【9月K-POP】歴代最高きた?想像をサクッと超えた韓国アイドルのカムバック大合戦

2021年9月はK-Popが大当たりすぎた

 

毎月行っている1ヶ月間のおすすめK-Popを紹介する企画。このブログを書くとK-Popをまとめて振り返ることができるので、「今月は好きな曲が多かったな!」みたいなことを感覚ではなくデータとして確認することができ、個人的に結構面白い。

 

自分はかなりの量のグループをチェックしているし、MV以外の曲もしっかり聴いているので、たまにものすごい量のお気に入りが生まれる月というのが現れる。これまでのこの企画で豊作だった月は「歴代最高レベル」みたいな表現をしてきた。これは決して盛っているわけでなく、ガチでそのように感じたときにしか書いていない。

 

そんなこれまでの歴代最高レベルを余裕で超え、混じりっけなしの歴代最高と言い切れそうな当たりの月がやってきた。2021年9月、カムバックするアイドルたちがリストアップされるたびに興奮度が確実に上がっていった1ヶ月間。正直8月の段階から9月のK-Popのことしか考えていなかった。

 

 

自分の現役トップ5のアイドルが全て新曲をリリース

 

普通に考えてもものすごく充実したカムバックや新曲リリースをするアーティストのリストなのだが、自分としてはさらに興奮させてくれる要素がある。それは現役トップ5が全て2021年9月に新曲を出すということ。

 

このブログで言う現役のアイドルとは、

 

  • 7年目の契約のラインを迎えておらず、解散をしていない全てグループ
  • ソロの場合はキャリアから考察
  • それ以降もグループが継続されており、音源のリリースがコンスタントに行われている
  • 音楽活動を行っている(K-Popをメインで取り扱うブログの性質上)

 

これを定義としている。なので最近CDをリリースしていないけどDIAは現役アイドルだと思っていて、IZ*ONEは解散したので現役に入れておらず、ウンビは現役アイドルとして見ている。SHINeeは今も音楽活動にしっかり力を入れているので現役。少女時代はテヨンなどがソロの楽曲をリリースしているが、グループとしての音源リリースが最近はされていないので現役ではない。EXIDは解散していないが、グループとして音楽活動をしていないので現役ではない。GOT7はグループというより現在はソロ重視だし、音楽活動を軸にしていない人もいるので現役としては見ていない。

 

 

この場で現役アイドルというものを初めて言語化したので、当てはまらないパターンもあると思うが大体はこんな感じ。すごく簡単にいっちゃうとグループとしてアクティブなアイドルってこと。契約更新以降はかなり絞っている。そんな現役アイドルたちの中で今好きなグループのトップ5は、

 

  1. fromis_9
  2. LOONA
  3. ITZY
  4. BLACKPINK
  5. STAYC

 

なのだが、この全てが9月にカムバもしくは新曲をリリースするのだ。しかもfromis_9は2回、LOONAに関しては3回もリリースをする。こんなことが今まであっただろうか?みなさんもトップ5が一気に被ったことってあります?経験したことがない人の方がほとんどだと思う。

 

 

まず大前提として多種多様な韓国アイドルをチェックしている必要がある。なぜかというと同じ事務所のアイドルのカムバが被ることは戦略的にありえないからだ。そりゃそうだよね!TWICEとITZYが同じ月にカムバックなんてしたらJYPのファンが分散するし、予算的にもいろいろ出てくる。カムバと新曲リリースみたいな感じだったら可能性はあるけど、数週間はずれるはずなので同じ月に収まるかは不明である。なので1位がTWICEで2位がITZY、3位がStray Kidsみたいなパターンだと全員集合は考えにくい。なので見事に事務所が全てバラバラな自分だからことって部分がある。

 

またBLACKPINKのような、とりあえず1位確実!みたいなグループに1位を取れるポテンシャルのあるグループを意図的にぶつける可能性は低い。BLACKPINKの枠がリサのソロという少し特殊なパターンだったのも要因と考えられるだろう。LOONAがカムバではなくコラボ曲と日本デビュー、そして企画モノだったというのも大きい。そしてシンプルにK-Popってアイドルだと早くても季節に1回ぐらいのカムバ、半年や1年以上空くこともザラにある世界なのでシンプルに被るだけでも珍しめ。ITZYとSTAYCのカムバ周期が最近被っているけど、これ自体がそもそもレアケースである。

 

 

というわけで運も完全に味方にした9月のK-Pop。しかもこれらのアイドル以外の新曲もかなり熱く、おすすめする曲の量も過去最多。それに伴って文字数もこのブログの中で上位のものに。なので今回は番外編なしで、シンプルにK-Popのおすすめのみピックアップしていこうと思います。前置きが長くなりましたが、歴代最高かもしれない2021年9月のお気に入り紹介です!

