LEGGOですブログ | K-POPを主観100%で語る

ヒップホップ好きが気づいた時にはK-Popに夢中になっていた件。

OH MY GIRLのDun Dun Danceを皮切りにガールズグループカムバ大戦争が始まるぞ

 

5月のガールズグループカムバ大戦争のトップバッターを飾るOH MY GIRL

 

最初はこんな1ヶ月になる予定ではなかった。毎月人気グループが数組カムバックするので、規模の大小はあるものの1位を誰が取るのか?という戦いが起きている。人気グループなのに意外と1位を取ったことないんだね!ということもあるので、自分たちがカムバックをするタイミングで他の誰が活動をしているのかというは結構重要で、運的な要素も少なからずあるのは事実だ。リリースしただけでどんな曲でも1位になるグループと被るとどれだけいい曲でも勝てないことの方が圧倒的に多い。

 

2021年5月にカムバックするグループはそういう意味では運がないと言えるだろう。今回紹介するOH MY GIRLやWJSN THE BLACKぐらいしか最初はアナウンスされていなかったが、毎日と言っていいレベルでカムバックを発表するグループが登場。気がつけばここ数年でも最高レベルでアツいガールズグループのカムバック月間になっていた。このブログで取り上げたことのあるアイドルだけをピックアップしたとしても(G)I-DLEウギ、fromis_9、Rocket Punch、aespa、TRI.BE、PIXY、GWSN、EVERGLOW、woo!ah!とえげつないことになっている。4月30日にカムバックを果たしたITZYも活動するのは5月がメインなので、この大戦争に参加している一員となっている。こんなに被るとは誰も思っていなかっただろう。

 

 

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Photo by Twitter(@8_OHMYGIRL)

そんなパンパじゃないカムバック大戦争のトップバッターを飾るのは、この戦いで唯一のベテラン枠となるOH MY GIRL。オマゴルとしてはNCT DREAMと被りがちという個人の戦いもある笑。アルバムのジャケットも似たテイストだし。そんなすでに安定した人気を誇っておきながら、去年再びブレイクするという不思議な現象を起こしたオマゴルのアルバム『Dear OHMYGIRL』をチェックしていこう!

 

 

 

 

 

 

2020年が躍進の年となったOH MY GIRL

 

OH MY GIRLというグループは以前から他のアイドルにはない特徴があった。それはブレイクの仕方でオマゴルの人気の出方は他に例がないほどに特殊だ。

 

 

デビューから右肩上がりで人気が出続けるグループは少ない

 

OH MY GIRLの話をする前に韓国アイドル全体の話をしておこう。実はデビュー当時から安定して右肩上がりというグループはかなり少ない。4大事務所のようなところからデビューした場合は安定してプロモーションを行い、しっかり人気が上がっていくグループもいるが基本的に壁に当たる。単純に競合の人気が上がったことで落ち着きはじめるという外的要因もあれば、自分たちが崩れたことで勢いが落ちるといった内的要因もある。

 

現在のK-Pop界でトップランカーとして存在しているTWICEだってそう。SIXTEENによってデビューした彼女たちは番組のおかげもあって最初から注目度が高かった。JYPエンターテインメントも積極的にプロモーションを行い、カムバックするたびにメディア露出もどんどん増えていった。韓国ですでに人気者としての地位を確立したタイミングで日本デビュー。現在の日本におけるK-Popブームを作り上げたグループと言っていいだろう。

 

順調に登り続けるTWICEもその半端じゃない仕事量などが要因で休養に入るメンバーが現れた。仕事量はもちろん、大人気グループだからこそ他のアイドルに比べて多いアンチの量、多国籍集団という難しさ、様々な要因が思い浮かぶ。

 

中堅以下のの事務所のアイドルの場合、そもそも競合が多いので安定して人気が上がり続けること自体がまず難しい。デビュー曲と2曲目はそれなりに注目されたが、3曲目あたりからガクッと下がることもよくある。

 

 

他にもアイドルという職業の弊害というかメンバーのプライベートな話題でネガティブな意見が出た場合、ガクッと人気が落ちたりグループとしての勢いが明らかに衰えることも多い。

 

 

