【6月K-POP】QUEENDOM 2組のカムバ、そしてTWICEとwoo!ah!の2人のナヨンに大注目

ブログはサボってたけどかっこいい曲はたくさんあったぞ!な2022年6月のK-Pop

 

見出しで速攻言いたいことを書きました。薄々お気づきかと思いますが、完全にブログを書くのをサボってました。自分の実力不足というのもありますが、文章のレベルの割にかなりの時間かかるんだよね。ただでさえ時間が必要なのに、暇な時間を完全に他の趣味に使っちゃってました笑。すみません。なのでK-Popはもちろん聴いてたし、YouTubeのような動画もいつも通り見てたけど、それを文章にまとめるという部分のみを完全にサボりました。

 

このブログでは1ヶ月間のおすすめを全てが整った状態で次の月におすすめするというスタイルを採用してるので、6月のおすすめは7月の行われる。つまるギリギリ間に合っているのですが、正直これは無理ある言い訳でしょう笑。なのでいつの話題をしてんだよ!と言いたくなると思いますが、復讐にでも使ってください。

 

 

ちなみにこの部分はラスト書いているのですが、現在23時を突破。かなりヤバイです。そうなりそうな予感は書き始めた段階からしていたので、今回はガチでおすすめの曲のみに絞りました。推している、注目度が高い、新人、久しぶりのカムバ、などのプラスαとなる部分は完全に無視して、本当に紹介したいか書きたいことがある曲だけです。なので普段よりおすすめ平均ポイントはかなり高めかと思います。

 

 

急いで書こうと思っているので文章が変だったり、謎に繰り返していたり、誤字脱字もきっとあることでしょう。ただおそらくこのパートやMVP発表の文章から明らかに焦ってる感が出ていると思うので、大目に見てやってください。7月のおすすめは頑張りますので。

 

 

というわけで2022年6月のおすすめK-Pop紹介スタートです!

今見たら結構曲数あったわ笑。

 

 

 

 

 

 

6月のおすすめK-Pop

 

順番はリリース順。同日の場合はABC順

 

 

aespa - Illusion

 

 

カムバックのアナウンスとともに先行シングルとして、Illusionをリリースしてきたaespa。他のアイドルたちを食い散らかして、私たちが頂点を奪うという意味合いが込められていそうなイントロから始まる1曲は、aespaのアグレッシブな要素をギュッギュッとまとめたような雰囲気だ。K-Popとしては若干スローな印象な分、インパクトのあるサウンドがより一層耳に響く印象となっていた。

 

LEGGOですブログ: aespaのIllusionは意思表明?他を食い散らかし頂点を奪うのは彼女たちなのか

 

aespaの"Illusion"をApple Musicで

 

 

TRENDZ - Clipue

 

 

ベースはヒップホップが軸となっている系のよくあるボーイズグループの曲って雰囲気なのだが細かい音が色々と入ってきたり、ハイハットがトラップや一般的なK-Popのものよりシャカシャカしている印象で、後半に入ってくる金属音的な音とすごくフィットしている。全体的な印象はキャッチーで聴き馴染みのある曲なのに、ほんの少しの癖が楽曲に個性を与えている印象で渋い仕上がりになっていた。今年デビューしたばかりのTRENDZは超マイナーだし、所属事務所のINTERPARK MUSIC PLUSとか聞いたことねぇよ!って感じだけど、注目しておいて損はしないアイドルかもしれない。

 

TRENDZの"Clique"をApple Musicで

 

 

woo!ah! - Danger

 

 

来ました、6月いちばんの注目カムバ!2020年5月13日のデビューからこれまでにリリースしてきた全ての曲が当たり、圧倒的な信頼度を誇るガールズグループの帰還である。初のミニアルバムとなった今作「Joy」は彼女たちの可愛らしさにフォーカスしており、初期のTWICEのようなわかりやすいアイドル感をキャッチーなスタイルで表現していた印象だ。新曲が5曲もあったということで、遂に全曲が好きという不敗神話は流石に崩れてしまったけど、私にとってのS級グループであることは一切変わらない満足のできる作品だった。特にタイトル曲のDangerはまさにwoo!ah!のいい部分が詰まっていて最高。曲全体の印象が猛烈にキャッチー、そこにほんの少しだけインパクトのなる部分や引っかかるポイントを作ることで、よくある大衆的なK-Popとは一味違う楽曲となっている。