 

 

 

 

 

 

9月のおすすめK-Pop

 

紹介する順番はリリース順

 

 

fromis_9 - Talk & Talk

 

 

現役の韓国アイドルの中でいちばん好きなfromis_9がいきなり登場。OFF THE RECORDからPLEDISへ移籍した第1弾シングルとなったTalk & Talkでもしっかり活動を行なったため、前作のWE GOからは約4ヶ月とプロミにしてはかなり早いカムバックとなった。

 

さすが私のお気に入り!ジホンの髪色がピンクじゃなくなったのは残念だが、そんなことどうでもいいと思えるぐらい全員が可愛い。髪の毛を切りたい衝動に駆られていたソヨンは発言通りボブにイメチェン、セロムの00年代バイブスカラーもめちゃくちゃ好き。可愛さだけで考えれば9月のMVPはfromis_9の一択。ただし!過去最高と言っていいほど新曲が充実していた2021年9月では、プロミが大好きということから生まれるバイアスを考慮したとしても、fromis_9のTalk & Talkは9月のMVP候補に選ぶレベルには達していない。それぐらい豊作だった1ヶ月間だった。ちなみにfromis_9は9月にハヨン、ジウォン、ソヨンの3名によるStarという楽曲もリリースしている。こちらはTalk & Talkのポップでキャッチーなスタイルとは真逆でバラードベースの歌モノになっている。ただ好みではないので紹介はパスするが、チェックしていない人も多いのでぜひ調べてみてね!

 

 

あとプロミのPLEDIS移籍で残念だったポイントが1つだけある。それはFM_1.24 Specialなどで行なっていた練習室コンテンツがなくなったことである。CHANNEL_9の新シリーズなど、コンテンツ自体は相変わらず配信し続けてくれているのだが、プロミのYouTubeチャンネルの中で自分がいちばん好きだった練習室で色々やるシリーズがなくなったのは本当に悲しい。「トップ10にギリギリ入るかも」というポジションから「現役ナンバーワン」と言い切れるぐらいプロミにハマるきっかけになったのが、公式がリリースしていた練習室コンテンツが面白かったからなので、自分としては新曲の次に重要視していた動画だった。Talk & Talkのレビューのブログを書いたときに、移籍しても以前と同じように練習室で料理など自由に使わせてくれ!的なことを書いたが現段階では許可されていない、もしくはコンテンツチームの企画に入っていない。あのいつものゆるいBGMを再び聞きたいものだ。

 

LEGGOですブログ: PLEDISに移籍したfromis_9だけど、Talk & Talkでも彼女たちのストーリーは継続中!

 

fromis_9の"Talk & Talk"をApple Musicで

 

 

LOONA (Heejin, Kim Lip, Jinsoul, Yves) - Not Friends (Prod. RYAN JUHN)

 

 

前回のアルバム[&]で数多くの楽曲をプロデュースしていた韓国の人気作曲家RYAN JUHN(ライアンジョン)のプロジェクトに、LOONAからヒジンにキムリプ、ジンソル、イヴの4名が参加。これまでのLOONAにはなかったトラップがベースのビートで歌う彼女たちはとても新鮮だ。こんなにど直球のヒップホップスタイルはこれまでのLOONAはもちろん、韓国アイドルたちもなかなか行わないので個人的に大ヒットだった。

 

LEGGOですブログ: LOONAとライアンジョンによるNot Friendsがイダレ史上最高にヒップホップしてた件

 

 

普通ならこちらのNot FriendsもMVP候補なのだが、9月にリリースしたLOONAの楽曲でもっと好きなものがあったので今回は入らず。そのMVP候補の曲以外にもチュウがWEiのヨハン、Eric Bellingerとの企画モノもリリースしていた。現役ナンバーワンのfromis_9だけでなく、現役ナンバーツーのLOONAまで複数リリース。K-Popファンとしてはもちろん、floverやOrbitとしても充実しまくった1ヶ月間だ。

 

LOONAの"Not Friends (Sung by Heejin, Kim Lip, Jinsoul, Yves)"をApple Musicで

 

 

STAYC - STEREOTYPE

 

 

現役ナンバーワンとツーの韓国アイドルに続いて、新人でありながらトップ5入り。そして全ジャンルのアーティストの中で自分が今いちばん気に入っているSTAYCが初のミニアルバム「STEREOTYPE」をリリースした。タイトル曲のアルバムと同名「STEREOTYPE」はティーザーの段階から最高すぎて期待値が高くなりまくっていたが、それを余裕で超えてくるかっこいい楽曲を披露してくれた。

 

前作のASAPと同様にK-Pop的ないい意味でのうるささがなく、ベースとしてはかなりシンプルなビート。それなのにサビで毎回盛り上がれるように工夫がされていて、抑揚のある雰囲気が特徴的だ。実際にスピードが出たわけはないのにサビで乱れ打ちされるハイハットによって爽快感がアップするなど、渋い要素が色々あるのはK-Popの名曲を数多く産んだブラック・アイド・ピルスンのなせる技だろう。またSTAYCの歌スキルもかなり高く、シンプルだけど癖のあるビートを完全に乗りこなしている。友達と街を歩いていたら、なんとSTAYCのシウンに遭遇!彼女のことを知らなかった友達に「STAYCってめちゃくちゃかっこいい曲を出しているグループのメンバー。シウンのスキルまじでやばいぞ!」と街で会ったシウンを友達にめっちゃ推すという夢を見たぐらい、自分はSTAYCにハマっている笑。SWITH boy, it's going down。

 

