BLACKPINKロゼのソロ曲はバイカルチュラルな彼女の個性をそのまま表現した作品【-R-】

遂にBLACKPINKロゼがソロデビュー

 

2021年3月12日、遂にBLACKPINKのロゼがソロデビューを果たした。ジェニのSOLOから2年以上のときが流れたこともあり、一部のBLINKはいつもロゼのソロについてコメントしていた。あの見ていて気分が悪くなるコメントたちともおさらば!そして自分の推しであるロゼのソロ曲ということでめちゃくちゃ楽しみだった。

 

1月31日に行われたBLACKPINKのオンラインライブ『YG PALM STAGE - 2021 BLACKPINK: THE SHOW』で今回のB面の曲となるGONEはすでに披露されていた。この曲はロゼらしさ全開でギターとともにしっとり聴かせる歌モノだった。ロゼ自身が弾き語りをする姿もギターとともに歌う姿もBLINKにとっては見慣れた姿なので自然にすっと入ってきた。

 

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ジェニのSOLOだってかなりジェニらしい1曲。無駄のないミニマルなビートだけどトラップの要素もあってハード。イントロからいきなり歌いだすのもかっこいいし、サビでは3小節も溜めてくる。ラップパートのFlexした歌詞の最高だ。YGがしっかりキャラクターに合った曲を選択している。ほんとかっこいい曲だよね。

 

 

というわけで今回は遂にソロデビューを果たしたBLACKPINKロゼのソロ曲がどんな作品に仕上がったのかチェックしていこうと思う。

 

 

 

 

 

 

ROSÉ - R

 

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Photo by Twitter(@BLACKPINK)

 

ロゼの名前からとったRというタイトル。SOLOもそうだったけどタイトルがとにかくシンプルでBLACKPINKほど有名なグループじゃなかったら検索しにくい笑。ノリが完全にOff-White。そんなRは2曲入りでCDを購入した場合はインストもついてくる。今回のトラックリストが公開されたとき、気になったポイントが数多くあったので最初に紹介しておこうと思う。

 

 

YGやTHE BLACK LABEL以外の人物が参加したロゼのソロ曲

 

BLACKPINKといえばいつもの仲間たちと曲を常に作っていることで有名。THE BLACK LABELに所属しているTEDDYたちのことを第5のメンバーなどと本人たちが言っていることからも確か。YG以外のメンバーが参加したことはこれまでもあったが、基本的にはCardi Bやセレーナ・ゴメスといった客演を迎えるときだけ。前回のアルバム『THE ALBUM』のタイトル曲であるLovesick Girlsでは客演を迎えていないのにも関わらずDavid Guettaなども参加していたが、BLACKPINKの歴史で考えるとそちらの方が亜種なのである。

 

 

On The GroundにはJorgen Odegardやojivolta、Amy Allenなどが参加

 

まず1曲目で今回のタイトル曲であるOn The GroundではJorgen Odegardが参加している。この人物はジャスティン・ビーバーとChance The RapperのHolyやImagine DragonsのBad Liarなど様々な楽曲を手がけている。

 

そしてShawn MendesのIf I Can't Have Youなどを手がけたojivoltaの参加している。またJon BellionはEDM界で有名なZEDDのBeautiful Nowに参加したことで有名。つまりプロデューサー陣は自分のところの人以外は全て海外のポップス界で名の知れた人たちばかりなのだ。

 

また作詞に参加したAmy AllenはBLACKPINKとIce Creamでコラボしたセレーナ・ゴメスのRareも手がけている。 Sam SmithのLove Goesなども手がけており作詞でもポップス界の有名人が参加。

 

これを見て思ったよね。ロゼのソロ曲って海外向けのポップスになるんじゃね?と。K-Pop好きの人で知らない人はいないTEDDYという人物の影響が今回は確実に弱いというのがトラックリストを見ただけでわかる。だって海外の著名なプロデューサー陣を招いておいて韓国らしさ全開にするわけないじゃん。それなら自分たちで作ればいいって話だし。THE ALBUMの感想がめちゃくちゃポップス!というものだったので、こっちの路線は継続なのかと思った。ワールドツアーしてたし、アメリカの番組にもガンガン出ていたのでMelonではなくビルボード向けの曲を作っても不思議じゃないけどね。

 

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Goneでは再びBrian Leeが参加

 

こちらの曲はすでにTHE SHOWで聴いていたが、クレジットが公開されたので触れようと思う。BLACKPINKのDon't Know What To DoとLovesick Girlsに参加していたBrian LeeがGoneも手がけた。J.LaurynはZiggy Marleyのアルバムに作曲で参加をしグラミーを取っている。こちらはOn The Groundと違い、作曲が24とBrian LeeだけなのでK-Pop感強めでもいけるのでは?と思ったが、結果はTHE SHOWで聴いた通りのがっつり歌モノ。