 

 

歌い出しでウヨンとソラが4小節ずつ歌ったらすぐにビートチェンジ。リピートされていたメロディの印象はキープしたまま音の高さを変更、軸が軽くなった代わりにインパクトのあるサウンドをプラス。さらにボーカル面ではルーシーとナナにラップをさせていることで、実はメロディ自体は特に変わっていないのに曲の雰囲気がガラリと変わったような感覚に陥らせている。ナナのラップパートが終わると再び歌い出し部分を担当したウヨンとソラのパートに戻りビートも変わるので、感覚的にはDangerの元々の雰囲気に戻った感覚になるのだが、メロディ的に考えると本当に変化したのは2回目のソラからで、先ほどのルーシーとナナのパートは実は地続きだったというのが面白ポイント。この巧みなビート戦術が行われているのに曲としてはただのキャッチーな1曲というものになっているのがwoo!ah!の素晴らしい部分の1つである。

 

サビも特徴的で基本的にDangerと言っているだけで、いわゆる歌っぽいボーカルはない。しかも前半のビート重視であまり歌わないパートの方が言葉の内容が多く、後半の言葉数が多いパートの方がDangerと連呼しているだけという一般的なサビ歌わない系K-Popとは逆のつくりとなっている。このちょっと癖のある仕様のサビを押し出すことは一切せず、ダンスパートに振り切っているのも面白い。しかも特徴的で印象に残る振り付けを矢継ぎ早に登場させており、そのどんどん展開されていくパフォーマンスがあるおかげで、曲を聴いているだけでも映像が自然と浮かんでくるようになってくる。またこのパートでナナをいい意味で駒として扱ったのも素晴らしい。彼女のスキルがロールプレイに見事に当てはまった。今年のK-Popのサビのパフォーマンスランキングを現時点でつけるとしたら、woo!ah!のDangerが自分の中では1位である。気持ち良さがすごい。

 

2番の最初、ルーシーのラップパートも一癖あり。1番で使っていたラップパートの再利用ではあるのだが、歌い出し部分でメロディとボーカルのみにしたことで切り替わりのポイントを作成、そして本格的にビートが始まった際には1番のときよりも低音にブーストがかかっているという仕様。つまり最初のルーシーのパートと今回のパート、ノリ自体は一緒だけど全く同じ部分は一切ないということ。なのでたった4小節しかないのに一般的なK-Popで使われる2番の最初にラップパートを持ってくる作戦と同じぐらいのインパクトを最小限の長さで生み出す事に成功している。一般的なK-Popよりもループ感が圧倒的に強いビートなので、各々のパートもかなりコンパクトな作りになっているのだが、細部まで作り込まれているため飽きることは一切ないし、ほとんど同じような音ばかりで作り上げられているという部分に引っかかることもない。歌っているメンバーもすぐに切り替わるため、Dangerという作品を通して1人にフォーカスが当たる部分で時間を感じるのがサビのナナのダンスだけという細かく見るとかなり癖のある曲なのだ。

 

それなのに曲全体の印象はキャッチーで楽しい雰囲気のK-Popになっているのが恐ろしい。やはりwoo!ah!は過小評価されていると言って間違いないだろう。どんどんナナの知名度は上がっており、最近だとTWICEのナヨン(ちなみやナナの本名なナヨンで同じ)、IZ*ONE出身のへウォンやユリといった有名人との絡みも生まれている。ナナしか知らない人がぶっちゃけほとんどだと思うので、にわかを嫌うタイプのwowには頭の痛い話かもしれない。またK-Pop通っぽい人が知識でflexするために、ナナのダンスは半端じゃないからもっと知られて欲しいみたいなことを言っているもの何回か見かけた気がする。ただwoo!ah!は現状マイナーグループであることは間違いないし、ナナの人気が出てきたとは言っても人気韓国アイドルと比べられるレベルではない。NVエンターテインメントという何処だよそこ!系の事務所に所属している以上、売れないといつ消えてもおかしくないK-Popアイドル枠にカテゴライズされるので、どんな方法でもいいから人気が出て欲しい。

 

 

そんなwoo!ah!のDangerは文句なしで6月のMVP候補である。実は日本で7月の行われた来日のイベントに参加したのだが、6月のおすすめを今更紹介していることからも分かる通り、最近ブログをサボってた。なので何事もなかったかのようになっているが、来日イベントの感想等を書くつもりではいるので、よければそちらもよろしくお願いします。ってかMVのラストで急にLAのギャングスタ系スタイリングになるのいまだに謎。似合ってるからいいけど。