ASAPがヒットし、注目度が高くなった状態での初めてのカムバは完全に成功している。初めての1位も獲得、バラエティ番組にも数多く出演した。以前からHigh Up Entertainmentが積極的にプロモーションしていた部分はもちろんキープしたままだ。ビジュアルがよくスキルもあり、プロデューサーも実力派で楽曲のハズレもなし。他の韓国アイドルたちがSTAYCのダンスを踊ったり、K-Popファンたちも騒いでいるので口コミのスピードも半端じゃない。自分は「SWITH boy, it's going down」ってテンションでいるが、そのバイアスを考えずに冷静にSTAYCを見てみると運の要素も少なからずあったので、まだ完全に安心できるわけではないが、次のカムバックで人気が継続されていればK-Popのメインストリーム入りも可能だろう。

 

YouTubeの字幕に日本語はもちろん、スペイン語もあって抜かりがない。そんな新人として抜けた存在のSTAYCだが、弱点も今回の活動で見つかった。それは私服系の衣装が微妙ということ笑。自分たちで作ったタイプの衣装は全く問題ないのだが、バラエティみたいなところでの衣装がダサいというか古臭いことが結構多い。別に現段階でファッション的に注目される必要はないし、事務所が小さいからそこまでお金をかける部分じゃないというのはわかるが、あの数年前みたいな雰囲気、主にパンツのセレクトを変えることは簡単だろう。本人たちのビジュアルがいいので、何も攻めずにトレンドを普通になぞる偏差値50みたいな衣装でも十分だと思うのだが。これが唯一見つけたSTAYCの弱点。それ以外は言うことなしの化け物グループ。ってか楽曲のかっこよさだけでもやっていけるぐらい抜群なんだけど笑。

 

 

K-Popとは関係のない、一応ファッション系かな?って感じの自分の普段使い用のインスタがあるのだが、それでフォローし合っているカナダの人がSTAYCのSTEREOTYPEをストーリーにアップしていた。その人のアカウントもK-Pop系ではない。渋谷のタワレコでCDを買いに行ったとき、自分の前でレジに並んでいた人もSTEREOTYPEを買っていたし、30枚は確実に積んでいたと思う。K-Popと関係のないネット上、そして現実の世界でもSTAYCの人気を実感するシーンがあったことで、この流れはマジなんだなと思った。そんなSTAYCのSTEREOTYPEのリリースからちょうど1ヶ月でのiTunes再生回数は331回だった。ASAPより1ヶ月の再生回数が100回程度少なかったが、豊作だった9月でこれだけ聴いていたのはなかなかなものだろう。というわけで9月のMVP候補、最初の1曲はSTAYCのSTEREOTYPEだ。ちなみに収録曲だとSLOW DOWNがいちばんお気に入り。

 

LEGGOですブログ:  STAYCのカムバは裏切らない!STEREOTYPEは名曲揃いと言い切ってもいいよね

 

STAYCの"STEREOTYPE"をApple Musicで

 

 

 

Ferry Blue - Call My Name

 

 

2021年9月6日にデビューした新ガールズグループ。全く注目していなかったし、Ferry Blueのメンバーの名前なんて誰1人知らない。Call My Nameを聴いたのは完全にたまたま笑。どこから湧いてきた。そんなFerry Blueのデビュー曲はまさにマイナー事務所のB級K-Popソングって感じでトラップを軸にしたいのかな?と思いきや、サビで全く違う雰囲気のビートに変化。そういうぶつ切りなビートのまま最後まで行くのだが、謎にまとまりがあり意外とアリな雰囲気。最近のK-Popは音楽として成長しすぎたため、K-Popを聴かない人でも楽しめる楽曲が増えたが、昔のK-Popが持ついい意味での変な雰囲気を久しぶりに楽しみたいって方におすすめ。

 

Ferry Blueの"Call My Name"をApple Musicで

 

 

ICHILLIN' - GOT'YA

 

 

先ほどのFerry Blueと同様に2021年9月にデビューしたICHILLIN'のGOT'YA。こちらは先ほどの面白ソング的なものではなく、シンプルにかっこよくね?という意味でおすすめ。特にサビ前で落としておいて、サビで一気に可愛い感じのボーカルになるのが好き。ってか今年のデビュー曲の中で割と上位かも。ただMVもApple Musicも曲が若干もっさりしているように感じる部分がある。突き抜けないというか。これは自分の勘違いか、それとも耳が悪いのか、環境が悪いのか、GOT'YAのエンジニアが悪いのか。何が真実かはわからないが、みんなはどう思う?ただ個人的に引っかかるポイントがあるとはいえ、かなりのお気に入り。

 

Fantagioの元練習生が多いこともあり、意図的かどうかはわからないがWeki Mekiっぽさを若干感じる。ただI don't like your Girlfriend、Lucky、Picky Pickyよりも曲として完全に好き!というわけでこれからの期待も込めて新人ガールズグループであるICHILLIN'のGOT'YAをMVP候補にツイッターのフォロワー数も1万人以下とまだ全然注目は集まっていないし、KMエンターテインメントという新しい事務所からデビューしたマイナーグループ。一部例外はあるものの、こういうグループってどれだけ曲がよくてもなかなか売れないというのが基本なので、何かのきっかけで流行ってくれればと思う。

 

ICHILLIN'の"Got'ya"をApple Musicで

 

 

MEGAMAX - On Your Way

 

MEGAMAXの"On Your Way"をApple Musicで

 

