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ヒップホップ好きが気づいた時にはK-Popに夢中になっていた件。

韓国シティポップ界の注目株YUKIKAのアルバム『Soul Lady』は必聴!

K-Pop界で活動する日本人たち

 

国際化がどんどん進んでいるK-Pop。2020年にデビューした大半のグループに外国人メンバーが所属している。日本人も同じで、沢山の人がK-Pop界で活躍をしている。TWICEのモモ、サナ、ミナを筆頭にIZ*ONEにPENTAGON、NCT 127、GWSNやONFなど探し出したらキリがない。

 

PRODUCE 48のような韓国人と同様に日本人がメインキャストに選ばれている番組もある。最初はアイドルがメインだったが、日本人アーティストの種類も多様化。ソロ歌手としても活躍する人物も現れてきた。

 

今回は韓国で日本人ソロアーティストとして活動をしているYUKIKA(ユキカ)がアルバム『Soul Lady』をリリースしたので紹介していこうと思う。

 

 

 

 

 

 

YUKIKA(ユキカ)って誰?

 

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Photo by Twitter(@ESTIMATEyukika)

 

Soul Ladyの話の前にYUKIKA自身について触れておこうと思う。本名は寺本來可(てらもとゆきか)で1993年2月16日生まれの日本人。現在はYUKIKA(ユキカ)名義で韓国で活動中。2019年にNEONをリリースし韓国で歌手デビュー、当時Newtro(ニュートロ)というNewとRetroを組み合わせたジャンルが韓国でブームになっていたこともあり、シティポップをベースとしたこの曲は音楽好きたちの興味を引いた。またシティポップという日本発祥のジャンルの曲を韓国で日本人が韓国語を使って歌うという入り混じりっぷりも面白かった。2018年ごろに生まれたNewtroというジャンルは韓国の音楽界でトレンドとなり、2020年にはアイドルたちにまで浸透。BTSのDynamiteやEVERGLOWのLA DI DAなど様々なレトロサウンドの曲がリリースされている。

 

 

シティポップのアーティストとして確立された存在になったYUKIKA。そのイメージが強いので最近歌手活動を始めた新人という印象になっている人も多いだろうが、実はちょっと違う。YUKIKA(ユキカ)になる前の日本でのキャリアががっつりあるのだ。遡ること2006年、寺本來可は雑誌『ニコラ』の第10回モデルオーディションでグランプリを獲得、2009年までニコラの専属モデルや女優として活動していた。2009~2011年は声優業、その後学業のために声優業を休業。2015年には芸能界に復帰をし、2016年には韓国で製作予定のアイドルマスターシリーズのテレビドラマ版『THE IDOLM@STER.KR』のオーディションで唯一の日本人キャストに抜擢され出演が決まった。そんなこともありYUKIKAとしてNEONをリリースする前にReal Girls Projectなどのメンバーとしてアイドルマスター関連の楽曲をリリースしている。なんなら日本で女優業をしていた際にもオープニングテーマなどを歌ったこともあるので、実はYUKIKAになる前のキャリアも結構あるのだ。ITZYのリュジンやLOONAのヒジンたちも出演していたMIXNINEにも出ていたし。そんなわけで寺本來可としてのキャリアとYUKIKAとしてのキャリアがあるユキカの紹介でした。どんな人物なのかざっくり理解してもらえたと思う。

 

 

 

YUKIKA - Soul Lady

 

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©︎2020 ESTIMATE, LLC. All Rights Reserved. | Photo by Instagram(@yukika.kr.official)

 

ここからは音楽について触れていこう。1stフルアルバムとなるSoul Ladyはシティポップをベースとした作品がメインになっているアルバムで13曲入りとなっている。シティポップメインだが意外と幅広いジャンルの曲があって楽しく、シティポップアルバムという単純な作品ではない。Newtroと呼ばれる要素がぎゅっと詰まった感じ。

 

 

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©︎2020 ESTIMATE, LLC. All Rights Reserved. | Photo by Twitter(@YUKIKAofficial)

 

