり、テレビだけでなくYouTube系の番組にも積極的に出演。メンバーの数人をピックアップして出演させることなんて明らかに増えた。自身のYouTubeチャンネルのコンテンツの予算も明らかにパワーアップしている。

 

この勢いはデビュー当時よりもすごいものに感じられるし、制服ではなく一般層にも受け入れられやすいスタイルになっているのでプロモーションをする場所の幅もかなり広がった。ファッションのイメージが皆無なプロミがCOSMOPOLITANに全員で登場した時は若干笑った。それぐらい活動の幅が広がったのである。大好きだったFM_1.24 Specialの練習室で色々やる系コンテンツが移籍によってなくなったことだけは許さないが笑。まあ基本的には大満足のプロモーションである。

 

 

Talk & Talkでは初の1位を獲得

 

 

2021年にはfromis_9初となる1位も獲得した。サバイバル番組出身のグループはデビュー当時のアドバンテージがあるし、大手と同様に人気を獲得する可能性が高いみたいなことを言いたが、fromis_9が1位になるまでの道のりは一般的なアイドルのそれと同じ。着実に人気を獲得していったアイドル達と何ら変わらない。メンバー達の姿が全てを物語っている。

これは決して大手のアイドルや他のサバイバル系のアイドルが実力がないとか、他の要素のおかげで勝ち取ったみたいなことを言っているわけではない。バイアス無しで客観的に比較してみた!というお話。

 

 

2022年にジホンが高校を卒業し、プロミはさらに加速する?

 

 

このように加速していた2021年のfromis_9にブレーキが唯一あったとすれば、それは最年少であるジホンが高校生であるという点。もちろん一般的な学校とは違うので融通は利く部分はあるだろうが、学生なので普通に学校に通っている。CHANNEL_9のキャンプ回みたいなそ1日丸ごと使うロケみたいなのには途中参加だし、ジホン以外のメンバーからピックアップして番組出演したみたいなことも多かっただろう。他所の番組が収録時間をわざわざ避けるなんてことはないだろうし。

 

そんな2003年生まれのジホンが間も無く高校を卒業する。これによってジホンの時間的な制限がなくなり活躍の場を増やせることは間違いないし、プロミ全体としても好きなように仕事を組むことができる。そのことを考えると2021年の事務所のプッシュはジホンが卒業するまでの準備期間で、2022年に本格的に売り出される気がしてならない。それを裏付けるかのようなスピードカムバック、しかも1月にいきなり登場だ。楽しみしかないよね!

 

 

というわけで前置きが長くなりましたが、最近ブースト中でこのまま確変に入るか?どちらかというと不遇っぽい雰囲気だったプロミが正真正銘のオールスターグループになるのか?floverだけでなく、全てのK-Popファンが注目すべき状態になっているfromis_9の新しいアルバム「Midnight Guest」をレビューしていこうと思う。

 

 

 

 

 

fromis_9 - Midnight Guest

 

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Photo by Twitter(@realfromis_9)

 

今回のMIdnight Guestは全部で5曲入りのミニアルバムで、タイトル曲は2曲目のDM。ティーザーの動画が久しぶりにメンバー個別であって気合も十分。ロゴもバシッと作ったし。Tシャツにして販売して欲しい。

 

 

1. fromis_9 - Escape Room

 

fromis_9の"Escape Room"をApple Musicで

 

1曲目にアルバムに対するテンションを上げてくれる雰囲気強めの曲を持ってきて、2曲目にタイトル曲という割とfromis_9が得意としているスタイルをMidnight Guestでも採用。

Escape Roomはショーケースでパフォーマンスをしていたので、公式が動画をアップしたら差し込みます。

 

 

プロミ史上最高にストレートなR&Bソング

 