今度は男性でデビューしたグループのMEGAMAXをご紹介。ミニアルバム「Painted÷LOVE:)」の収録曲であるOn Your Wayのざっくりとした軸は、いわゆるよくある感じのサウンドでDRIPPINのYoung Bloodのような、元を辿っていくとSHINeeに通じそうな雰囲気のスタイル。このスタイルでハズレの曲って聴いたことない気がするし、定期的にリリースされるのでかなり支持されているのだろう。名曲にならなかったとしても安パイは確定みたいな。というわけでMEGAMAXのOn Your Wayも安心して楽しめておすすめである。

 

さっき公式ツイッターをチェックしたらフォロワー数が800人台だった。この情報がすぐ広まる現代でこの人数はマイナーにしてもマジで珍しい。古参になるなら今がチャンスだぞ!というわけでツイッターのリンクを貼っておきます。On Your Wayが気に入った人はぜひチェックしてみてね。

 

Twitter: @megamax_twt

 

 

HyunA&DAWN - I Know

 

HyunA&DAWNの"I Know"をApple Musicで

 

K-Pop界でいちばん自分たちがしたいことを自分たちでコントロールできているカップルのヒョナとイドン。そんな2名がHyuna&DAWN名義でミニアルバム「1+1=1」をリリース、タイトル曲のPING PONGは気持ちいいほどやりたい放題で、両者の世界観がたっぷり楽しめる1曲だった。

 

あまりにもそちらが派手なため目立っていない気がするが、自分としては収録曲のI Knowを推していきたい。Wonder Girlsのメンバーだったときは考えないものとして、ヒョナの基本的なキャリアとしては4Minuteのときから力強いイメージがある。男に媚びないけどセクシーみたいなキャラクターでヒップホップ色が強い曲やガールクラッシュなスタイル、セクシーさなんかが売りだった。そのため一般的なK-Popファンが想像するヒョナの曲というものは、スタイルは様々あれどインパクト強めの楽曲ばかりだ。だが実はその裏でR&Bベースみたいな歌モノ系の楽曲も収録曲として結構な頻度で作っており、ソロ名義はもちろんのことながらTriple Hでも披露していた。そしてP NATION移籍後もそのスタイルは変わらず、イドンとのアルバムでもI KnowというR&B系のノリがある歌モノを入れてきた。

 

このスタイルのヒョナが個人的にめちゃくちゃツボで、一般的なイメージの曲たちよりも圧倒的に好き。U&ME♡にDart、What's Going On?、Show Windowなど名曲揃いだ。というわけで今回もその枠に当てはまるI Knowをピックアップ。こっちのスタイルのヒョナもホントいいからぜひ聴いてみてほしい。

 

 

LeeHi - Red Lipstick Feat. Yoonmirae

 

 

現在のアイドルが行なっているファンクやディスコベースのレトロな音楽には完全に飽きてしまったが、AOMGや8BallTownがしているようなヒップホップやR&Bベースのレトロスタイルは飽きることがない。というわけでアイドルのそれとは違ったグルーブ感を楽しめるLeeHiのRed Lipstickはかなりおすすめ。アルバム「4 ONLY」としては歌モノではなく歌って感じの曲が多いが、Red Lipstickに関してはキャッチーで誰でも聴きやすい。またMVを担当したのがfromis_9やLOONAなど、数多くの韓国アイドルと仕事をしているDIGIPEDIというのも注目ポイントだ。

 

LeeHiの"Red Lipstick (feat. Yoonmirae)"をApple Musicで

 

 

LISA - LALISA

 

 

リサがBLACKPINKから3人目となるソロデビュー、本名からもじった「LALISA」と全編英語の歌詞となる「MONEY」の2曲をリリースした。また今回のタイトル曲がLから始まったことで、ジェニのSOLOから「S」、ロゼのOn The Groundから「O」、リサのLALISAから「L」とこれまでの頭文字を並べていくと「SOLO」、つまりBLACKPINKのSOLO(ソロ)プロジェクトを表したものになるという遊び要素の存在が明らかになった。このことによりジスのソロ曲はほぼ間違いなく「O」から始まると思われる。

 

そんな遊び要素が確定的になったLALISAは、リサの個性をそのまま表現したようなヒップホップを軸にしたサウンド。YG、BLACKPINK、そしてリサに対する一般的なイメージそのままなので、人によってはつまらなく感じただろう。ただ元々ヒップホップ好きで、K-Popを聴くときもそっち系の音をどうしても拾ってしまう自分としては、LALISAは結構新鮮な気持ちで聴くことができた。

 

 

現代のヒップホップといえば今もトラップが主流で、流行り始めてから実は10年レベルで時が経っている。そんなこともあってヒップホップだけでなくポップス、そしてK-Popにも当たり前のようにトラップの流れが入っており、OH MY GIRLやfromis_9などビジュアルやイメージにヒップホップのヒの字すら入っていないアイドルでさえ、部分的にトラップの要素を取り入れたりしている。それぐらい当たり前になったサウンドだ。そんな時代のヒップホップ色100%なリサのLALISAには、流れ的にトラップのノリが結構入っていそうと決めつけてしまいそうだが、実はびっくりするぐらいの薄口になっている。低音の響いている感じに関してはトラップのノリに近いが、最大の特徴である機械的な連続するハイハットの音は鳴っていないし、スネアの音などもベタなものは避けられている。

 

