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ヒップホップ好きが気づいた時にはK-Popに夢中になっていた件。

夏のチルはTWICEにお任せ!新曲Alcohol-Freeを聴いてゆったり過ごそうぜ

TWICEがアルバム『Taste of Love』でカムバック

 

今や誰もが認めるK-Pop界のスーパースターになったTWICEがアルバム『Taste of Love』をリリースしカムバックを果たす。韓国での新曲としては今年初なのだが、日本でも積極的に活動しているので久しぶり感が一切ない笑。基本的に韓国のアイドルは中堅からベテランになると番組への出演の数も減り、新曲リリースのスパンもどんどん長くなる。女優業にどんどん力を入れるアイドルも多いのだが、TWICEのアイドルとしての活動の勢いは衰え知らずだ。

 

流石に全盛期に比べると落ち着いたし、活動を休止するメンバーも何人も現れた。それでも走り続けるTWICEは本当に凄い。韓国だけでなく日本でもかなり稼げていること、外国人メンバーが多いので7年目以降も継続して活動するハードルが他のアイドルに比べて高いこと、様々な要因からビジネスとして活動のペースを減らすのはもったいない。TWICEのメンバーは鉄人ばかりだ。

 

 

先行シングルとしてAlcohol-Freeをリリース

 

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Photo by Twitter(@JYPETWICE)

 

ちなみに今回のアルバム『Taste of Love』は少し特殊なリリースの形式をしており、6月9日にタイトル曲であるAlcohol-Freeを先行公開。6月11日にフル公開というスタイルになっている。9日にMVと音源を公開した流れのままアメリカの番組『The Ellen DeGeneres Show』で披露したので、この関係で先行公開した可能性があるかも?

 

 

というわけで今回は先行シングル『Alcohol-Free』のレビューのみです。上の写真からも分かる通り、いわゆる夏の曲なのですが絶妙に癖のある曲で、他の韓国アイドルの夏の曲とはどこか違う雰囲気があるタイトル曲となっていた。

 

 

 

 

 

 

TWICE - Alcohol-Free

 

 

2021年バージョンのTWICEの夏の曲であるAlcohol-Freeのテーマは名前の通りお酒で、サビの歌詞では様々なお酒の名前が出てくる。アルバムのジャケットもモヒートのノリで爽やかな印象。

 

 

夏の曲で歌詞にお酒が出てくるといえば、少女時代のPARTYを思い出した人も多いだろう。TWICEも少女時代もその時代のK-Popを象徴するグループという部分も共通しているのも印象的だ。

 

 

ボサノバ調なビートが珍しい

 

今回のAlcohol-Freeはなんとボサノバやラテンのノリを感じるビートに仕上がった。ここ数年の王道K-Popの曲でこういったノリを推した楽曲があっただろうか?何年か前にラテン系のノリの曲が流行ったとき、世界の音楽のトレンドを追う傾向が強いK-Popがこのトレンドを追わなかった印象がある。歴史的に見てもK-PopのメインになったことがないジャンルをTWICEという現代の象徴的な存在がこういう曲を出したのは、個人的にかなりびっくりした。

 

作詞作曲はJ.Y. Park

 

Alcohol-FreeをプロデュースしたのはJ.Y. Parkことパク・ジニョンで、JYPを代表するという立場を飛び越えてK-Popを代表するプロデューサーの1人だ。作詞、作曲、編曲も務めたパク・ジニョンは流石の一言に尽きる。ボサノバというK-Popではあまり登場しないジャンルを取り入れた楽曲を作っても、聴いてみたらしっかりTWICEらしい作品に出来上がっているのだ。キャッチーで聴きやすい上に採用したジャンルの雰囲気がしっかり感じられるバランス感は数多くのK-Popの名曲を人物であることを再確認させてくれる。

 

ド派手なK-Popの曲が増えたのでパク・ジニョンの作った曲はシンプルに感じ、一部のK-Popリスナーからは不評な印象もあるが個人的にはかなり好き。SIGNALがTWICEの曲の中でトップクラスで好きなのに世間的には不評だったことを思い出した笑。