最初は平行線だったが急に人気が出るパターンも多い

 

先ほどまでは悪い意味で壁に当たるという例えを挙げたが、それの逆でふとしたきっかけで急に人気が出るパターンもある。ファンが撮影したEXIDハニのFancamが大爆発、夏にリリースされた曲が冬にチャートを逆走し1位に。その後リリースした曲も連続して1位を獲得し、人気グループの仲間入りをした。このブレイクが起きたのはデビューしてから約2年半以上経っており、それまでは全く人気のないグループだった。

 

ここ最近の急に注目されたグループの代表といえばBrave Girls。YouTubeにアップされたRollin'の軍隊慰問ステージでのコメント集の動画がバスり、Rollin'がチャートを逆走。1位を獲得し、現在もBrave Girlsへの注目は続いている。これの面白いポイントは4年前の曲ということ。EXID以上に特殊な現象である。シンサドンホレンイのEXID、ブレイブ・ブラザーズのBrave Girlsと両者ともにK-Pop界の大物プロデューサーが作ったグループということで注目ポイントはあったのだが、一般層を巻き込めるかどうかにはあまり関係がないようだ。

 

 

このように平行線からの急な右肩上がりというパターンもある。いい意味でも悪い意味でも安定していないのが韓国アイドルだ。

 

 

アイドルが好きなアイドルとして人気が出たオマゴル

 

 

基本的すんなりと人気が上がり続けることはないと書いたが、OH MY GIRLの場合はどうだったのか。彼女たちの人気の出方は最初にも書いたがかなり特殊でアイドルたちの口コミによってK-Popファンに広まったグループということだ。元々人気がなかったということはないが、メインストリームのアイドルかと言われると違った。言い方があれだけどよくいる韓国アイドルの1組といった立ち位置だった。ただ彼女たちには楽曲がいいという強みがあった。それにいかにもアイドルといった可愛らしいビジュアル。K-Popファンというより同業者のアイドルたちから注目され「OH MY GIRL好きなんですよ!」と番組等で語るアイドルが続出、アイドルが好きなアイドルとしてOH MY GIRLの名前が広まっていった。

 

元々MIRACLEだった人に加え、アイドルの口コミによって存在を知って好きになった人たちも続出。気がつけばオマゴルは大ブレイクしていた。人気者の仲間入りをし、日本でも積極的に活動を行なったオマゴルは安定した地位を確立するようになっていた。誰も文句を言わないオールスターグループだろう。

 

 

アイドルの性質上、他のアイドルについて語ることは結構難しい。それなのにアイドルの口コミによって広まったというのはかなり珍しい出来事だ。現在のインスタなどのSNSが確立された時代ならわかる。SNSYouTubeのコンテンツが発達したことで他のアイドルの曲を踊ったりする機会もめちゃくちゃ増えたし、アイドル同士のやりとりも以前より表面化している。アイドルとアイドルの距離感が縮まったのは明らかだ。だがOH MY GIRLの出来事が起きたのは今に比べるとSNSの普及は低く、個人の拡散力は明らかに低かった。そんな時代に番組などをきっかけに口コミが広まったのはとても不思議で特殊な存在のように感じられた。

 

 

オールスターからスーパースターへ。2度目の大躍進

 

OH MY GIRLのブレイクから数年が経過し、人気アイドルとしての地位を確立していた。いい意味で平行線になっており、安定した存在になっていたが2020年に変化が起こる。

 

まさかのこのタイミングで最大のヒット曲が登場。しっかりとした地位を確立していたのでこの言葉がぴったりだとは思わないが、オマゴルがブレイクしたのである。グループ史上初となる1位を獲得したNonstopはロングヒットをし、最近K-Popを好きになった人たちからの人気も掻っ攫った。

 