そんなこともあって自分のLALISAに対する感想は「ヒップホップを聴かない人ほどヒップホップを感じ、トラップ好きはK-Pop色を強く感じる」というものになっている。前半で紹介したLOONAのNot Friendsの方が圧倒的にトラップである。というわけで普段聴いているK-Popとヒップホップ中間というか、絶妙に被ることがなくてすごく楽しめた。なのでリサのソロデビュー曲「LALISA」は今月のMVP候補だ

 

LEGGOですブログ:  BLACKPINKリサがソロデビュー。Lalisa Manoban、ここにあり!【LALISA】

 

LISAの"LALISA"をApple Musicで

 

 

Park Hye Jin - Whatchu Doin Later

 

박혜진 Park Hye Jinの"Whatchu Doin Later"をApple Musicで

 

BLACKPINKリサがソロデビューを果たした9月10日はヒップホップ的に完全に当たりの日だった。LALISAがリリースされた日にアメリカではBaby Keemがアルバムをリリース。そして韓国のPark Hye JinはリサともBaby Keemとも違ったスタイルでヒップホップを表現する。

 

みんなが想像するいわゆるK-Popのアーティストではなく、ざっくりしたジャンル分けではYaejiのようなジャンルに入ると思われるPark Hye Jin(パク・へジン)。そんな彼女の音楽はトラップ、ハウス、テクノなど様々なジャンルの要素を感じることができる。今回はLALISAの流れから紹介することになったので、トラップ色が強めのWhatchu Doin Laterをセレクトしてみたが、これがいちばんおすすめというわけではなくアルバム「Before I Die」自体がおすすめだ。

 

 

一般的に想像されるK-Popとは完全に違う音楽だが、「K-Popは韓国料理ではなく、韓国人シェフが作る創作料理である」と言い切れるレベルで、様々なジャンルの音を引っ張ってくるのが得意なアイドルのK-Popとも通じる部分があり、この柔軟性が韓国の音楽の特徴であるとパク・へジンの作品を通じて感じ取ることができた。様変わりしていいくBefore I Dieは聴いていて飽きることもないので、ぜひチェックしてほしい。ただ通じる部分を自分は感じたものの、やはり一般的なK-Popとは違うのでアイドル好きに受けるかは不明。完全に韓国アイドル好きより音楽好きに受けると思うし、今後そっち側から認知が上がっていきそう。

 

 

ATEEZ - Feeling Like I Do

 

ATEEZの"Feeling Like I Do"をApple Musicで

 

MEGAMAXのOn Your Wayに続く、9月の爽やかボーイズグループソングの2組目。曲の出だしは2step系のビートで勢いを生み、サビや2番になると爽やかな印象のままサウンドに厚みが出てくる。途中で登場するラップパートでのビートの変化もインパクトがありつつも自然、Feeling Like I Doが持つ爽快感を失うことなく、いいアクセントを与えてくれている。涼しい日もあれば暑い日もあった9月、そのどちらの日にもフィットするATEEZのFeeling Like I DoはB面でありながら自分にかなりのインパクトを与えてくれた。というわけでATEEZのFeeling Like I Doも9月のMVP候補である。真新しいタイプの曲といえばそんなことはない、こういうスタイルのK-Popは意外とある。だが最近の曲だとこういう系にハマっていなかったし、同じく9月にリリースされたSTAYCのSTEREOTYPEやこのあと紹介するLOONAの新曲などとも相性がよかった。

 

 

LOONA - HULA HOOP

 

LOONAの"HULA HOOP"をApple Musicで

 

みなさん「フラフープダイエット」ってご存知ですか?輪っか状のものを腰のあたりで回すやつではなく、今月の少女のHULA HOOPを聴きながら有酸素運動をすることを言います。朝起きた空腹時に有酸素運動をすると、通常時よりも脂肪燃焼が促進されるためダイエットにもってこい!というのは体づくりを気にしている人にとってはご存知な話だろう。ただ起きてから有酸素運動をするのはめんどくさいし、もう少し寝ていたいという人も多いだろう。そんなときにぴったりのBGMが今月の少女のフラフープ。シンプルの曲がめちゃくちゃかっこいいし、この曲のBPMが歩くのにぴったりで、足を出すタイミングを曲に合わせると程よいスピードで脂肪燃焼にいいとされている心拍数までいい感じに持って行ってくれる。曲の爽快感も歩いたりするのにフィットする。

 

また途中でだるくなってきたときは今月の少女のメンバーであるイヴを思い出そう。彼女はいわゆる「顔が小さくて脚が長くて、、、」みたいなスタイルの良さでいうとグループ内でいちばんではないし、韓国アイドル全体として考えるとイヴよりもそういう意味でスタイルがいい人なんて沢山いる。ただそんな人たちにも負けないイヴの体の長所がある。それは「自分のポテンシャルを最大限に生かしている」ということ。細いところは細いが必要なボリュームは残しており、めちゃくちゃ健康的。自分の体にあった体づくりがされているため、身長も164センチには思えないぐらい高く感じる。イヴは骨格的なスタイルではなく、自分にあったスタイルという点では韓国アイドルの中でも最高レベルである。この作られたイヴの体を思い出せば、だるいと思う朝の有酸素もしっかりやりきることができるだろう。これが私の言う「フラフープダイエット」だ!