 

 

過去のTWICEの夏のタイトル曲と比べても違いは明らか

 

 

ジャンルが特殊という以外にもAlcohol-FreeにはK-Popとして珍しい要素がある。それはシンプルさ。いい意味で盛り上がるポイントがなく全体的にスムーズな流れ。K-Popというよりは洋楽のポップアーティストに近い雰囲気の曲だ。

 

TWICEの夏の代表曲といえばDance The Night Awayだろう。曲名のDanceという文字がそのまま反映されており、サビの部分ではわかりやすいダンスブレイクが入っている。曲の盛り上がりポイントもそこに合わせていて、ドカンとくる印象がある。TWICEだけでなくK-Popの夏の曲は盛り上がるサビとフレッシュなダンスの組み合わせが鉄板だ。わかりやすく夏の開放感を表現する曲が圧倒的に多い。聴いた瞬間に盛り上がれるような曲ばかり。先月リリースされたOh MY GIRLのDun Dun Danceやfromis_9のWE GOのような夏の曲もわかりやすくテンションが上がる系だった。

 

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Alcohol-Freeは自然な流れでサビに突入

 

夏の曲に限らず韓国アイドルの現代のタイトル曲といえば、わかりやすい盛り上がりポイントが必須。J-Popだって盛り上がるポイントを作ってくる。それに対してAlcohol-Freeはここだ!というポイントがない。もちろんサビでは音が追加されて厚みが出ることにより他のパートより盛り上がっているのは確かだが、ギアがガツンと上がった印象ではない。ヒップホップのようにフラットにサビに入る感覚だ。

 

ラップパートではよりリラックスしたムードに

 

ラップのパートになるとビートが変化して激しさを増すのがK-Popの特徴。最近では2番の最初にトラップに変化して勢いをつけるのが定番だが、TWICEはその手法を取らない。TWICEは2番の後半や最後のサビ前に持ってくるのが好きだよね。今回のAlcohol-Freeもそのタイプ。

 

またビートの変化もラップで盛り上げるのではなく、逆にシンプルなボサノバスタイルに変化している。ラップで曲を盛り上げるのではなく、ラップで曲の世界観を広げているのは結構珍しいタイプ。リラックスした夏の雰囲気やチルっぽさが出ていてかっこいいと思う。

 

 

B面の曲がタイトル曲になったという印象

 

これらの印象を自分はAlcohol-Freeから受けた。そういうことを引っくるめて簡単に表現するとB面の曲っぽいというのが自分の感想だ。

 

THREE TIMES A DAYやSWEET SUMMER DAYのテンションか?

 

TWICEの"THREE TIMES A DAY"をApple Musicで

 

TWICEの"SWEET SUMMER DAY"をApple Musicで

 

自分が今回のAlcohol-Freeで受けた印象を他のTWICEの曲で表すとTHREE TIMES A DAYやSWEET SUMMER DAYに近い。

 

THREE TIMES A DAYは落ち着いた雰囲気の曲だがバラードではなく歌モノといった感覚。K-Popらしい盛り上がりはないけど、ゆったりと楽しめる1曲だ。そしてSWEET SUMMER DAYは名前の通りに夏らしさを感じる1曲だが、いわゆるK-Popの夏の曲といったドカンといった盛り上がりはなく最初から最後までニュージャックスウィングが突き抜ける。1つのジャンルがシンプルに流れていくビートはボサノバを取り入れたAlcohol-Freeと近いものを感じた。同じ夏の曲でもDance The Night Awayではなく、完全にSWEET SUMMER DAYのようなB面タイプとなっていた。

 

 

アイドルの楽曲にはダンスが付き物で、インパクトのあるキャッチーな楽曲というのも大衆に受け入れられるのには必須な要素。タイトル曲とはそういうものであるのが普通だ。それなのにどっちかというとB面、よくてカムバックの最初の週のみで披露するタイプの楽曲といった雰囲気の曲を先行シングルとしてリリースしたのはすごく面白かった。こういう少しだけ他のK-Popのタイトル曲とは違う要素が組み合わさったAlcohol-Freeは絶妙に癖のある1曲に仕上がったと自分は感じた。