MonoTreeのアルバムか?というぐらいMonoTreeが参加している曲が多く、MonoTreeといえばLOONAでお馴染み。そして他の曲はOREOとTAKが参加。アルバムのプロデュースはESTiによる。アルバム『Soul Lady』はほぼ固定のメンバーで作られており、かなりまとまった1つの作品といった印象だ。まさにESTIMATEのYUKIKAのアルバムといった感じだろう。

 

というわけでここからは1曲目から順に聴いていこうと思う。

 

 

1. YUKIKA - From HND to GMP

 

From HND to GMP - YUKIKA

 

1曲目となるFrom HND to GMP。まずタイトルがかっこいい。アルバムの1曲目のタイトルとして抜群だよね。自分がもし韓国で活動する日本人歌手だったら、絶対このタイトルにしたい笑。シティポップがベースのアルバムということもありICH(仁川国際空港)ではなく、ソウルの都市に近いGMP(金浦国際空港)をチョイスしているのもセンス抜群!もちろんHND羽田空港

 

 

2. YUKIKA - I Feel Love

 

I Feel Love - YUKIKA

 

ソウルにやってきた少女ユキカは愛を感じることになる的な流れになっているFrom HMD to GMPからのI Feel Love。今回のアルバムのベースになっているシティポップが早速登場。シティポップということで懐かしさを感じるものの、めちゃくちゃ2020年らしい曲。韓国の曲って様々なジャンルの要素を取り入れるけど、しっかり自分たちのスタイルに昇華している。このI Feel Loveもまさにそれで、80年代の日本の曲みたいな雰囲気はありつつも、細かい部分は2020年らしい現代の曲の音を使っている。なので古臭く感じることはない。韓国の新しいシティポップのかたち。

 

あと当時のシティポップって曲が長いじゃん。3分台の曲が当たり前になっている現代では、長くて途中で飽きてしまう可能性がある。ヒップホップでは2分台も当たり前だし。それに対して現在のシティポップは曲の長さはしっかり現代のスタイルになっている。なので現代の曲に慣れている人でも気持ちよく曲を楽しむことができるのだ。

 

 

以前ブログで紹介したPINKMOONもYUKIKAのI Feel Loveと同様に現代のシティポップだった。ユキカと同じ日本人で現在韓国で活動している元AKB48でPRODUCE 48に挑戦していた竹内美宥の曲もシティポップ。去年あたりからNewtro(ニュートロ)がK-Pop界でアツいことになっている。

 

LEGGOですブログ: PINKMOONのNEW WAVEシリーズに再びEXIDジョンファが登場!

 

 

 

 

3. YUKIKA - Soul Lady

 

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恋に落ちたユキカはSoul(ソウル) Ladyへ。ということで1曲目からの勢いのまま、今回のアルバムのタイトル曲となるSoul Ladyが続く。先程のI Feel Loveと同じくシティポップの曲だが、こちらはさっきのよりもちょっと明るめ。シティポップのシティ、つまりソウル(Seoul)に掛けたSoulのタイトルもかっこいい

 

MVもかっこよくてネオンばりばりのソウルを楽しむことができる。作詞にはMonoTreeが参加していて、MVの撮影はDIGIPEDIということもありLOONAファンにも馴染みのある組み合わせ。

 

Soul Lady - YUKIKA

 

 

 

 

4. YUKIKA - NEON

 

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©︎2020 ESTIMATE, LLC. All Rights Reserved. | Photo by Twitter(@YUKIKAofficial)

ここで先に言っておくことが。この曲は色々あって韓国以外の国では現在配信されておりません。なので日本のApple Musicなどで聴くと、4曲目はYesterdayとなっています。今回のブログでは日本での曲順ではなく、先程貼った画像のトラックリストの通りで書いていこうと思います。なのでこれ以降ブログで書いた曲順とApple Musicの曲順でズレが生じますNEONに関する詳しい内容は上の画像を参考にしてください。

 

 

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というわけで注意事項はここまでにして内容を。そもそもこのNEONは以前にリリースされた曲なので聴いたことがある人は多いのでは?自分はこの曲でYUKIKAの存在を知ったし。この曲も現代版シティポップ。