 

woo!ah!の"Danger"をApple Musicで

 

 

WONHO - CRAZY

 

 

筋トレしている人が認めることができる数少ない肉体派の韓国アイドルとしてお馴染み?のウォノの新曲。MVのスクランブル交差点状態から口の中へガム、そしてギターを弾くウォノと続くシーンの映像的な満足感がすごいCRAZYは、ロックの方向から来ているギターのサウンドが最大の特徴である。ここ数年のK-Popはファンクやディスコ系のサウンドが大流行したためにギターのサウンドを採用した楽曲で溢れかえっているが、ファンク系のそれらと違ってウォノのギターのサウンドロック系なため新鮮に楽しむことができる。毎月のように新曲を出してない?というぐらい音楽活動に積極的なのに、全くネタに尽きる様子がないのは素晴らしいとしか言いようがない。

 

WONHOの"CRAZY"をApple Musicで

 

 

bugAboo - POP

 

 

ガルクラっぽい雰囲気で始まって、サビで元気な雰囲気になる。2番の最初でラップパート、そして叫ぶようにタイトルのPOPを連呼するパートもあって、最後のサビの前にもビートを変化させる。こんな言い方をするとファンの人には怒られるかもしれないが、bugAbooのPOPにはマイナー韓国アイドルの楽曲的な特徴や定番が全て詰め込まれている感じがして結構好き。まさにB級のそれ。その圧倒的なわかりやすさを楽しみたい方にすごくおすすめな楽曲となっております。

 

bugAbooの"POP"をApple Musicで

 

 

DRIPPN - ZERO

 

 

DRIPPINのZEROは先ほどのウォノと同じくロック系のギターのサウンドが特徴的だが、こちらの場合はヒップホップを知らない人がトラップと表現する系のK-Popそのもの的なビートとミックスされており、とにかく音のインパクトが強い。人によっては無条件でテンションがあがり、人によってはただただうるさい、そのどちらに転がりそうなインパクト強めの状態がサビ前以外は基本継続するZEROはハマる人にはハマると思うのでおすすめである。最初に紹介したaespaのIllusionよりも余白がないのが逆にポイント。

 

DRIPPINの"ZERO"をApple Musicで

 

 

PIXY - Villain

 

 

デビュー当時から得意で、ダークな雰囲気を落とし込むことに関してはガールズグループの中で今いちばん上手いのでは?というぐらい世界観の確立の成功しているPIXY。そんな彼女たちの今回のタイトル曲であるPIXYもダークでドラマチックな印象が軸となっており、MV内ではメンバーが銃で撃ち合うシーンがあるのだが、しっかり赤い血が飛び散る。ゲームを普段やっている人だと分かると思うが、実はゲームというものには年齢の区分が存在しており、対象年齢によって何処までできるかという表現の制約が存在している。もちろん血の表現というものにも制約が存在しており、例えば子供でも楽しめるような任天堂作品では相手を切ったとしても血などは出ないようになっている。ゼルダの伝説で相手を光るエフェクトみたいなのが出てくるのはこれが理由だ。

 

K-Popは結局のところアイドルが歌う大衆向けの楽曲、音楽に興味がない人でも聴けるライトなもの、つまりゲームで言うところの任天堂系の作品となっている。それなのにダークな世界観で血も出るというのがPIXYというグループがPIXYをしっかり演じているということの証明であり、彼女たちが特別な存在になるための大きな強みとなっていく部分だろう。そんなどちらかといえば世界観重視なVillainだが、途中でファンク系のサウンドが入ってきたりと重くなりすぎずにある程度のキャッチーさもしっかりあるため、一般的なK-Popの範囲内でしっかり表現しているというのも特徴の1つ。個性を出したいからといって尖りすぎたら、それはアイドルのK-Popではなくなってしまうからね。

 

 

今回はタイトル曲であるVillainを紹介したが、アルバム「Reborn」ではPIXYらしいダークさをキープしつつ、様々なジャンルの要素をほどよく採用した楽曲たちで構成されており、曲単体だけでなくアルバムとして十分楽しむことが可能な作品で、個人的にはこれまでのPIXYのアルバムの中で今回のRebornが圧倒的に好き。