これまでのfromis_9の楽曲にもR&Bっぽいテイストの曲自体は存在したが、Escape Roomほどわかりやすい楽曲はなかった。テイストとしてK-Popを落とし込むのではなく、ブラックミュージックの雰囲気をそのまま持ってきたようなビート、歌い方やダンスも大人っぽい雰囲気だ。それでいて細かい音のセレクトはしっかり現代の音楽なのでクラシックなR&Bを楽しめるのに古くさくはない。

 

R&B系のアイドルの曲自体は結構あり、最近だとaespaのLucid DreamやソミのWatermelonがそのジャンルでかっこいい曲だったが、これらはR&B要素はあるもののトラップがベース。それに対してEscape Roomは2021年の裏トレンドだった808 Gulideのみわかりやすいヒップホップ的な音で、ハイハットが鳴りまくったりしておらず、あくまでもクラシックなR&Bスタイル。テンション的にはRed VelvetのBe Naturalなタイプで、アルバムのタイトルにあるMIdnightな雰囲気をうまく表現している。高校を卒業するジホンにもリンクしているように感じられてすごくいい。アルバムの1発目として文句のない1曲だ。

 

 

2. fromis_9 - DM

 

 

続いてタイトル曲となるDM。ぶっちゃけティーザーを聴いた段階ではかなり不安があった1曲だ。

 

再びファンク系のレトロ曲を持ってきたプロミ

 

2020年から2021年にかけて大流行したレトロスタイル。レトロな雰囲気の曲というのは定期的に流行るものだが、今回のトレンドはファンクやディスコが軸となっており、あの特徴的なギターのサウンドがレトロさと混ざることでグルーブ感を生み出していた。ただこのトレンドはBTSの成功もあってか、とてつもない勢いで大流行をしており、2021年の後半あたりからはオーバーユーズドな感じがしていた。自分はテヨンのWeekendを最後に完全に飽きちゃっている。そんなこともあって「まだファンク系を引っ張るの?」と正直思った。

 

Feel Good (SECRET CODE)やWE GOでお馴染みのスタイル。作曲も同じくcollapsedone

 

 

しかもプロミの場合はこのノリをタイトル曲で持ってくるのは3回目。My Little Society、9 WAY TICKET、Talk & Talkの3作品はストーリー的につながっている説を唱えている自分としては同じジャンルの曲で攻めるのは理解できたが、流石にトレンドも終息してきているのにここまでどうなの?とティーザーの段階で思っており、かなり不安であった。作曲も3曲とも同じcollapsedoneが関わっている。Talk & Talkがライアンジョンと違う人物であったことからもわかるように、もうこれはfromis_9とcollapsedoneによるファンク3部作なのは明らかである。

 

LEGGOですブログ: fromis_9が遂にカムバック!My Little Societyはファンクばりばりのアルバム

 

LEGGOですブログ:  fromis_9のWE GOで感じる夏。9 WAY TICKETは前回から続くプロミの理想の物語

 

LEGGOですブログ:  PLEDISに移籍したfromis_9だけど、Talk & Talkでも彼女たちのストーリーは継続中!

 

 

今回はファンクにR&Bの要素をプラス

 

そんなプロミの新曲「DM」の蓋を開けてみれば、やはり全体的を通してファンクを継続。特にサビではギターも盛り上がって、歌も盛り上がるというベーシックなパターン。歌い出しの雰囲気もモロにそれだ。ではどこがこれまでの楽曲と違うのか?それは1曲目のEscape Roomと同じR&Bのノリ、MIdnightの要素だ。

 

 

DMのイントロ部分から聴こえる響き渡る高音の音。それがまさにR&Bのそれである。上に貼ったSWVのWeakなんかはこの高音がすごくわかりやすいので、聴いてもらえると自分が言っているDMのR&Bっぽさがわかってもらえるだろう。90年代はもちろん、現代の曲でも聴こえる機会があるこの高音の雰囲気というのは、トラップのハイハットぐらい特徴的な音で、R&Bが好きな人なら一瞬でDMにそのエッセンスを感じるだろう。ただでさえEscape Roomで前振りがされているわけだし。

