EVERGLOWがreminiscenceでカムバック。らしさ全開スタイル!

EVERGLOWが2月3日にカムバック

 

2020年2月のカムバがアツい!!!

 

 

今年の2月は様々なグループがカムバックを果たす。有名どころだとGFRIEND、iKON、PENTAGON、KARD、MONSTA X、IZ*ONE、BTSなど。他にも若手や新人、たくさんのグループが新曲を出す。そんなK-Pop界が賑やかになると思われる2月、トップバッターとして個人的に期待していたのが、EVERGLOWだ。

 

EVERGLOWはデビューしたときから、かなりやんちゃなスタイルを披露している。曲の振り切り方がものすごく、韓国アイドルの中でいちばんヒップホップというかトラップのスタイルを取り入れている印象がある。他のグループでそういった色が強い曲だとBLACKPINKのKILL THIS LOVEがすぐ思い出される。YGは元々ヒップホップ色が強い事務所だが、K-PopらしさというかYGらしさがあってヒップホップで直球勝負はしてこない。しかしEVERGLOWはデビューした途端、ヒップホップ色の強い曲を視聴者に投げつけてきた。

 

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デビュー曲がこんなにも色の強い曲だと、今後のグループの方向性に強い影響をもたらすと思う。だって第一印象って取り除くの難しいくない?ああ!EVERGLOWね〜。あのヒップホップ色強いグループね〜!ってなるじゃない。そうなるともし次のカムバックでリリースした曲が普通のK-Popって感じの曲だった場合、どうしたの?期待している曲と違う!ってなってしまうから。自分たちの中でEVERGLOW像が勝手に出来上がってしまう。

 

 

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以前ブログにも書いたセカンドシングルとなるAdios。この曲でもEVERGLOWは振り切ったスタイルを披露した。こうなってくるとEVERGLOWはやんちゃグループという印象が完全についてしまう。実はMVになっているタイトル曲以外はK-Popらしいかっこいい曲が多く、振り切っているわけではない。しかしタイトル曲がこうだとやっぱりその印象が強くなってしまう。

 

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そんなEVERGLOWはこういうスタイル!というものが出来上がってしまっている中、この2月にカムバックを果たした。そんな注目せずにはいられないEVERGLOWの新曲はどうなったのか。今回は新しいEP『reminiscence』を聴いていこうと思う。

 

 

 

 

EVERGLOW - reminiscence

 

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今回の新しいEP『reminiscence』は全曲OLLIPOPのプロデュース。K-Popって全ての曲を同じ人がプロデュースしたアルバムって少ない気がする。作詞や作曲も基本同じ人ばっかりなので、EVERGLOWチームとして作成されたアルバムという印象。ちなみに前回のAdiosを作った人たちが今回のメンバー。

 

全曲プロデュースしているOLLIPOPという人は他にも有名な曲を作っており、このブログで取り上げたことがある曲だと少女時代のAll NightやLOONAのユニット、ODD EYE CIRCLEのGirl Frontなんかがある。

 

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EP自体の説明はこれぐらいにして、1曲目から聴いていこうと思う!今回は4曲入りで、タイトル曲は2曲目のDUN DUN。

 

 

1. EVERGLOW - SALUTE

 

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1曲目はSALUTE。この曲はショーケースで披露していたので、今後歌番組でもパフォーマンスする可能性が高い。

 

毎回EVERGLOWの1曲目ってキャッチーで聴きやすいものが多い。MoonもHushもそうだった。今回のSALUTEもキャッチーで可愛い雰囲気の曲だが、EVERGLOWらしい要素のある曲。トラップの曲の特徴であるハイハットの音もしっかり使われており、ヒップホップの要素も感じられる。世界的な女性アーティストたちもトラップの要素を入れている曲がものすごく増えている。例えばアリアナ・グランデが去年リリースしたthank u, nextなんてゴリゴリのトラップアルバムだった。韓国のアイドルからの人気も高いLolo Zouaïだってトラップ色が強い。これはK-Popも同じでEVERGLOWの特徴と言ったが、別にEVERGLOWだけの特徴というわけではない。人気グループからマイナーなグループまで取り入れている。しかしK-Popの場合、取り入れ方がアリアナ・グランデのようなアーティスト達とはちょっと違う。

 

K-Popのアーティストの場合、もっとソフトな感じで取り入れる。TWICEのLIKEYやFeel Specialみたいなラップのパートのみ直球的に入れる曲もあるが、基本的にはもっとK-Popらしい雰囲気で入れる。トラップを取り入れたというより、トラップの要素を取り入れたみたいな。直球ではなく、隠し味的に。SALUTEはBon Bon Chocolatみたいな直球ではなく、K-Popらしい隠し味的な取り入れ方で作られた曲。なのでそこまで癖があるわけではなく、キャッチーで誰でも楽しめる曲になっているのだ。

