チョンハはアイドルではなくアーティスト?と感じる新曲「Stay Tonight」

I.O.I出身のチョンハが先行シングル「Stay Night」をリリース

 

約10ヶ月ぶりにチョンハが帰ってきた!

 

今や大人気のソロ歌手となったI.O.I出身のチョンハが去年の6月にリリースした4thミニアルバム「Flourishing」ぶりの新曲リリース。数字で見ると割と期間が空いたような感じがするが、人気者なので客演やOSTみたいなものをリリースしていたし、メディア露出も高めなので久しぶり感はないのだけど笑。

 

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Photo by Twitter(@CHUNGHA_MNHent)

 

やっぱ10ヶ月ぶりだけど久しぶりに感じないということはも物凄いよね。ソロデビューするの?みたいな声もあったが、現時点でI.O.I出身者の中で音楽活動でいちばん成功しているのがチョンハなのだから、正直こうなると想像していた人は少ないのでは?

 

 

気がつけば活動の幅も広がり、K-Popを代表するソロアーティストへ

 

少し前にチョンハはICM Partnersと契約を結んだ。これからはアメリカなどへ海外進出も行うだろう。また88risingとがっつりコラボもしたことで、アジアの音楽に興味がある人たちにも挨拶済み。ちょっと目を離した間にどんどん羽ばたいていく。

 

大手事務所ではないので、すでに成功が確立された道があるわけではないだろう。しかしそれが逆に強みになってどんどんチョンハらしい道を切り開けるのではないか?と思っている。グループではなくソロであることも自分のスタイル100%でいけるので強い。いい意味で期待を裏切った最高な売り出し方だったわけだ。楽曲としても毎回様々なスタイルを取り入れつつも聴いた瞬間にチョンハの曲だ!とわかる個性がある上に、ダンスはもちろんI.O.Iのときから強み。見た目もどんどん綺麗になっていくし、他のK-Popのアーティストが出演しないYouTubeや他ジャンルの動画に出演したりと幅が広い。アーティスト色が強めな割に普通のバラエティに出演もするし。あえて書いているがI.O.I出身者というアドバンテージを利用する必要なんてないレベル。韓国の女性ソロアーティストの中でいちばん活躍しているのでは?という意見があっても驚かない。

 

LEGGOですブログ: チョンハと88risingのRich Brianがコラボ!今後広がる両者の可能性

 

 

そんなバケモノ歌手に成長したチョンハの新曲のタイトルはStay Tonight。この曲はのちに発売されるチョンハの正規アルバムの1曲という立ち位置で、先行シングルとしてリリースされた。なので今回はカムバックの活動をしないということもあり、ブログで紹介しなくてもいいかな?と思っていたが、聴いてみたらチョンハの今までの曲の中でいちばん好きかもしれない!ということになったので紹介しようと思う。

 

 

 

 

 

 

CHUNG HA - Stay Tonight

 

 

感想を一言で表現するとマジでかっこいい。

 

 

曲のスタイルとしてはDeep House

 

Stay TonightのジャンルのメインはDeep House。日本人的にはあまりロックやヒップホップと違って、なかなかイメージしにくいジャンルだろう。このジャンルで他のK-Popアーティストの曲で有名なものだと、SHINeeのViewやf(x)の4 Wallsなんかが出てくるが、それともちょっと違う気がする。なんというかもっと現代的というか、既存のK-Popとは当てはまらない印象がある。ちょっとBoAっぽさもあるけどほんの少しだけ。同じ麺類というだけでラーメンもうどんも全く同じと言っているようなぐらいのレベル、汁と麺があるぐらいの「っぽさ」だけだ。

 

だからと言って既存に当てはなまらなさすぎて破茶滅茶なことをしているというわけでもなく、しっかりと今までのチョンハらしさを感じる。というかチョンハっぽさ全開だと思う

 

これは感覚的なものなので具体的には言えないが、どんなジャンルのスタイルを披露しても、聴いた瞬間に違和感なくチョンハの曲と感じるのは本当にすごい。大人気の歌手ということは大衆に受けている。ということは誰にとっても聴きやすい曲というのが一般的。でもたまに大衆受けの曲を作っているわけではないけど大衆に受ける存在がいる。アメリカでいうTravis ScottとかDrakeとか、それに近い感覚をチョンハのStay Tonightに感じた。聴いただけでチョンハとわかるボーカルが確立されているからなのかな?