また収録曲のDolphinも大人気に。楽曲のかっこよさはもちろん、DolphinのダンスがインスタやTikTokのようなSNSで人気が出たことによりチャートを逆走。IUがお気に入りと語ったことも注目を集めるきっかけとなった。すでに人気だったオマゴルがさらにブレイク、オールスターからスーパースターに変身した。前回のオマゴルブームを経験していない人からすると最近ブレイクしたアイドルという印象かもしれないが、以前のブームを知っている自分からするとめちゃくちゃ不思議な感じがする。人気者がさらに人気が出ることはあるけど、こういう風に爆発的に人気が出ることは滅多にない。BTSやBLACKPINKも人気者がさらにブレイクしたパターンだが、1つの曲で一気にという感じではない。それにオマゴルの主戦場は韓国だ。海外向けに曲を出して自ら分母を広げていったわけではない。

 

2度のブレイクを韓国で行なったOH MY GIRLはかなり特殊なキャリアを歩んでいるアイドルだと言えるだろう。すでに人気のアイドルなのに2020年にブレイクしたアイドルと呼ばれていたのは不思議な感じしかしなかった。

 

 

 

 

 

OH MY GIRL - Dear OHMYGIRL

 

そんなOH MY GIRLの新しいアルバム『Dear OHMYGIRL』は2回目のブレイク以降、初めてもアルバムになるので大注目の作品だ。タイトル曲は1曲目のDun Dun Dance。

 

というわけで前置きが長くなりましたが、1曲目から順にレビューしていこうと思います。

 

 

1. OH MY GIRL - Dun Dun Dance

 

 

タイトル曲のDun Dun Danceはキャッチーで聴きやすい1曲。ディスコやファンクといった2020年のトレンドの流れはしっかり継続しつつも、OH MY GIRLらしい可愛らしさもしっかりキープ。曲の雰囲気を壊さない程度でしっかりハードな印象になるラップパートもいかにもといった感じ。自分の中でオマゴルといえば、ヒップホップをアイドルらしいスタイルで取り入れるのがいちばん上手いという印象がある。初期の名曲であるLIAR LIARはゴリゴリのヒップホップ系ビートだが、低音以外がK-Popらしいアイドルスタイルでバランスが絶妙。今回のDun Dun Danceや前回のNonstopも同じタイプ。低音にインパクトがあるからオマゴルの曲は軽くなりそうなスタイルだけど全く軽くない。

 

サマーチューンというわけではないけど圧倒的な爽やかさがあるので夏っぽさも感じるので9月ごろまで十分楽しむことができ、今作もロングヒットが見込めそうだ。

 

 

MVはとにかくロケーションがいい。K-Popといえば圧倒的にスタジオ撮影が多いが、やっぱ綺麗な土地で可愛い女の子が踊っているのはいいよね。どっからどう見ても可愛い系なのに綺麗系の要素も感じるアリンちゃんは最高。IUと同じタイプだと思ってるんだけど合ってる?

 

OH MY GIRLの"Dun Dun Dance"をApple Musicで

 

 

2. OH MY GIRL - Dear You

 

 

2曲目のDear Youもオマゴルらしさを感じる楽曲で、程よく癖があるけど全体的にアイドルのB面らしさしかない1曲。Dun Dun Danceと似た感想になるけど、やっぱこの絶妙な塩梅がすごい。

 

ちなみに上の動画はカムバックショーケースだが、6人しかいないのはミミが体調不良により不参加になったため。アルバムの制作自体には参加しているので、回復次第カムバックの活動に参加できそうな雰囲気。お大事に。

 

OH MY GIRLの"Dear you"をApple Musicで

 

 

3. OH MY GIRL - My doll

 

OH MY GIRLの"My doll"をApple Musicで

 

途中のビートのみのパートとかK-Popらしくない雰囲気があるのに全体を通して聴くとOH MY GIRLって感じ。さっきから同じような感想ばっかりだけど仕方がない!だってオマゴルっぽいとしか言えないんだもん笑。

 

こう考えるとすごいよね。完全に自分たちの世界観を確立している。やはりベテランアイドルというところか。世界観という意味ではMy dollがいちばん表現されていると思った。誰からも好かれる曲とは全く思わないけど、一切代わりが聴かない曲なのでハマったら抜け出せなさそう。

 

 

4. OH MY GIRL - Quest

 

OH MY GIRLの"Quest"をApple Musicで

 

2,3曲目と同じく歌モノなのだがQuestはめちゃくちゃトラップ色が強い。ビートからヒップホップを感じるのはもちろん、全員の歌い方が一緒というのもポイント。

 