世界的にトラップは主流で、少し前までポップシンガーと言われていたような人はごく一部のトップクラスを除き、今は人気がない。完全にヒップホップが掌握している。しかし例外な国がある。それは日本だ。

 

SALUTE - EVERGLOW

 

 

 

2. EVERGLOW - DUN DUN

 

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今回のタイトル曲であるDUN DUN。つまりはメインディッシュ。この曲がどのようなものになったのかが、今回のポイント。今まで通りのEVERGLOWらしい振り切ったスタイルで来るのか。結果は予想通り、EVERGLOWらしさ全開の曲だった。若手グループの中でいちばん攻撃力の高い曲を作るEVERGLOWらしい、がつんとした曲。曲調とかグループの雰囲気は完全に違うけど、なんか強いときの4MINUTEを思い出す。

 

毎回EVERGLOWらしさ全開の曲を出しているが、ワンパターンではないのがすごくいい。Bon Bon ChocolatとAdiosは完全にEVERGLOW!って感じだった。でも曲の雰囲気は違う。今回もEVERGLOW!って感じの曲だが、Bon Bon Chocolatとは完全に違う雰囲気の曲。Adiosと比較すると曲を作ったチームが同じなので、似た要素は感じる。サビがいちばん力強くて、その直前に一旦静かになる感じなんか同じ。でも曲としては前回のAdiosの方がヒップホップ色が強かったように感じる。タイトル曲のEVERGLOWらしさは全開なのだけど、ちょっとずつヒップホップの要素から遠ざかってきているように感じられる。この変化は個人的にいいものだと思う。毎回同じノリだと飽きてしまうからだ。

 

 

他のグループになるけど、例えばBLACKPINKなんていつも同じチームが曲を作っている。いつも同じということはブレないという最大のメリットがあるが、マンネリ化してしまう可能性があるというデメリットがある。そのグループらしさを生み出すことができると同時に、長く続けると飽きられてしまう可能性があるのが危険だ。しかもK-Popの業界って新しいグループがどんどん出てくる。ということはファンが飽きたときに、新しい自分好みのグループを見つけやすいということに繋がる。

 

例えばここ数年の日本で考えてみよう。TWICEが日本デビューしたことによって、ここ数年の日本でのK-Pop人気の波がきたことは明らかだろう。そのときTWICEを知って、K-Popに興味を持った人を考えてほしい。今もTWICEがいちばん好きですか?飽きてIZ*ONEに流れていない?人気になりすぎたからって後輩グループのITZYに気持ち持ってかれてない?という風にK-Popは乗り換える気になれば、どれだけでも乗り換えることができる。自分の場合いちばん好きなグループはもちろんあるが、K-Popを聴くようになったきっかけが、あの子可愛い!とかではなく、音楽好きだったからということがあるので、1つのグループに絞って聴いているということが最初からない。なので最初からいろいろ聴いているので、特定のグループに飽きることがまずない。なのでこのグループの曲を聴くのやめた!とはならない。新しいグループが現れることは自分の手札を入れ替えることではなく、自分の手札が増えることを意味する

 

しかし音楽好きでK-Popを聴いているというわけでなく、2,3組のアイドルしか聴いていない人だったら飽きた場合、手札が増えるのではなく、入れ替えている人が多いかもしれない。自分の友達でもTWICEから入って、すごく好きだったのに今は全然聴いていなくて、違うグループに夢中という人がいる。これは完全に手札を入れ替えたことを意味する。これのきっかけが好きなメンバーの熱愛報道だとか、もっと可愛いと思う子が現れたということ、メジャーになりすぎてつまらない、みたいなアイドル要素で飽きることもあるだろう。そして単純に曲に飽きたという理由も考えられるだろう。同じメンバーで曲を作るということは、この単純に曲に飽きたという可能性を生みやすい。

 

例えば方向転換したMOMOLANDはBBoom BBoomが大ヒットした。それ以降同じようなスタイルで曲を出し続けている。BBoom BBoomのときは新鮮だったが、今はどうだろうか。飽きてきている人いるんじゃない?