 

PIXYの"Villain"をApple Musicで

 

 

Blase - Pop It Feat. KOONTA

 

 

韓国のラッパーBlaseがドリルをメインとしたアルバム「MultrillVerse」をリリース。タイトル曲的な立ち位置にあるPop Itは特徴的で主張も割と強めなメロディのラインが印象的。STAYCがI WANT U BABYでドリルビートを採用したし、時系列がめちゃくちゃになるが7月にはENHYPENがドリルっぽい感じを取り入れていたので、いわゆるドリルというものがどういった曲なのか知っておくのもいいだろう。

 

もしも自分のようにK-Popの音楽的な面をコメントしている人がいて、Blaseのこの曲をドゥンバキという風に表現した奴がいたら、何もわかっていないです!私は!と言っているのと同義なので、そいつの音楽的な感想はこれまでのも含めて全て無視していい。このブログで2021年ジャンルとして流行ったのはファンクやディスコ系だけど、音として流行ったのは間違いなくドリル由来の808 Glide的なサウンドと言ってきたのがまさにこれなので。元々K-Popが生み出したわけではないぞ!ドリルでよく使われる808 GlideをTravis Scottが2016年にgoosebumpsで思いっきり使用。それがきっかけでヒップホップ界でもある時期流行ってた。ヒップホップというかトラップの要素がトレンドを通り越えてK-Pop界でも定番になったため、その波がK-Popにも入ってきたんだぞというお話。そういった流れなのにヒップホップやドリルの楽曲でドゥンバキと表現するのは、デリバリーのピザをいちばん食べるのでピザの基準。ピッツァ?何洒落てんねん!ニューヨークのピサとかデカイだけ!みたいなことを言っているのに近い感覚。なのでフェイク野郎発見装置としての機能、踏み絵としても使える1曲となってます笑。現代のK-Popは韓国料理ではなく、韓国人シェフによる創作料理であるというのがベースというのをもう一度ここでプッシュしたい。

 

Blaseの"Pop It (feat. Koonta)"をApple Musicで

 

 

Kep1er - Up!

 

 

ガルプラに対する興味は皆無、数人の顔を名前はわかっていない、そんな自分でも3桁ぐらいならサクッと聴けちゃうぐらいKep1erの楽曲はかっこいいものが多い。QUENNDOM 2組の1発目のカムバとして登場した彼女たちはタイトル曲のUp!はもちろん、アルバム「DOUBLAST」自体が夏仕様となっており、新人アイドルらしい圧倒的なフレッシュ感で楽しい気持ちにさせてくれる。

 

SISTARのSHAKE ITをサンプリングしてんのか?というぐらい聴き馴染みのある夏のK-Popサウンドを軸に、ヒップホップやファンク、UKガラージなどといった相性のいいジャンルの要素をほどよく散りばめられており、曲全体の印象はキープしつつも少しずつ変化していくスピード感のあるUp!は無条件でテンションを上げてくれる1曲だ。またこの曲でいちばんの低音が強いトラップパートにUKガラージパートをミックスさせるという、アリそうでない不思議な感覚のパートも後半に存在しており、ただの夏の曲ではない奥の深さを感じることができた。

 

 

というわけで一瞬でテンションを上げてくれるKep1erのUp!は2曲目のMVP候補だ。

 

Kep1erの"Up!"をApple Musicで

 

 

LOONA - Flip That

 

 

QUEENDOM 2からLOONAもカムバック。今回のタイトル曲であるFlip Thatはビョンギ期、イスマン期、イルデ曲、そして現在のLOONAのどれとも違った雰囲気で、楽曲面での彼女たちの新たな1面を見せてくれたのは間違いないだろう。ただ残念なことに音楽的な面でのインパクトはQUEENDOMブーストがかかっているのにも関わらず、これまででいちばん低い。

 

LOONAを今のオールスターに近いレベルのグループに押し上げ、自身はトップアイドルの仲間入りを果たしたチュウ、そんな今のLOONAを作り上げたと言っても過言ではない大エースと彼女たちの事務所であるBlockBerry Creativeが揉めまくっており、チュウをツアーに同行させない、彼女のソロの仕事は勝手に1人でさせるなど噂やニュース程度で収まっていた両者の関係性の悪さがついに表面化してきた。ライトなLOONAファンにまで知れ渡るようになったチュウ問題、これによりこれまでのブロベリのあれこれが勘ぐれてしまうようになってしまった。