 

 

K-Popとポップスのミックスはまるでロゼ自身を表現しているかのよう

 

この2曲のトラックリストからもわかる通り、RはBLACKPINKの楽曲だけどBLACKPINKの楽曲ではない。ロゼのための楽曲であるということがお分かりいただけるだろう。THE BLACK LABELの仲間たちはもちろんロゼ自身もプロデュースに参加しているが、普段のBLACKPINKとは少し違って海外色強め。

 

これは韓国とニュージーランドという2つの国籍を持つロゼのパーソナリティを表現しているのではないだろうかK-Popとポップスのプロデューサー陣が一緒に作った作品はバイカルチュラルなロゼのよう、そしてただ単純にミックスしただけでなくロゼのスタイルに合わせた楽曲作り。THE SHOWで聴いたGoneがいかにもロゼ!と思ったのは楽曲の雰囲気からであり感覚的なもの。このように裏方メンバーから楽曲を紐解いてみてもしっかりロゼなことからも、Rがしっかり時間をかけて練った作品なのだということがわかる。こういう見方もできるポイントが作られてるの最高!いいぞYG!

 

 

1. ROSÉ - On The Ground

 

 

前置きは以上にして、こちらが今回のタイトル曲であるOn The Ground。公開される前の自分の予想通りがっつりポップス。Lovesick Girlsよりもポップス。BLACKPINKの曲の中で一番ポップス!と思ったのが自分の率直な意見でした。洋楽って言葉が昔からしっくり来ていないので言いたくないが、わかりやすい言葉でOn The Grooundを表現すると洋楽って感じ。

 

 

王道ポップスであることが逆に現代のポップスとは違うという結果に

 

ギター系の印象が強いのにサビでEDMっぽい雰囲気が入ってくるのとか王道って感じがする。YGやBLACKPINKがヒップホップ色が強い上にアリアナ・グランデジャスティン・ビーバーもビリー・アイリッシュもトラップをトラップを取り入れているのに、On The Groundではトラップを感じない。こういうポップスのアーティストってテイラー・スウィフトとかしか残ってないで笑。ということは現代の音楽をたくさん聴いている人にとっては逆に新鮮かも知れない。だってアメリカのポップスのアーティストで王道ポップスをやっている人はほとんどいないのだから。逆行し過ぎてあまり刺さらない人が増える可能性もあるけど。

 

K-Popって音楽として攻めてる!という風に自分は見ちゃってるけど、ぶっちゃけほとんどのファンはそういう風に感じていないわけじゃん。トラップやニュートロ、ファンクの流れとか気にしている人の方が少ない。だってベースはアイドルだし。アーティスト側が細かい部分も追求しているからこそK-Popはハードで音楽好きもハマっているわけだが、一般的なファンからしたらそんなのはどうでもいい。自分はヒップホップ好きからの流れなので音楽的な部分もきになるけど、ベースはロゼかわいい!最高!顎のライン素敵!ぐらいのテンションだし笑。

 

なので時代に逆行し過ぎて現代の音楽好きにはこういう感じね!はいはい!という風にサクッとスルーされてしまう可能性も高い。TikTokでバズるようなタイプの楽曲でもないし。K-Popだけでなく海外のポップスのトレンドとも逆行している。でも大半のアイドル好きとかK-Popのファンにはあまり関係ない気もする。音楽に対する比重の違いというか。ハマった理由というか。なのでどういう風にOn The Groundをみんなが聴いたのかめちゃくちゃ気になる。ちなみに自分には全く刺さっていない笑。もちろんCDは買うけど、今の感じだとあまり聴かない気がする。まあじわじわハマるパターンもあるのでわからないけど。ぶっちゃけどうでした?まあトレンドに沿った曲を出す必要なんて全くないし、ロゼの世界観が炸裂してるので最高なんだけど。しかもこういうスタイルの方が日本人には向いているし。

 

ちなみにこの曲が嫌いとかそういうわけではありません。あくまでも自分にはハマらなかったというだけ。スタイルの違い。普通にいい曲だとは思う。それに自分の推しのソロデビューを祝ってないわけないし。興味がなかったらブログをわざわざ書こうなんて思わない。

 

 

歌詞が全て英語

 

曲がポップスということで韓国国内というよりも国外向け。なのでOn The Groundはもちろん、2曲目のGoneも英語の歌詞のみとなっている。THE ALBUMでもCardi Bが参加した楽曲などでは英語の歌詞のみだったし、海外向けの曲ではしっかり海外の人に伝わるようにしている。しっかりマーケティング

 

ただロゼの場合はちょっと違う印象もある。先ほども言った通り2つの国籍を持つロゼにとって英語は自分自身の言葉であり、マーケティングとか関係ない話。自分を表現したら普通に出てくる言語なのである。そう考えたら特に突っ込む理由もない。普通に自分らしく歌っているだけなのだ。 

 

 

セット組み過ぎ問題

 

MVについても軽く書いておこうと思う。事前情報の面白ポイントとしてロゼのMVの制作費が今まででいちばんお金をかけたという話があったよね。それはどこか考えてみたけど、やっぱセットでしょ!