 

NEONもMV撮影がDIGIPEDIで、ディレクターがESTiということで、Soul Ladyと似た部分がある。ってかA&Rとしてジェイデン・ジョンも参加してるから、やっぱりYUKIKAとLOONAの関係性は強い。音楽面での評価が高いアーティストの影には同じ仕掛け人が。こういうのもK-Popの面白い部分。まあこれはK-Popに限った話じゃないけど。ビョンギ時代のLOONAが好きな人もYUKIKAは刺さるところがあるだろう。

 

Neon - YUKIKA

 

 

5. YUKIKA - Yesterday

 

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シティポップの流れはしっかりあるものの、これまでの曲とはちょっと違った雰囲気。ニュージャックスウィングの要素も取り入れられているし、ダンスミュージックっぽさもある。コーラスもかっこいいし、細かい部分もいい。シティポップ的には亜種だけど、特殊な曲って感じはしないまとまった曲というイメージ。ちなみに90年代の宇多田ヒカル安室奈美恵の影響を受けたミディアムテンポのK-Popダンス曲という作品になっているので、そのあたりの曲が好きな人も聴いてみてね!

 

Yesterday - YUKIKA

 

 

6. YUKIKA - A Day For Love

 

A Day for Love - YUKIKA

 

ここに来てシティポップの要素は一旦終了。R&Bバラードって感じの曲で、lofiっぽさもある。K-PopアイドルのEPのラストの曲によくあるタイプって感じ。なので人によって好みが分かれそうな気はする。アルバムの流れとしては抜群。特殊なシティポップであるYesterdayをこの曲の前に持ってきているのが効いている。

 

 

7. YUKIKA - Pit-A-Pet

 

Pit-A-Pet - YUKIKA

 

完全に食らった。シティポップがベースになっているアルバムのど真ん中にPit-A-Petをぶち込んでくる暴れん棒っぷり。前のA Day For Loveで落ち着かせといてからの爆発力のあるイントロ。めちゃくちゃかっこいい。

 

曲の出だしから、あれ?どうした?と感じていたらハイハットまで鳴り始めて。その流れからのサビも最高。でもやっぱり個人的には最初の30秒が特にお気に入り。曲単体で聴いても楽しめるが、いちばんこの曲が輝くのはSoul Ladyというアルバムの流れで聴いたときだろう。個人的にPit-A-Petがいちばんお気に入り。まさかのいちばんお気に入りの曲を作ったのががこのアルバムのほぼ全てを占めるMonoTreeとOREOじゃなくTAKとはね笑。

 

 

8. YUKIKA - Cherries Jubiles

 

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こちらの曲も以前にリリースされた作品。ディレクターがESTiで曲はMonoTree、撮影がDIGIPEDIと鉄板の組み合わせ。そして得意のスタイル。他の曲に比べるとちょっとだけ歌モノ感が強い?お好みの曲をどうぞ。

 

Cherries Jubiles - YUKIKA

 

 

 

 

9. YUKIKA - I Need a Friend

 

I Need a Friend - YUKIKA

 

この曲はインストなんだけど、普通にトラックがかっこいい。Apple Musicだと会話あり。YouTubeだと最初のセリフのみ。

 

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10. YUKIKA - Shade

 

Shade - YUKIKA

 

この曲も懐かしさ溢れるトラックなのだけど、シティポップではなくまさに歌謡曲!っていうスタイル。昔のドラマの主題歌みたいな雰囲気もある。韓国語の曲だけどK-Popというよりは日本の曲に近い。K-Popに興味がないけど、昔の日本の曲が好きという人に聴かせるとハマりそう。ここまで来ると正直K-Popリスナーにはあまりウケなさそう笑。なので評価ががっつり分かれる気がする。

 

 

11. YUKIKA - All flights are delayed

 

All Flights Are Delayed - YUKIKA

 

 