 

 

ってな感じで朝めっちゃ聴いてた笑。リピートして聴くと耳が疲れるタイプの曲でもないので、40~60分ぐらいHULA HOOPでも飽きにくい。あと出だしのヒジンの「果実を頬張り ほんの通りすがり 世界は始まり Out alright」のパートがめちゃくちゃ好き。ものすごく単純に韻を踏んでいるだけなのだけど、ヒジンの歌い方がものすごく上手で聴き心地がかなりいい。LOONAの世界観も表現できているし。曲単体で考えたってビョンギが去って以降のLOONAの曲の中でいちばん好きなのに、日常生活にまで落とし込めたHULA HOOPがMVP候補でないわけがないでしょ!というわけで今月の少女のHULA HOOPもMVP候補である。

 

 

8月の段階で日本デビュー曲の詳細が全然アップされず日本のOrbitを不安にさせたかと思いきや、ライアンジョン、イルデ、チュウの企画モノと終わってみれば大量のリリース。Orbitを喜ばせたと思いきや、BlockBerry Creativeに関連する不安なニュースががっつり報道されたことによって、再びOrbitを落としていく。10月になった現在の事務所やLOONAに関する不安なニュースのアップデートが続いているので、9月の喜びを全てかき消された感があるのが勿体なさすぎる。まあお金をかけたからLOONAのプロジェクトができたわけだし、その圧倒的な世界観、言い方があれだけどLOONAしか生み出せない圧倒的なコンテンツとしての面白さのおかげで好きになったという面も少なからずあるので、自分は100%批判することは全くできないし、感謝している面もある。絶対大手の事務所だったら、こんなプロジェクトをする許可は降りていなかっただろうし。でもやっぱりLOONAって結構面白かったよね〜みたいな感じである程度の時期楽しませてくれたアイドルとして終わるのは勿体なさすぎるぐらいのポテンシャルがあるので、7年目のみで悩まされる一般的に成功したアイドルと同じような存在になってもらいたいものだ。HULA HOOPと一緒にA面としてリリースされている「StarSeed 〜カクセイ〜」もかっこいいので、みんなどんどん日本デビュー曲などを回していこうぜ!

 

LEGGOですブログ: 今月の少女として走り出したLOONAがHULA HOOPで新たなページを開く!

 

 

*追記

 

 

楽曲自体は先行で9月にリリースされていたが、CDの発売自体は10月!ということで元々はなかったが、HULA HOOPに関する内容を書いてからブログをアップするまでの期間にMVが公開されたので、追記という形で貼っておこうと思う。事務所の雲行きが怪しい上に本国の作品でもないためか、どう考えたって低予算なMVになっている。単調な内容になっているが可愛く仕上がっているし、これまでのLOONAに関連するシーンや衣装、CGのエフェクトなど小ネタが大量に入っているので、ファンであればあるほど楽しめるように映像に。そういえばLOONA 1/3はリレーしてたな!みたいな感じで、HULA HOOPからの流れで各自のソロ曲やユニット曲を振り返ることもできるので、個人的には結構好きなMVだった。

 

 

Effie - Acid Fly Feat. CAMO

 

 

曲がリリースされたのは8月だが、MVというかVisualizerがアップされたのが9月だったので今回のリスト入り。CAMOを客演に迎えたEffieの新曲「Acid Fly」はまさに韓国の女性ラッパーの曲って感じで、Yuzionなどのスタイルに通じる部分があるメロディ強めのエモーショナルトラップビート。こういう曲って最近聴いてなかったので、ものすごくベタだけど個人的には結構楽しめた。

 

Effieの"Acid Fly (feat. CAMO)"をApple Musicで

 

 

NCT 127 - Sticker

 

 

最近のNCTといえば、モラルは犯しているけど犯罪を犯したわけではないのが唯一のいい部分でお馴染み?のルーカスが話題だが、彼が参加していないNCT 129は問題なく新曲をリリース。今回のタイトル曲「Sticker」もいつも通りのNCT節炸裂。K-Pop的に王道なスタイルではないが非常にまとまりがよく、癖があるのに聴きやすい。メンバーの声にエフェクトを掛けて、楽器のようにしてビートに取り入れるのも面白い。よく聴くとかなりシンプルなビートなので尺八など軸となるサウンドがぐっと目立っており、メンバーたちの歌声もすごく生きている。ボーカル、ビート、ダンス、どの角度から聴いても楽しい1曲だ。

 

NCT 127の"Sticker"をApple Musicで

 

 

YUKIKA - Loving you

 

 

レトロな歌手の代表格となったYUKIKAはいい意味でいつも通り、安定感とはこれのこと。新しい事務所に移籍してから頻繁に新曲をリリースしており、9月はLoving youと日本オリジナル曲のTokyo Lightsの2曲を発表。軸は常にレトロだが微妙に毎回スタイルが違うので、たまに聴きたくなるレトロ枠をYUKIKAの新曲が出るたびに入れ替えていくといい感じに回る。

 

YUKIKAの"Loving you"をApple Musicで

 

 

WJSN - Let Me In

 

 

様々なアイドルが参加しているK-Pop関連のアプリ「UNIVERSE」の企画として、毎月オリジナル曲を発表しているUNIVERSE MUSIC。そのコンテンツの9月をWJSNが担当し、Let Me Inという新曲をリリースした。これがマジで大当たりでめちゃくちゃかっこいい。WJSNの最近の楽曲で感じられる大人っぽさに程よいバランスでキャッチーさをプラス、企画モノでありながら本体の楽曲とも通じる部分を感じさせてくれた。全体的に割と高い歌声の印象があるWJSNのボーカルとも相性抜群。MVをフルで見るにはUNIVERSEを使わない必要があるというのがめんどくさいが、Apple Musicで普通に配信されているので聴いて楽しむ分には問題なし。