各自が自分のパートで韻を踏みながら歌う。そしてそれと全く一緒のリズムで次の人も同じように韻を踏みながら歌っていく。サビまでこれを繰り返してサビでやっと歌のメロディーに変化が生じる。そしてサビが終わると再び最初のスタイルへ。「個にして全」という言葉がぴったり。ラップパート以降も軸は同じだけど、みんなで歌ったりしてボーカル自体で変化を与えている。

 

歌い方としてのパターンは少ないが、ビート自体は細かく変化し続けているので単調な印象は一切ない。語りかけるように優しく歌うスタイルに対して、めちゃくちゃヒップホップでハードなビートという相反するスタイルのものが合わさっているのも面白い。

 

 

すごくざっくり言っちゃえばITZYの마.피.아. In the morningとQuestは同じようなものと言える。トラップビートでラップするように歌っているという点で。それなのに真逆に位置する曲のように感じるのはすごいよね。ベースは似ているのに表現の仕方が変わるとこんなにも印象が変わる。アルバムの中盤に位置しているし歌モノが続いているので印象が薄くなりそうだが、実はかなり癖のある1曲に仕上がったQuestは要注目だ。

 

 

5. OH MY GIRL - Who comes who know

 

OH MY GIRLの"Who comes who knows"をApple Musicで

 

再び歌モノの印象が強い楽曲となったWho comes who know。少しだけOH MY GIRL BANHANAのIt Is Coldのようなプカプカ感を感じるものの、蓋を開けてみるとこの曲も結構ヒップホップ色が強かった笑。BVNDITのChildrenにもっとアイドル感を足したようなスタイルで、全体的に似た印象の曲が多いDear OHMYGIRLだがしっかりと差別化を図れている。

 

 

6. OH MY GIRL - Swan

 

OH MY GIRLの"Swan"をApple Musicで

 

韓国アイドルといえばアルバムの最後に歌モノやバラードなどいちばん落ち着いた曲を持ってくるのが鉄板なのだが、OH MY GIRLの場合はなぜか今作の中で2番目にテンションの高い曲を持ってきた笑。曲のスタイルとしてもEDMが入っており、これまでの5曲と違うのでめちゃくちゃ新鮮に感じる。

 

メインのビジュアルで全員傘を持ってたけど、それに掛けたのかなと思う。雨が止んで天気が晴れたのと気分が晴れたのを掛けて、最後に元気な曲であるSwanを配置した的な。

 

 

 

 

 

オマゴルらしさしかないアルバムだった

 

 Dear OHMYGIRLというタイトルを最初見たとき、オマゴル様宛の手紙なのかなと思った。恐らくそれは間違っていないだろう。ただ自分的にはそっちのDearよりも「親愛な」という意味合いの方が強く感じられた。だってめちゃくちゃオマゴルっぽいアルバムだったんだもん。私たちの親愛なるOH MY GIRL様のアルバムって印象がめちゃくちゃ強かった。アルバムのジャケットにクマいるし。しかもパッケージ化された絵が書かれているということはDear OHMYGIRLもパッケージ化された作品という風に捉えられるし。そう考えるとらしさ全開のアルバムだったことの辻褄がバッチリ合う。

 

 

Nonstopでオマゴルを知った人にはどんなスタイルのグループなのか伝わっていい作品かな?と自分は思った。わかりやすいインパクトがある曲は少ないが、その役目はDun Dun Danceがしっかり果たしてくれそうなので大丈夫だろう。

 

5月のガールズグループカムバ大戦争のトップバッターを飾ったOH MY GIRLは自分らしさを出したアルバムを作ってきた。こういうスタイルなら他のアイドルにかき消されることはないだろう。さすが去年スーパースターの仲間入りをしたグループといった感じだ。どっしりと構えたベテランらしさを見せてもらった。

 

 

 

今回のブログは以上です。最後にアルバム全体のリンクを貼っておきます。5月はカムバが激しいので、もしかしたらアップする頻度も増えるかも?次回のブログでお会いしましょう。ではまた!

 

OH MY GIRLの「Dear OHMYGIRL - EP」をApple Musicで

 

 

 

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