 

アメリカで撮ってんのか?って感じがするシーンが色々あるけど全て韓国。既存の建物をいじっているパターンもあるが、プラスで組んでいることは変わりはない。これだけ組んで火花もどかーん。車も燃えてる。ってかジェニのソロも車始まりでロゼも車から。ジェニのは普通でロゼのは燃えている。ジャケットのアートワークも2人とも寝そべっていて、両者の向きは逆。これって匂わせてるよね。考察班よろしく案件。

 

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2. ROSÉ - Gone

 

  

こちらはTHE SHOWですでに披露されていた楽曲。オンラインライブでソロ曲をBLINKに聴かせたかったというロゼの気持ちから実現した企画だった。On The GroundもGoneも歌モノなのだがスタイルが違って、Goneの場合はさらに歌にフォーカスした感じ。ビートに変な飾りっ気がないというかビートって表現がしっくり来ない系の曲だし。そういった意味でもK-Popらしくない。

 

ミニマルはミニマルだけどジェニのSOLOとは全く違うミニマルさ。メンバーの個性に合わせた表現になっているのが伝わってくる。2018年に日本で行われた『BLACKPINK ARENA TOUR 2018』のときみたいにスタンドマイクでギターを持って弾き語りするスタイルでパフォーマンスするのもいいかもしれない。もちろん2人で披露するのも最高だけど。

 

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ロゼのRを取った作品なだけあって、めちゃくちゃロゼでした

  

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Photo by Instagram(@sooyaaa__)

 

ついにリリースされたロゼのソロシングル『-R-』を紹介してきました。ジェニのSOLOと同様に個性に合わせた作品でBLACKPINKらしさもある。STAYやHope Notのような作品もさらにロゼ仕様にしたような雰囲気がありました。2曲ともロゼの独特な声が目立つようなビートになっていたし、ノビのいいロゼのスキルもしっかり発揮できるように作られていました。BLACKPINKらしいガツンとした曲もロゼにぴったりだけど、歌モノ系もロゼにぴったりだよね。ちなみに自分がロゼのバースでいちばん好きな曲はREALLY。ヒップホップと歌モノの中間みたいな曲だった笑。この写真はジスがインスタにアップしてたもの。他にもMVのビハインドの写真がアップされているので、気になった方はチェックしてみてね!あとロゼがYouTubeで個人チャンネル始めるかも!と言っていたのもマジで期待してる。

 

最後にロゼのソロシングル『R』全体のリンクを貼っておきます。ぜひ聴いてみてね!一旦ここで締めますが、今回のリリースに合わせて様々なコンテンツがアップされました。なのでボーナス的な感じでいくつか紹介していきます。ロゼのファンの方はぜひチェックしてみてください。ではまた!

 

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-R- リリースに合わせて公開されたコンテンツやグッズなど

 

ROSÉ ロゼ “On The Ground” | まもなく「RELEASED」で初公開

 

 

YouTube OriginalsとしてMV公開前に放送されたロゼの番組。オンラインライブをYouTubeで行なったということもあり、以前から親密だったYouTubeとの関係性もより深いものに?

 

  

ROSÉ -R- COMEBACK LIVE

 

 

こちらは韓国アイドル鉄板のカムバック前のVLIVE放送。K-Popって様々な角度からカムバを盛り上げるから面白いよね。

 

  

ROSÉ : 時代をリードする女性たち

 

Apple Music: ROSÉ : 時代をリードする女性たち

 

3月8日の国際女性デーに合わせてApple Musicで公開された『時代をリードする女性たち』というシリーズにBLACKPINKロゼの参加。彼女自身がキュレーションしたプレイリストとなっている。Amy WinehouseのLove Is a Losing Gameを史上最高に悲しい曲とロゼは語っている。セレクトした理由はプレイリストの意味などもしっかり書かれているので、気になる方は上のリンクからチェックしてみてほしい。このシリーズではサンローランのイベントでロゼと共に過ごしていたカーラ・デルヴィーニュやBet You WannaでコラボしたCardi B、日本からはアイナ・ジ・エンドや竹内まりやなど様々な人物が参加している。

 

 

𝙻𝙰 𝚅𝙸𝙴 𝙴𝙽 𝚁𝙾𝚂É マーチ販売

 

 

 

BLACKPINKは毎回マーチをしっかり作る!ということで様々なグッズが販売されます。YG SELECTなどいつものサイトたちでリリース。詳細は上のツイートから!

 

 

 

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Apple MusicでK-Popをメインにプレイリストを公開しているので、よければぜひ聴いてみてください!

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