 

K-Popの王道のような楽曲、そして個性的な楽曲もあるのにどの曲もキャッチーさが絶対ある。クセとキャッチーのバランスが絶妙なのがチョンハ。アーティストであり、K-Popアイドルでもあるというか。まだまだ若手の部類なのにソロでここまで存在感のある人はいない気がする。

 

 

ダンスで採用されているVoguingといえば、やっぱりマドンナ!

 

 

Vogueingといえばやはりマドンナ。1990年3月にリリースされた曲でK-Pop好きの層を考えると生まれていない人が多いかもしれない。自分も生まれていないし笑。ただもちろんこの曲のことは知っているし、普通にCDも持っている。それぐらいクラシックな曲なので聴いたことのない方はぜひ。

 

そんな名曲の中の名曲にチョンハのStay Tonightは様々な部分で通じるものがあるように感じる。VogueingやWacckingを取り入れていること、またヒールを履いた男性が登場することからもチョンハがLGBTQ+を支持しているということも話題になっている。大勢のダンサーを引き連れてパフォーマンスを行なったというビジュアル面での共通点もある。

 

ダンスがただ単にかっこいいというもので終わらず、そこにプラスしてメッセージ性まであることが、チョンハを韓国アイドルという存在からアーティストという存在に押し上げている要因だと自分は感じた。

 

CHUNG HAの"Stay Tonight"をApple Musicで

 

現在Apple Musicでは先行シングルとしてではなく、アルバムの収録曲として配信されているのでそちらのリンクを貼っておきます。イヤホンで聴くとダイナミックさが全然違うので、ぜひお試しを!

 

 

 

本番はリリース予定のチョンハ初となるフルアルバム

 

とまあ楽曲のかっこよさ以外の部分でも話題になるポイントが多かったチョンハのStay Tonight。これが先行シングルということを考えると、本番である正規アルバムがどんな作品になるのかが楽しみだ。もしかしたらチョンハの曲の中でいちばん好きになるかもしれないというぐらい、ポテンシャルを感じるレベルで最高にかっこいい1曲だった。みなさんはどうでしたか?明らかにオンリーワンな曲を披露。チョンハ、なんて恐ろしい子

 

 

*追記

チョンハ初のフルアルバム「Querencia」がリリースされました。今回紹介しているStay Tonightはもちろん、他にもかっこいい曲がたっぷり。一部だけですが、収録曲をレビューしたブログがあるのでリンクを貼っておきます。ぜひそちらも合わせてご覧ください。

 

LEGGOですブログ: 現代K-Popの2大女王であるソンミとチョンハが揃って2月にカムバって最高じゃね?

 

 

 

 

というわけで今回はStay Tonightについてはここまで。マジでかっこいいので、これをきっかけにチョンハのStay Tonightに興味を持っていただけたら幸いです。最後に少しだけおまけがあります。

 

 

 

 

 

2020年4月はMNH Entertainmentの優勝?

 

 

今回紹介したチョンハのStay Tonight以外に、4月にMNHエンターテイメントからリリースされた曲がある。それは後輩にあたるBVNDIT(バンディット)のChildren。この曲は結構本格的なトラップビートなのだけどアイドルの歌モノとしてしっかり成立しており、個人的にかなりお気に入りでブログにもした。まだまだマイナーでBVNDITを知らない人も多いと思う。なのでChildrenのMVはアニメーション作品となっているので、本人たちが映っているDance Practiceの方を貼っておいたので、ぜひチェックしてみてほしい。

 

LEGGOですブログ:  BVNDITのChildrenは単にトラップを取り入れただけではない恐るべきK-POP

 

 

待って!MNHエンターテイメントに所属する歌手はチョンハとBVNDITのみ。あれ?と言うことは?4月ってMNHエンターテイメントの大勝利やん!!!ということになった笑。2曲だけとはいえ事務所からリリースされた全曲がお気に入り。これは優勝としか言いようがないよね。

 

Children - BVNDIT

 

 

 

 

今回は以上となります。チョンハはもちろんのことながら、後輩グループのBVNDITにもご注目ください。次回のブログで会いましょう。ではまた!

 

 

 

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