 

 

少し前に韓国アイドルのいじめ問題が世間を賑わせた。ありとあらゆるアイドルに過去のいじめ疑惑が浮上、デマも数多くあったが実際にいじめ等をしていたことが発覚したアイドルもいた。女性アイドルでいちばん有名なのは(G)I-DLEスジンだろう。実際にそのようなことをしていたのでは?という過去が発覚、嘘のニュースもあったが基本的には認めたということになり相手側に謝罪、そのまま無期限の活動休止になったのだが間も無く解雇。(G)I-DLEといえば作詞作曲を自分たちにさせてくれるし、半分が外国人という珍しいメンバー構成。タトゥーも自由。CUBEによるなんとなくのブランディングはあったものの、(G)I-DLEとは私たちのことである!と言わんばかりのメンバーの自由度。本人たちも仲が良い上に、グループとしてのスタイルも完全に確立されていた。それぐらい伸び伸びと好きなようにさせていた印象がアイドルの中で最も強いぐらいのレベルだったグループのメンバーを事務所が速攻切ったということでK-Popファンから強い反発、なんならメンバーもSNSで普通に非難していた。このいじめ疑惑ムーブメントの勢いが凄すぎたというのもあるが、やはりCUBEはCUBEらしいというか。所属アイドルを型にはめず、やりたいようにやらせている感は大手の事務所の中でもトップクラスであるのに、世間的な非難があるとエース格でさえすぐに切り捨てる。ヒョナとイドンというレベルの存在でもサクッと早い段階で切れるのだから、ビジネス的な判断がしっかりできるいい会社、いい意味で商品として考えることができているという考え方もできるが、アイドルに感情論は付き物なので、批判されても文句は言えない。

 

 

そんな事件が起きている一方、スジンと同じくいじめ疑惑をかけられたチュウに対して、ブロベリはかなり早い段階でチュウを守ることを発表。虚偽の疑惑をかけたものを訴えていくという姿勢も見せていた。Orbitたちはチュウのことを信じていたし、会社の対応も早くて大絶賛。結局全て偽りの噂ということで上手くまとまったかのように思えたが、現時点で考えるとこのブロベリの行動もただの策略だったのでは?という風に勘ぐってしまうのだ。

 

あの頃のLOONAはすでに1位を取ったこともあったし確実に人気は出始めていたものの、メジャーかマイナーで言ったらマイナーな部類に入るアイドルだっただろう。昔からカルト的な人気、力強い団結力のあるファンコミュニティだったので、有名どころのアイドルたちしかできないような謎の記録を達成していた経験などはある。ただしビジネス的、商業的に売れているアイドルといった印象は一切なかった。ただ以前に比べるとグループとして顔を出す場所は増えてきていたし、ソロで仕事を始めるメンバーもいた。特にチュウの活躍は素晴らしく、いじめ疑惑の時期から今までずっといちばん露出しているのはチュウだろう。しかも圧倒的に。そんな彼女のブレイクするかも!という段階で起きた疑惑、金銭的に余裕があるわけでもないし、1人目のヒジンがデビューした瞬間からかなりの金額を投資しているので、稼がないわけにはいかない。そんな会社のエース候補は意地でも守らないといけないし、守る意思を見せることでファンコミュニティの団結力も一層強まるだろう。そういった思惑があったのでは?という風に思えてくる。

 

その作戦も大成功して、チュウは1人でポカリスウェットのCMを勝ち取るほどの存在となり、自身が出演するYouTube番組のチャンネル登録者数は100万人を突破。LOONAというグループを今の地位に押し上げたのはチュウのおかげと言って間違いない。もちろん他のメンバーたちも素晴らしいがライトなファン、LOONAのことを全く知らない人に存在を知らしめたり、Orbitになる最初のきっかけを与えるという意味での影響力はどう考えたって別次元。売れているチュウのバーターとして、本来事務所が売りたかったヒジンをくっつけて出演させているという状態も何度も見てきた。

 

 