 

そんなWJSNのLet Me Inも9月のMVP候補です。LOONAのHULA HOOPと同様にリピートし続けても耳が疲れることなく、さらっと楽しめるのも高ポイント。

 

WJSNの"Let Me In"をApple Musicで

 

 

ITZY - SWIPE

 

 

若手でありながら、K-Popファンで知らない人はいない存在へと成長したITZY。そんな彼女たちが初めてのフルアルバムをリリースした。ITZYは少しずつ新しいことを行いつつも、彼女たちらしさは全く崩すことがなく軸がしっかりしているグループ。個人的に好きな現役韓国アイドルランキングでトップ3に名を連ねている。初のフルアルバム「CRAZY IN LOVE」はこれまでのITZYらしさの集大成みたいな曲のラインナップで、癖のある曲もたくさんあってすごくいいアルバムだった。が!やはり!レビューのブログにも書いたが、メインであるのLOCOは個人的にめちゃくちゃ微妙で、これまでのタイトル曲の中で完全に最下位。CDを買っても時間が経っても変わらず、1曲目のLOCOは完全にパスしちゃっている。自分はどのアイドルも全ての曲を最初1回は絶対に聴くので、MVのある曲が好みじゃなかったとしても他で楽しめるポイントを見つけられるのだが、カムバや新曲といえばMVの曲!という人も多いと思うので、LOCOが微妙という人の中でこういうタイプの人がいたらマジで勿体無いと思う。アルバムはかっこいいのにね。

 

LEGGOですブログ: ITZYのCRAZY IN LOVEはこれまでの要素をたっぷり入れたバランス抜群の集大成アルバム

 

 

というわけで自分はもう1つのMVがある曲であるSWIPEがお気に入り。完全にノリがSaweetieとDoja CatのBest Friendなので、知ってるそれ!となってハマっていない人やTikTokなどSNSを意識しすぎでだるいみたいな人も多いだろうが、わかりやすく簡単に乗れるトラップビートとダンスのおかげで自分には完全にハマった。MVの振り切り方、スマホの画面だけでなくスマホの写真を使ったエフェクトや、SWIPEという言葉に合わせてカットが入る編集。意図的に生み出そうとしているバズり要素が逆に気持ちがいい。ベースはTikTok、時々Tinderみたいなテンションもわかりやすい。15年前だと伝わらないが、現代では誰もが容易に想像することができるSWIPEという単語の意味とSWIPEを実際に行うシーン。ガラケーからスマホに移行して当たり前になった時代だからこその楽曲というのも深みがある。

 

そして少し触れたけど、ダンスがSWIPEをより一層楽しいものにしてくれている。難易度だとかそっちの方面が毎回話題になるITZYのダンスだが、この曲ではサビのいちばん美味しい部分を誰もが踊れるような簡単な振り付けにしている。これがかなり効いていて、自分もサビの最初の4小節のアレを気がつけば踊れるようになっていた笑。もう聴くたびに来るぞ!来るぞ!ってテンションになってしまっている。それぐらいSWIPEは中毒性がある。そんなわけでMVではなくダンスがよくわかる映像を貼ってみた。

 

 

オリジナルで新しい曲かと聞かれたら決して違うし、ベタなトラップビートなのでハマっていない人も多いだろう。ビジネス色も強いし。ただこういう曲を人気者のITZYがやることで全てがオッケーになるというか、人気者だからできるよね!というのがすごく出ていて、個人的にはかなり好きだった。というわけでITZYのSWIPEもMVP候補である。やっぱりキャッチーなビートとキャッチーなダンスが完璧にハマった楽曲は強い。

 

ITZYの"SWIPE"をApple Musicで

 

 

AB6IX - BELIEVE

 

AB6IXの"BELIEVE"をApple Musicで

 

MEGAMAX、ATEEZと続き、3曲目となる9月の爽やかボーイズグループ枠。AB6IXのBELIEVEも前の2曲とものすごく雑に言っちゃえば同じノリなのだが、しっかり三者三様になっているのでお好きな作品をどうぞ。

 

 

CL - Lover Like Me

 

 

BLACKPINKロゼと同様、CLもMETガラに出席していたが話題は基本ロゼ。最近積極的に音楽活動も行なっているが2NE1のときほど騒がれることはなくなり、過去の人という印象を持っているK-Popファンも多いだろう。それはマジでもったいない!最近リリースされた曲は当たりばかりで、YG離脱後のソロ曲の方が個人的には好き。

 

そんなCLの今月の新曲「Lover Like Me」はトラップベースの歌モノ。前回の歌モノトラップ作品となる+5 STAR+がめちゃくちゃ好きだったので、今作も自然と自分にハマった。アルバムの楽しみ。やはり韓国のラッパーは男女関係なく、歌うトラップモノが得意だね。

 

CLの"Lover Like Me"をApple Musicで

 

