TWICEがFake & Trueをリリース！本気を出してきた恐るべき曲
TWICEが先行シングルFake & Trueをリリース
TWICEが日本で11月20日にリリースするアルバム'&TWICE'から、リードシングルであるFake & Trueを先行配信した。TWICEの日本の曲か〜。また絶妙にダサい感じの曲なんでしょ！と思っていた。すでに公開されていたアルバムのジャケットはこれ。
いつものだだっ広いところに9人がいるジャケット。なんの芸のなく、いつも通りイマイチ。衣装は別に悪くないけど、ああそうですかといった感じで、正直何も期待はしていなかった。韓国での曲は好きなものがあったが、日本でのTWICEの曲となるとほぼ好きなものがない。毎回MVやアルバムのチェックは欠かしていないが、何度もリピートするということに至ったことはほぼない。
なので今回も全く期待していなかった。とりあえず聴いておこうかという感じ。しかし、自分がTWICEに対して冷めているわけではない。なんなら今はここ数年だといちばんTWICEがアツい時期である。
9月のお気に入りのブログでも書いたが、Feel Specialが先月の曲の中でいちばんお気に入り。まだリリースされて1ヶ月も経っていないが、iTunesの再生回数はすでに300回を超えており、めちゃくちゃ聴いている方の人だと思う。TWICEしか音楽を聴いているわけではないのに、この再生回数はなかなかだと思う。
そんなこともあり、普段よりTWICEに期待はしているが、それは韓国での話。日本の曲は相変わらず期待していない。そんな状態で今回の新曲Fake & Trueを聴いてみた。
TWICE - Fake & True
完全に裏切られた。日本でリリースされたTWICEの曲でぶっちぎりの1位。なんなら韓国の曲を合わせても、トップ5に入るんじゃないかという勢い。まだリリースされて1日も経っていないというのに、すでにめちゃくちゃお気に入り。
まずポイントは2stepの要素がものすごいということ。Feel Specialについてのブログでも書いたが、あっちの曲はイントロで2stepの要素があったが、曲のメインはそういう雰囲気ではない。しかしこっちの曲は2stepが結構な軸となっている。Feel Specialはティーザーで2stepが来るぞ！というテンションにしておいて、全体で聴くと違ってショックだったのだが、今回の曲は逆。全く期待していない曲が2stepでしかもめちゃくちゃかっこいいのだ。
この裏切りはものすごい。何度も言っているが、2stepのK-Popの曲はかっこいいものが多い。ここで例をあげるが、この話題に触れたことが多いので、今回は今までにあげていないような曲をいくつか貼っておく。
CHUNG HA - Roller Coaster
まあこの曲に関してはチョンハのブログの時に少し触れたのだが、そのときしかあげていないので今回も。2stepとは関係ないけど、88risingとGOT7のジャクソンも曲を出してMVも作っているので、ブログとともに紹介しておきます。
Sori - Touch Feat. Basick
この曲は絶対に触れていない！ソリが去年リリースした曲でMakestarのクラウドファンディングを使ってリリースされた。曲を聴いてみたら結構好きだったので、このプロジェクトが行われていることを知っていたので、参加すればよかったと思っている。
ちなみにソリはYouTubeチャンネルをやっているので、そのリンクも貼っておきます。日本語字幕もあるので誰でも見れるし、更新頻度もなかなか。
SuperM - 2 Fast
テミンのDrip Dropの時にも書いていたSuperM。K-Pop界のアベンジャーズ。そんな彼らの曲2 Fastの2stepの要素がある。サビの部分を聴いてもらうとわかるだろう。
他の曲もかっこいいので、テミンのブログと一緒にこのSuperMのアルバムも貼っておこう。このグループはK-Popが好きな人なら聴いておかないといけない！と言えてしまえそうなぐらい重要なグループなので、ぜひ聴いていない人がいればこの機会に。
SuperM - The 1st Mini Album - SuperM
退屈にならない2stepがTWICEのFake & True
とまあ2stepの曲をあげたが、このジャンルの曲が万能でどれでもカッコよくなるというわけではない。さっきあげたチョンハとSuperMの曲に関してはメインというわけではなく、アクセントとして使用しているのがわかるだろう。特にSuperMの方がわかりやすい。
それに対してソリの曲は基本ずっと同じで、単調な曲に感じてしまうかもしれない。単調で退屈に感じてしまう人がいないように、この曲の場合は客演を呼び、ラップのパートを入れることで、曲にメリハリをつけようとしている。