そんなライト層向けのスペシャリストであるチュウがいて、少し掘り始めたらどんどん魅力が出てくるメンバーたちもいる。しかもビョンギ期だとかイスマン期みたいなものもあるし、考察がたくさんできる映像作品たち。全員のソロにユニットもあるので曲数も半端じゃない。それでいてベースのスタイルがかなり特殊という面白集団でもある。K-Popファン目線で考えたら遊び放題みたいなグループなのに、大活躍していたチームのエースのチュウに給料がちゃんと払われていなかった、ソロの仕事を1人で行かせていた、そして事務所を抜ける可能性も出てきた。そんなニュースが一気に流れてからのワールドツアー不参加。もうファンが何を言ったって関係ない状態になってしまっている。いじめ疑惑のときにチュウを守ったのはお金を稼ぐためで、しかも仕事の対価をチュウに与えていない。なのにどんどん働かせた上で待遇を悪くする。そして揉め始めたらLOONAのメンバーとしてカウントしなくなる。これまでの良かった部分でさえ、勘ぐってしまうほど今回の報道のインパクトは強かった。Flip Thatでカムバしたことを帳消しにしてしまうほどに。

 

 

というのが残念ではあるが今回の新曲の感想だ。仮にチュウがブロベリにいたとしても、会社目線で考えたら積極的に売る必要性は全くないので、これまでチュウが担当していた部分に他のメンバーを当てはめたとしても不思議じゃない。11人グループとして扱い始めるのはブロベリ的には普通の行いだ。違う事務所に移籍した上でグループ活動を行うとしたら余計切り捨てられるだろう。そうなってくると新事務所としてもチュウ本人のことを考えてもそうだし、アイドルとしても市場価値、ビジネス的な面で考えても雑に扱われるLOONAに所属させ続けるのはどうかとなってくる。現時点でメンバー全員、12人が仲良かったとしても会社への不信感を持っているメンバーは確実にいるし、何かがきっかけで仲が悪くなる可能性はありえる。例えばブロベリの職員の中にめちゃくちゃいい人がいて、裏でチュウをサポートしてるし、メンバー側のサイドに立っているけど権力的には中の上ぐらいなので、会社の方針に従っている人がいたとする。仮にその人が独立をするとか、別のいい事務所へ転職するとなったら?契約の問題があるので簡単についていくことはできないはずだが、7年経ったら移籍するという人もいるだろう。この話は自分の妄想でしかないが、そういった抜けるきっかけみたいなものはたくさんあるはずだ。

 

しかもLOONAはデビューの仕方がかなり特殊、LOONAがグループとしてデビューしたのは2018年だが、ヒジンがK-Pop界に正式にデビューしたのは2016年である。この段階で12人のメンバー全員がブロベリ入りしていたわけでないので、メンバーによって契約した時期がバラバラな可能性は高い。グループデビューから7年みたいな取り決めがあったり、その際に契約延長を結んでいる可能性がないとは言い切れないが、もしもソロデビューから7年という契約だったら2023年にヒジン、ヒョンジン、ハスルの3名はみんなお馴染みのジンクスの期間に突入する。ぶっちゃけこの話は自分の妄想的な要素が大半なので、どうなるのかは一切不明だが、チュウをきっかけとしてLOONAが激変していく可能性はあるよ!ということが事実なのは間違いない。その考えにチュウとブロベリのニュースを聞いた段階で至ってしまったので、Flip That等の新曲の印象は過去一で薄くなっている。ちなみにアイドルとは関係ないが、NBAつまりバスケットボール界ではエースとチームが揉めるとほぼ間違いなく解体する方向に進む。他ジャンルの例を知っているからここまで勘ぐってしまうのか、それはわからない。

 

 

あともう1つダメなポイントは日本で新曲のサブスクが解禁されていない点だ。LOONAと日本のApple Musicのゴタゴタ感はOrbitなら全員知っているので、サブスク出てないのかよ!とは思うけど、まあそんなこともあるよねと感じる部分はある。ただせっかくQUEENDOM 2に出演してブーストがかかっている状態でのカムバなのに解禁していないのは謎でしかない。CDを買っていればApple Musicになくても問題ないのだが、そんな人たちはQUEENDOM 2が放送される前からLOONAを応援している。問題なのは番組きっかけでLOONAに興味を持ち始めたライトな層、つまりCDなどを買うまでには至っていないけど興味がある将来のOrbit候補生たちを取り逃がすということだ。YouTubeでMVを見たりしたらいい話だが、YouTubeには他のアイドルたちの映像も出てくるし、LOONAの次には違うアイドルの映像が流れてくるかもしれない。それにタイトル曲ばかりなのでコアなファンとして引き込むにはインパクトも弱くなってしまう。そういった人が通勤通学でもLOONAの新曲を楽しめるようにサブスクを解禁しておくことは大切だと思うのだが、どうでしょうか。おそらくこの裏にはイルデしたことによる日本の事務所とのあれこれなどもあるだろう。だけどそういった問題をクリアして解禁しなかったのは正直謎でしかない。仮に今の段階で解禁したとしても活動も終わっているし、ブースト期間も終了している可能性が高いので、ライト層がどれだけFlip Thatを聴くのかも不明でしかない。