 

このR&Bっぽさというのは結構珍しい気がする。ファンク系レトロの曲は溢れまくっているが楽しい系に振る曲が多いし、レトロさのジャンルも違うものが多い。こういうクラシックなR&Bを感じるファンク系でパッと思い出せる曲はない。そう考えると「またこういう曲かよ!」とカムバする前は思っていたが、実は結構アリかもと思うようになった。ジャンルは被っているけど王道ならFeel Good (SECRET CODE)、爽快感ならWE GO、リズムを楽しみたいならDMという風に住み分けも可能だし。なので自分みたいに「またこれかよ」と思っていた人は、DMのR&Bを感じるメロディーを追いながら聴いてみるのが面白いかもしれない。

 

 

あとサビの入りはこの3曲の中でいちばん好き。毎回違う人からサビが始まるのも効いてる。

 

fromis_9の"DM"をApple Musicで

 

 

3. fromis_9 - Love is Around

 

fromis_9の"Love is Around"をApple Musicで

 

3曲目のLove is AroundはR&Bから少し離れてバラード系へ。まあ歌モノっぽい雰囲気やMidnightっぽさという点では共通する部分はあるが。作曲にはMonoTree大先生。どうしてもLOONAなどの印象があるのでもっとテンション高いキャッチーなイメージがあるが、TWICEの21:29などがっつり歌モノ系もプロデュースしているので、こっちバージョンのMonoTreeね!という風に楽しむことができた。

 

またStarry Nightといった同じテイストの曲を既にプロミはリリースしているので、そちらが好きだった人はその延長で楽しむことができるだろう。バラード系は他にも沢山あるし、プロミにとってはお手の物だ。

 

 

4. fromis_9 - Hush Hush

 

fromis_9の"Hush Hush"をApple Musicで

 

Love is Aroundの歌モノっぽい雰囲気はキープしつつ、ビートはキャッチーで楽しい雰囲気へ。

 

 

作詞にジウォンとソヨンが参加

 

Hush Hushにはジウォンとソヨンが作詞に再び参加。両者ともに落ち着いたビートで歌詞を書いていたが、今回は割と楽しいテンションの楽曲で作詞を担当する。

 

 

作曲したPRISMFILTERを通じて感じるfromis_9の成長

 

この楽曲の作詞に参加したPRISMFILTERは5曲目の0gでも作曲を担当している。正確にいうとPRISMFILTERは個人名ではなく集団の名前なので、担当する人物は違ったりするにだが、ここでは1つのまとまった存在として考える。

 

このPRISMFILTERだが、fromis_9との関係性は深い。デビュー曲であるGlass Shoesを作ったのも彼らで、他にもDKDK、LOVE RUMPUMPUM、FLY HIGH、Weather、Starry NIght、Mulgogi、Airplane Modeとデビュー当時から毎回のように楽曲に参加をしている。しかもタイトル曲からキャッチーな曲、バラード系まで幅も広い。なのでPRISMFILTERを追えばプロミのアイドルとしての成長にプラスして、歌手としてのスキルの成長も追うことができるのである。事務所を移籍してもプロデュースは最初から同じという部分のわかりやすい例だ。

 

 

そんな定番ペアによるHush Hushはテンション的にはWeatherやMulgogiに近く、リラックスした印象の1曲。肩の力の抜けたボーカルが少女だったプロミが大人に成長し、余裕が出た雰囲気がすごく表現されている。2000年代に生まれたメンバーが約半分もいるグループだが、韓国アイドルのマックスを7年として考えると、若手ではなく既に中堅の部類に入っているfromis_9。そんなお姉さんになった現状と曲の雰囲気がすごくマッチしていて、かなり渋いB面の1曲になっていると思う。

 

 

5. fromis_9 - 0g

 

fromis_9の"0g"をApple Musicで

 

最後の曲は0gで、韓国アイドルお得意の歌モノでアルバムを締めくくる。

 