 

ただマイナスのポイントとしては全体的にB面っぽい雰囲気、わかりやすいK-Pop的な楽曲ではないので微妙と言い出す人が多そうということ。どっからどう考えても噛めば噛むほど系なのでいっぱい噛むところまでK-Popファンが聴くのか?というのが疑問だ。個人的には結構好きだけど微妙という意見が出てきても不思議じゃない。しかも最近では賛否でいうと否が多めのパク・ジニョンによるプロデュースだしね笑。

 

 

ボサノバやラテンは新たなトレンドになれるのか?

 

TWICEといえばK-Pop界を代表するスーパースター。つまりはトレンドを生む側の存在であるということ。BTSのDynamiteが大ヒットしたことですでに人気だったニュートロがさらに加速、ディスコやファンクの流れは今でも続いている。前回のアルバムではI CAN'T STOP MEでは直球レトロ、SAY SOMETHINGではシティポップとトレンドに乗った。K-Popのメイン中のメインであるTWICEがトレンドをやるとライト層にも響くので息が長くなり、特にシティポップはファンクやディスコと同じく人気が継続中だ。

 

ということはボサノバ系の楽曲をリリースしたTWICEが去年のDynamiteみたいなビックウェーブを生むかもしれない。すでに土壌があった状態でリリースしたBTSと今回のTWICEとでは立場が違うが、Alcohol-Freeもチルっぽくてリラックスした雰囲気の楽しい1曲という意味ではここ最近のトレンドとも通じるものがある。ガールクラッシュ以外の曲で人気が出た最近の曲はレイドバックしたノリの作品ばかり。この特徴にAlcohol-Freeも当てはまるので、ディスコやファンクに飽きてきた勢が自然にこっち側に流れてきても不思議じゃない。もしかしたらこの曲が新たなトレンドを生むかも?という楽しみ方もあるかもしれないと感じさせてくれた。

 

 

 

 

 

夏のチルにぴったりのAlcohol-Freeはダークホースになるかも?

 

今回のレビューは以上です。ボサノバやラテン系のビート、B面っぽい落ち着いた雰囲気、そういった特徴からゆったりした夏のチルにぴったりに感じた。友達と海の近くでゆったり過ごすとき、家でのんびりと過ごすとき、そういうリラックスした夏のシーンでいちばん楽しめると思う。

 

K-Popの夏の曲といえば元気すぎる曲ばかりなのでリラックスという雰囲気には当てはまらないものばかり。もっと落ち着いた夏を楽しみたいんだよ!というK-Popファンにはかなりおすすめ。アルコール0%というタイトルだが、お酒を飲みながらゆったり楽しむときにいいのではないだろうか。もちろんコーヒーを飲みながらみたいなシチュエーションでも抜群。

 

 

これからどんどん夏の曲がリリースされていくだろう。おそらくその大半が元気系の楽曲になるし、これまでのK-Popの夏の名曲は完全にそっち系ばかりだ。元気な爽快さを求める人は多いだろうし、自分もそっち系の方が好きなものは多い。ただちょっと落ち着いた曲を聴きたいとき、そういう気分のときにめちゃくちゃ聴きたくなる気がした。元気系は曲が多いため、好きポイントが分散する可能性が高い。そう考えると夏が終わった段階で実はよく聴いていた曲がAlcohol-Freeになるかも?ボサノバを取り入れたという点でも、純粋に楽曲的な面でもダークホースになるかもしれないとTWICEの新曲を聴いて自分は感じた。噛めば噛むほど系なので6月中はじっくり楽しんでいこうと思う。

 

 

 

これにて終了です。最後にApple Musicのリンクを貼っておきます。現時点でTaste of Loveから公開されている楽曲は1つなのでアルバム全体のリンクは貼れません。フルで公開される6月11日をお楽しみに!次回のブログで会いましょう。ではまた!

 

TWICEの"Alcohol-Free"をApple Musicで

 

 

 

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