 

 

これまでのLOONAにはなかったスタイルでいい曲だったのに、他の部分をかなり長く書いてしまうほど曲とは関係ない部分のインパクトが強すぎたカムバックとなりました。

 

 

Stray Kids - CIRCUS

 

 

今や完全なるオールスタークラスのアイドル、日本でも大人気のStray Kidsに日本オリジナル曲となるCIRCUS。この曲は先ほど紹介したbugAbooと似たような感じで、男性アイドルがん本向けのシングルを出したときのそれの鉄板要素が詰まっているように感じた。なのでこれぞ男性のイルデ曲って感じがして結構好き。自分の感覚としてはNCTの次に覇権を握る男性アイドルの最有力はStray Kidsって感じがするけど、世間的な評価はどうなのか気になる。

 

Stray Kidsの"CIRCUS"をApple Musicで

 

 

NAYEON - POP!

 

 

TWICEが最近行っているソロプロジェクト、ここまでは写真集だったがナヨンはソロアルバムという形で作品を落としてきた。私が思う今回のアルバム「IM NAYEON」の特徴はあくまでもTWICEの延長であるということ。最近ではメンバーが作詞作曲のような裏方仕事にも参加するようになってきたが、TWICEといえば大衆性の極みのような存在。TWICEは9人であるが、9人ではない。TWICEという船にはJYP内外のたくさんの人が乗船しており、その数多くの人たちでK-Popという韓国のポップスで最も大衆的かつ、K-Popの顔であるTWICEを作り上げているといった印象だ。なのであくまでもTWICEの延長であり、イム・ナヨンらしさを全面に押し出すというよりはTWICEナヨンを押し出している。そんなこともあってかタイトル曲のPOPはいい意味でいつもの作り上げられたK-Popでしかない。その上でTWICEナヨンのポテンシャルを最大限に引き出す作品になっており、ここ最近のTWICE関連の曲の中で圧倒的に好き。これまでグループの象徴的な立ち位置を担ってきたナヨン、彼女の声がするだけでTWICEを感じるというぐらい印象的な存在の1人だったが、ソロ曲になってさらに魅力が解放されるとは驚きしかない。

 

POP!でTWICEナヨンをプッシュしつつ、B面の曲ではイム・ナヨンが顔を散らすかせるような曲の少しだけ用意。また後輩であるStray Kidsからフィリックスを客演に採用。自身が共演したかったという欲を満たしつつ、後輩をしっかりプッシュするという大御所先輩っぷりも披露。Stray Kidsは次の男性アイドルの覇権を奪う可能性のあるアイドルの筆頭的な表現をしたが、現実のStray KidsはK-Popの男性アイドルの1組でしかない。というかいわゆるK-Popに興味のない人たちにも影響を与えられる存在なんてごく一部でしかない。そんなごく一部のアイドルであるTWICEがフィリックスをプッシュするということは、新たな層にStray Kidsが届く可能性があるということだ。オタクの中にはこれ以上有名になってほしくないみたいなことを言う人がどのジャンルにもいるが、僕は売れたくないですと言うアイドルがいたか?という話。これからもどんどん活動をしてもらうためには売れる必要があるのだ。なのでK-Popずきの枠を超えて聴いてもらえるポテンシャルのあるナヨンのアルバムでStray Kidsがプッシュされているというのはかなりいいことだと自分は思った。しかもただ単に出演させました系ではなく、しっかりかっこいい曲になっているのも大きい。乗れるデュエット曲とか強すぎでしょ。

 

 

というわけでNO PROBLEMについても触れたが、自分は圧倒的にPOP!推し。そしてそんなナヨンのPOP!は6月のMVP候補の1つだ

 

NAYEONの"POP!"をApple Musicで

 

 

Rocket Punch - Fiore

 