 

これまでの雰囲気をキープしつつ、シティポップ系で締めくくる

 

アルバム全体で考えるといちばん強調されていたR&Bのテイスト。それをこの楽曲でも引っ張っており、DMと同じようなR&Bでよく聴くタイプの高音がこの楽曲でも楽しめる。ただ全体の雰囲気はシティポップへシフトチェンジ。90年代のR&Bやファンクといった要素からも「レトロ感」というものを感じるとることができるので、0gのシティポップっぽいビートも自然と入ってくる。なんならほんの少しだけファンク感も入っているし。また同じ歌モノ枠だったLove is Aroundにはない昭和の歌謡曲っぽさがあるので、差別化もバッチリだ。MIdnightの雰囲気も一貫してあるし。

 

 

 

 

 

R&Bとレトロの融合!fromis_9のアルバム「Midnight Guest」は実はかなりレアかも

 

というわけでfromis_9の新しいアルバム「Midnight Guest」のレビューは以上となります。アルバムを通して聴いてみた印象としては、やはりR&Bのテイストが強いということでしょうか。Escape Roomのような直接的な曲から音として引っ張ってきた楽曲まで、テイストが入っているという意味では半分以上の曲から感じることができた。

 

またタイトル曲のDMでR&Bと同じく軸となっているファンク系のレトロ。このジャンルから生み出されるグルーブ感という点ではHush Hushでも感じることができたし、レトロという部分では0gにも通じてる。つまりタイトル曲であるDMが持つR&Bとレトロの特徴を各曲が引っ張りつつ、それぞれが自分なりに昇華していったというのが自分の感想だ。

 

もしもDMにR&Bのテイストがなかったらティーザーのときに感じた「またこれかよ」という感想のまま終わっただろうし、アルバムとしてもこういうまとまった曲たちが収録されることはなかっただろう。そう考えると今作はテーマに一貫性があって結構いいアルバムなのでは?という風に感じた。

 

 

しかも完全オーバーユーズドなファンクやディスコ系レトロだが、クラシックなR&Bを引っ張ってきたアイドルはマジでいなかったような気がする。だってハイハットが目立っている曲が全くないんだぜ!トラップを取り入れたR&BというのはK-Popだけでなく、アメリカなんかでも当たり前。最近になってバカみたいにとりあえずトラップの要素を入れておけ!みたいな傾向はアメリカでは薄くなってきたが、韓国アイドルだとまだそっちの傾向は強い。だってTravis Scottのgoosebumpsやドリルで使われるような808 Glide系の音が2021年に流行りまくってたわけだし。数年単位のギャップがあって当たり前。

 

このクラシックなR&Bっぽい要素をK-Popに落とし込んだのはたまたまなのか、単純にハイハットが似合わないと思っただけなのか、真相はどうかわからない。ただこのスタイルを落とし込んだことで、聴き飽きた側のサウンドだったファンク要素も新鮮に感じられたし、アルバム自体もレアな作品に感じられた。わかりやすく突き抜けたキャッチーさというものがあまりないのが若干の不安であるが、floverである自分からしたら結構満足できるアルバムだ。基本噛めば噛むほど系の曲なので、もう少し落ち着いてMidnight Guestを楽しもうと思う。

 

 

ブレイクするための要素が十分に集まったプロミ、2021年のK-Popは勢力図が大きく変わり始めるきっかけの年だったと思っているので、これから激変していくであろう女性アイドルの流れに乗って大爆発してほしい!あとやっぱり練習室系コンテンツは復活してくれ笑。みんなもそう思うでしょ!練習室で料理しようよ!

 

 

 

今回のブログは以上です。最後にfromis_9の最新アルバム「Midnight Guest」のApple Musicのリンクを貼っておきます。ぜひDM以外の曲も聴いてみてください。ではまた!

 

fromis_9の「Midnight Guest - EP」をApple Musicで

 

 

 

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