Soul Ladyラストの曲ではないが、今回の物語としてはシメになる曲。再び空港にやって来たユキカだが、すべてのフライトが遅れているようだ。そして「どうしよっかな?」という言葉。飛行機に乗ってソウルにやって来たユキカが帰りの飛行機が遅延していることに対してのどうしよう?とついつい漏れた言葉という風に捉えることができる。アルバムのここまでの曲を物語として考えるとそういう風に捉えることができるだろう。

 

個人的にはもう1つ意味が持たされているようにも感じる。ソウルにやって来たユキカだが帰りの飛行機が遅れたことにより、韓国に留まることになった。現実のYUKIKAというアーティストにも当てはめることができると思う。韓国にもう少しいることになった!どうしよう?というストーリー。これを現実で考えると、日本に帰らず韓国でこれからも活動をしていくYUKIKA。どういったスタイルを今後披露していこうか?という風に捉えることができる。物語上のソウルの旅=今回のSoul Ladyというアルバムという風に考えると、アルバムを出したことで最初の旅が終了。韓国での新しい旅(キャリア)がこれから始まるという風に考えられる気がする。この曲のタイトルとどうしよっかな?という言葉にはそういう意味があるように自分は感じた。まあめちゃくちゃ個人的な考えなので的外れなことを言っているかもしれないけどね笑。文章力なくて伝わってなかったらすみません。

 

 

ビートはlofiモノ。lofi hip hopとか大人気だし、この曲がめちゃくちゃ好き!って人も多そう。YouTubeには1時間に編集されたAll flights are delayedがアップされている。lofiというジャンルは作業時のBGMなどで聴く人が多いだろう。有名なlofiのチャンネルの動画の映像も作業をしている女の子だし。そんな人たちのための1時間バージョン。痒い所に手が届くとはこういうこと。

 

 

12. YUKIKA - NEON 1989

 

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4曲目のNEONのリミックス。よくあるリミックスみたいに客演が参加していたり、極端にビートが変わるわけでなく、リアレンジといった感じに近い。細かい部分が変わっていて1989という名前がついている通り、オリジナルのNEONよりも当時の曲に近い印象がある。2019年に作られたシティポップと当時のスタイルの曲、お好きな方をどうぞ!って感じ。

 

Neon 1989 - YUKIKA

 

 

 

13. YUKIKA - Cherries Jubiles (Acouatic Ver.)

 

Cherries Jubiles (Acoustic Ver.) - YUKIKA

 

 

アコースティックバージョンになったら、こんなにも印象が変わるのか!という感想しか出てこない。なのでこの曲に関しては以上です笑。

 

 

 

 

  

シティポップ好き必聴のアルバム

 

というわけでYUKIKAのSoul Ladyを聴いていきました。最初にも書いた通り、シティポップがベースとなっているもののアルバム全体としてはシティポップ一辺倒になっていない。Pit-A-Petみたいな変化球も入っているし。それでいてしっかりと物語のような構成になっているのでまとまりがあり、アルバム全体として聴くのがいちばん楽しめる作品だった。プロデュースしている人が固まっているからこその完成度と面白さ。

 

シティポップ好きの人にとっては必聴のアルバム。そしてK-Popアイドルが好きな人には新鮮味のある作品。K-Popは聴かないけどシティポップが好き!という人には新しく韓国の音楽を開拓するチャンス。そしてシティポップのK-Popも好きな人にとっては最高なアルバムになるだろう。そんなYUKIKAのSoul Ladyは2020年のK-Pop界で聴き逃すと勿体無いアルバムの中の1つだろう。それぐらいアツいアルバムだ。

 

 

 

今回は以上です。日本人アーティストという部分、シティポップというジャンル、日本人としては見逃せないアルバムだ!最後にアルバム全体のリンクと収録されていないNEONのリンクを貼っておきます。ではまた!

 

インスタのストーリーでSoul Ladyのことを投稿したんだけど、YUKIKAのオフィシャルアカウントが見てた。個人のアカウントならまだしも、普通オフィシャルアカウントってメンションしたのチャックしなくない?なんかすごく意外だった笑。

 

 

 

 

Apple Music: Soul Lady by YUKIKA

 

 

 

Apple Music: Neon - Single by YUKIKA

 

 

 

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