 

日本ファーストシングルとなったRocket PunchのFioreは、K-Popと相性がいいことでお馴染みのニュージャックスウィングの要素が入った楽曲で元気でキャッチー、かなり聴きやすい。初期のGFRIENDの楽曲をわかりやすく元気にして2022年仕様に変化させたような雰囲気だ。去年日本向けにリリースされたアルバム「Bubble Up!」に収録されていたJOLLY JOLLYも元気系でかなり良かったので、こっちの路線で攻めるのが正解かもしれない。

 

吉本がバックいることもあってか、Fioreのプロモーションで来日した際にはかなり積極的にイベントを開催していたので、日本人がKetchyになるのはかなり向いているかもしれない。個人的にはAKB48の総選挙の際に結婚を急に発表した人物をファンがいるのにも関わらず、自分のターンで速攻批判。韓国に渡ってPRODUCE48に参加するも落選してしまったが、結果韓国でアイドル活動を行なっている高橋朱里 aka ジュリの力強さと意識の高さ、そして明らかに自分の芯がある感じ。前世は有名な侍だったんじゃなの?というぐらいパワフルな彼女のことはどうしても気になってしまう。アメリカで活動するとかになっても普通にやっていけそう。

 

Rocket Punchの"Fiore"をApple Musicで

 

 

 

 

 

完全に期待通り!自分の推しがバイアスなしでそのまま6月のMVPへ

 

2022年6月のおすすめK-Popは以上となります。最初にも述べましたが、完全にサボっていたために期限ギリギリ(ほとんど黒に近いグレー)になったので、推してるグループだし紹介しておこうかな?とか、そこそこ好きかもみたいなラインの曲は全て排除。胸を張っておすすめできる楽曲のみにしました。このブログで推してたアイドルだろうが、人気者だろうが、新人だろうが一切関係なし、シンプルに曲としておすすめ、もしくはどうしても語りたいことがあったアイドルのみのピックアップ。なのでどの曲も楽しんでもらえるかと思います。そんな6月のMVP候補は、

 

 

  • woo!ah! - Danger
  • Kep1er - Up!
  • NAYEON - POP!

 

の3曲となりました。スタイルは違うものの、全ての曲がキャッチーで楽しくなれるものばかり。ヒップホップ好きであえてそっちの要素を強めに書いているブログがおすすめするMVP候補感がない3曲が揃ったのも印象的かも。そんな2022年6月のMVPは、、、

 

 

 

Photo by Twitter(@wooah_nv)

 

woo!ah!のDangerとなりました。今は7月31日、1ヶ月間のおすすめは全てが完全に出揃った翌月の行うとルールで行なっているので、ギリギリ間に合ってはいるが正直かなり怪しい。もう23時過ぎてるし。なので本体なら出すべきタイミングである7月の1週目だったらwoo!ah!には会っていなかったし、生でDangerのパフォーマンスを見ていない。何なら撮影のために移動する際に何かしとこかな?と思って、お手軽かつお気に入りだったDangerの銃のポーズ(写真左から2番目のウヨンがやっているやつ)をダンスの最後のシーンのように両手で撃ってみたら、ちょうど目の前にいたナナとソラが撃ち返してきた事により、私、ナナ、ソラの3名で同じタイミングで一緒のポーズをするDanger夏の大三角を都内某所で作る事に成功した。そんな超感情移入しまくりな現在だが、数週間前のフラットな状態だったとしても文句なしのMVPだった。それぐらいDangerは好きだし、現時点でwoo!ah!の楽曲の中でBad Girlに続いて2位となっている。そんなBad Girlは10年以上K-Popを聴いている自分の歴代トップ25に余裕で入るし、考えた事ないからわからないけどトップ15には入っていると思うぐらい好きな1曲だ。それに続くぐらい好きということは、1年後にはDangerも歴代級になっているかもしれないというぐらいに中毒性ある。ぜひみさなんも聴いてみてほしい。

 


 

 

 

 

というわけで時期微妙だし、急いで書いたので文章もおかしかったと思いますが、読んでくださってありがとうございました。サボってけどどうしてもプッシュしておきたいものものや、woo!ah!のレポ、7月のおすすめや多分次に書くNewJeansなどについては極力早く出せるよう頑張ります。このブログのツイッター等のリンクも貼っておくので、よければフォローお願いします。ではまた!

 

 

 

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