 

oceanfromtheblue - forward

 

oceanfromtheblueの"forward"をApple Musicで

 

oceanfromtheblueのアルバム「forward」から同名の曲をピックアップ。R&Bのベースにしながらイントロ部分からウェッサイの雰囲気が感じられ、90年代のヒップホップっぽさがある。K-Popでずっとトレンドだったファンクの要素を感じるギターのサウンドも取り入れられているのだが、ウェッサイの雰囲気がビートから感じられるため、K-PopのファンクではなくG-Funkのように楽しむことができる。これほどファンクやディスコからのレトロな流れがK-Popで流行っていたのに、G-Funk系に持っていったアイドルっていなかったよね。oceanfromtheblueみたいなことをやるアイドルがいてもよかったのに!と今更ながら思った。アイドルだし、G-Funkはギャングスタだからやらなかった?でもトラップだってコカインだぜ。

 

 

 

 

 

歴代最高?なカムバック・新曲ラッシュを制したMVPは次の世代を担う女性アイドル

 

マジで多くなった今回のおすすめ紹介。本当に自分が気に入った楽曲のみ、しかも1アーティスト1曲でちょっと好きみたいなのは省いているのにこの量。豊作だったのがわかるだろう。そんな2021年9月のMVP候補は、

 

  • STAYC - STEREOTYPE
  • ICHILLIN' - GOT'YA
  • LISA - LALISA
  • ATEEZ - Feeling Like I Do
  • LOONA - HULA HOOP
  • WJSN - Let Me In
  • ITZY - SWIPE

 

の7曲に。何でもMVP候補って言うのはおかしいから、かなり厳しめに見たのに候補の曲も過去最多に。候補の候補みたいなのも多かったことからも、豊作だということがわかるだろう。自分の好みではないがPURPLE KISSやBTSColdplayみたいなものもあったので、人によってはもっと好きな曲が多かったかもしれない。そんな今回のMVPは、

 

 

 

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Photo by Twitter(@STAYC_official)

 

STAYCのSTEREOTYPEで決定ASAPに引き続き、今作もMVPを獲得です。このブログで最近めちゃくちゃSTAYCを推しているので、ものすごく単純な選出に感じるかもしれないが正直めちゃくちゃ迷った。グループとしてはずっと好きだけど、音楽的には最近あまり自分にハマっていなかったLOONAがストレートに好きな曲を出してきたのは最高だった。それに聴いた回数ではリサのLALISAもかなり多かったし、ITZYのSWIPEも半端じゃなく好き。

 

LEGGOですブログ: 【4月K-POP】STAYCのASAP無双。やっぱ3YEはリミックスの方がカッコよくね?

 

 

ただリサは最初の週こそ狂ったように聴いていたが、9月の末ごろには完全に落ち着いていた。ITZYのSWIPEはブログを書いている現時点でも聴きまくっているが、9月に限定するとリリースされた時期が遅かったこともあり、短期間で勝ちあがれるほそ甘い月ではない。LOONAのHULA HOOPはガチで迷ったけど、グループの好き度とか心情とか完全に無視してシンプルに曲単体で考えると、STEREOTYPEの方が上ということになった。惜しくも逃したものの、違う月だったら迷わずにMVPって感じ。これら以外のMVP候補もとてもカッコよかった。

 

  • Highup girls「ふーん、デビュー期待しとこ」
  • SO BAD「みんな可愛いし、結構いいじゃん」
  • ASAP「曲かっこよすぎ!神。バラエティはあまりないし、キャラクターそんなわからないけど、もう音源だけでもお気に入りトップ5入れられる」
  • STEREOTYPE「トップ5確定。タイトル曲は今回も神でB面の曲も相変わらず強い。全ジャンルのアーティストの中で今世界でいちばん気に入っているのはSTAYC」

 

という風に自分の中で評価が上がりまくっているSTAYC。世間的にもASAPがきっかけとなって一気に認知させるようになった。

 

 

これまで人の曲をプロデュースしてきたブラック・アイド・ピルスン。そんな彼が他人からの注文なく、自分がやりたいことを100%表現することができるSTAYCというグループを生み出した。今までの楽曲ももちろんよかったけど、これがブラック・アイド・ピルスンの本気だと思うと半端じゃないよね。そして表現するSTAYCのメンバーたちももちろん最高。コーラスとかまで抜かりなくかっこいい。ダンスも真似したくなる簡単ムーブを絶対入れてくれるし。

 

流石に人気が出たばっかりなので新人王であることは間違いないが、K-Popのオールスタークラスに入れるのはまだ早いだろう。メインストリームではなく、今ホットなグループって立ち位置だし。伝わるか不明だけどNBAで言うところのジャ・モラントみたいな。ライト層からの知名度は低いだろうし。そんなSTAYCだがSTEREOTYPEの活動の好調っぷりを見ていると、次のカムバックもヒットすればメインストリームのアイドルの仲間入り間違いなしぐらいのレベルまで来ている気がする。SMエンターテインメントのaespaと同様に新人の星としてK-Pop界をかき乱すか?そういった点でも注目していきたい。1年後のK-Pop勢力図がどうなっているか、ものすごく楽しみである。

 

 

 

今回のブログは以上です。リストアップした曲が多くなったことにより動画等のリンクも自然と増えたため、重くて読みづらかったと思います。すみません。歴代最高と言っていいほど豊作だった9月、みなさんはどの曲がお気に入りでしたか?10月のおすすめK-Popで会いましょう。ではまた!

 

 

 

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