 

 

EVERGLOWは同じメンバーで曲を出したが、スタイルを変えてきた。それにまだデビューして3回目の曲。まだ誰も飽きることがなく、楽しめているのではないだろうか。次のカムバックが楽しみ。まあカムバックしたばっかりなのだけど笑。次回も同じメンバーなのか、それともがっつり変えるのか。いずれにせよ、この感じの雰囲気だとEVERGLOWらしさがなくなることはないだろう。

まとまりのない文章でダラダラと長く書いてしまって、すみませんでした。

 

 

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踊っているメンバーの名前が出る動画があったのでリンクを貼っておく。最近EVERGLOWを知ったばっかり!という人は名前と顔が覚えられて、新曲のDUN DUNを聴きながら各自のダンスパートも見られるのでオススメ。

 

DUN DUN - EVERGLOW

 

 

 

3. EVERGLOW - PLAYER

 

PLAYER - EVERGLOW

 

 

今回のEPで個人的にいちばんお気に入りの曲が3曲目のPLAYER。最初っから強い雰囲気で激しい曲なのかと思いきや、そのパート以外の歌かかなり優しい雰囲気。サビも音はEVERGLOW全開のビートだけど、ボーカルは優しい。トラックは全体的に強いのだけど、意外とメリハリがあるように感じた。それがお気に入りのポイント。

 

まあまだリリースされたばっかりで何十回も聴いたわけではないので変わってくる可能性は高いのだけど、このブログを書いている時点で個人的にPLAYERが他の曲に比べて一歩抜きに出ている感じがする。DUN DUNのMVしか見ていない人は、ぜひ聴いてみてほしい。EVERGLOWらしさのある曲。

 

 

4. EVERGLOW - NO LIE

 

NO LIE - EVERGLOW

 

 

ラストの曲はNO LIE。K-Popのアルバムでよくあるラストの曲バラードにするスタイルが大嫌いな自分としては、この曲は好き。ここまでの3曲に比べると落ち着いている雰囲気があるような気もするが、歌ものではあるがバラードではない。なんならこの曲がいちばんヒップホップ色が強いように感じる。サビの部分のビートなんてそう。メロディーなんかもそうだし。でもそれ以外の部分はEVERGLOWとしては落ち着いているし、ラストの曲って感じはすごくする。正しくいうと、EVERGLOWのEPのラストの曲だが。最初にリリースしたARRIVAL OF EVEGLOWのラストの曲だったD+1のみがK-Popでよくあるラストにバラードの法則に当てはまる感じだ。

 

 

 

というわけでreminiscenceのレビューはここまで。安定のEVERGLOWだった。感想はこの言葉に尽きる。

 

 

 

EVERGLOWのシヒョンとGFRIENDのソウォン

 

最後に少しだけ。最初の方で書いたが、この2月はK-Popのカムバがアツい!EVERGLOWがカムバックした日にも他のグループが何組かカムバックを果たした。その中にGFRIENDも含まれる。そんなGFRIENDのソウォンが個人的にEVERGLOWのシヒョンと同じ顔の系統だと思っている。世間の評判は知らないが、自分の中でかなり近いのでは?と思っているのだ。そんな2人がまさかの同じ日にカムバックをした。

 

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Photo by Twitter(@SOURCEMUSIC)

 

このなんとなく似ている気がするのって自分だけかな?ちなみにGFRIENDの今回のカムバックでいちばん好きだった曲はEclipse。ほんとEclipseという名前がつくK-Pop関連のものってハズレがないよね笑。なんでだろう。せっかくなのでEVERGLOWのブログですが、オススメのGFRIENDのEclipseについてもちょっとだけ書いておきますね笑。

 

 

GFRIEND -Eclipse

 

Eclipse - GFRIEND

 

 

今回のGFRIENDはなんというか、EVERGLOWと同じくグループらしさが全開のアルバムだった。GFRIENDとEVERGLOWはジャンルが完全に違うので、同じK-Popとはいえ全くの別物。なので同じ日に出ても両方楽しめる。まあ順位とかではライバルになるので両方いいやんか!とはファン的には言えないのかもしれないが笑。

 

そんなGFRIENDの新しいEP『回: LABYRINTH』でいちばんのお気に入りはEclipse。GFRIENDらしいドラマチックな曲ではあるのだが、ノリが良く聴きやすい曲。軽い雰囲気で聴けるバラードというか。こういうのってGFRIENDの強みだと思う。

 

 

ちなみに以前2010年代の曲でその年のお気に入りを決めたブログを書いたのだが、2017年の1位にGFRIENDのHear The Wind Singを選んだ。やっぱりこの曲がGFRIENDの中でいちばん好き。でもちょっとだけEclipseもその要素を感じる。なんとなく。曲は全く違うのだが。ノリの良さとボーカルの優しさかな?

 

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というわけで今回のブログは終了です。EVERGLOWを応援するのはもちろんですが、何度も言うけど2月のK-PopはアツいのでGFRIENDや他のグループからも目が離せない。ちなみにもうすぐLOONAがカムバックします。これも楽しみ!

 

 

 

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