EXIDの2stepの曲であるTROUBLE。個人的には最高なのだが、一部の人には不評のようだ。この曲も基本的には単調。メロディーが変わったり、LEがいることでラップもあるのだが、盛り上がりのない曲という印象を持っている人もいるみたい。この夏のツアーで話しかけられた人とTROUBLEの話になったとき、その人は盛り上がりに欠けていて好きじゃないと言っていた。自分の中ではEXIDの曲でトップ5に入ってきそうなぐらい名曲だと思っているのだが笑。
もう1つのToo Good To Meなんてより単調。基本ずっと同じ。こっちの曲について人と話したことがないので評価はわからないが、実際に聴くときもダンスがない曲なので、メンバーが好き勝手に動いているだけ。もしかしたら退屈に感じている人がいるかもしれない。個人的にはこっちも大好き。別にEXIDがいちばん好きだからというわけではない。EXIDの曲で嫌いで全く聴かないものももちろんある。一応Too Good To Meのリンク貼っておきます。単調なのはわかるはず。
じゃあ今回のTWICEの場合はどうなのか。最初のイントロ部分はものすごくキャッチー。そして歌が始まると同時に2stepになっていく。それから低音が響く。この時点で少し普通の曲とは違う。まずこんなに低音がない印象がある。もう少し軽やかなイメージがある。Too Good To Meと比較すると全然違うのがわかるだろう。どっちかというとEXIDの方が王道で、TWICEの方が変則的なものとなっている。
曲のメロディーも少しずつ変化していくし、一応ラップのパートだってある。でもやっぱりいちばんの特徴はガンガン響く低音ではないだろうか。2stepなのに軽快なノリというよりは、がっつり重めのヒップホップ的なノリさえ感じることができる。低音があるだけで、ヒップホップ的なんて言うのはおかしいと言う人がいると思うが、そう言う人はDaBabyの曲でも聴いている気分で、この曲に合わせてイマドキのヒップホップのダンスをしてみてもらいたい。Fake & Trueに合わせて踊ることができるでしょう！こういう部分が自分がそう言った理由だ。もちろんベースは2step。
ただ低音が響くと言っても、普通の2stepとは違う音があるというだけ。単純に言ってしまうと、f(x)の4 Wallsの低音強い版と感じてしまうだろう。しかしTWICEの場合はもう少し展開がある。
低音が強い部分がほとんどだが、サビの前でその音はなくなる。歌の雰囲気もあって、より静かになった感じがする。そしてサビからは再び復活してガンガン鳴っていく。
そしてラップのパートになると逆に低音が弱くなる。これは今までのTWICEの戦法とは逆だ。LIKEYやFeel Specialの場合、がっつり音が変わっているので比較するのはおかしいかもしれないが、ラップのパートで低音ががっつり強くなるいい例。
それを考えると、ラップの部分で静かになるのは珍しい。しかしそれが他の部分を際立たせているし、単調な曲になることを防いでいる。ただ単にラップするよりメリハリができる。でも曲の基本が変わらないので、1つの曲が続いている印象は残る。
そしてラストのサビの前ではかなり雰囲気が変わる。それまでがっつりテンション高めの曲で来たのに、ここで一気に溜めを作っている。静と動といった感じ。ここまでの曲がラストのサビのためのフリだったようにすら感じられる。これがあることでラストのサビがめちゃくちゃ盛り上がる。ここの前の部分もサビだったというのに。
こういった感じで、TWICEのFake & Trueは2stepというジャンルで、この曲のコンセプトであるFakeの面とTrueの面を表現している。単調な曲調ではなく、変化があることでさらにその要素も強くなっているように感じた。MVもFakeとTrueの2面性が表現されており、曲と抜群の相性である。
TWICEは日本でダサい曲しか作れない呪いにでもかかっているのかと思っていたが、違ったみたい笑。今回はついにTWICEが本気を出してきた。9月の韓国でのFeel Specialで大勝利、そして日本でのFake & Trueも大勝利とここにきてTWICEがめちゃくちゃアツい！
最後にそんなTWICEのFact & Trueのリンク貼っておきます！
＊追記
TWICEのFake & Trueが収録されているアルバム『&TWICE』がリリースされました！アルバム全体のレビューもしたので、こちらもぜひ見てみてください。
Photo by Twitter
©︎JYP CORP. ALL RIGHTS RESERVED
