【5月K-POP】名曲揃いな1ヶ月間!Kポ好きのテンションは夏に完全移行
2021年5月はガールズグループカムバック大戦争
とにかく今回は女性アイドルのカムバがすごかった!ベテランから新人まで幅広いグループがカムバックを果たした5月は、ここ数年でもトップクラスで注目度が高かった気がする。今年の4月でIZ*ONEが解散をしたことにより、現代のK-Popの女性グループのスーパースターの枠が1つ空いた。その席を奪いにくるのは誰か?というのが今年後半の見所になりそうだが、その席の奪い合いが始まろうとしていることを感じさせる豊富なカムバックのラインナップだった。
カムバが盛り上がる裏でGFRIENDの事実上の解散
G friend 🥺😡🤬
— Uzi London 🌎☄️💕® (@LILUZIVERT) May 21, 2021
IZ*ONEが去っただけで終わらず、さらに今月は悪い意味でのサプライズでGFRIENDが事実上の解散をした。この急なアナウンスに世界中のK-Popファンはパニック。昔からGFRIENDをフォローしていて何故?どうした?とヒップホップ好きのK-Popリスナーたちを驚かせたLil Uzi Vertも当然反応。ツイートするだけで終わらず、アイコンの写真をヨチンにしちゃう暴れっぷり。ツイッターのフォロワーが840万人以上いるLil Uzi Vertのプロフィール写真がヨチンってやばくない?しかもLil Uzi Vertって2015年の段階からファンなのでがっつり古参。K-Popしか聴いていない人だとLil Uzi Vertがどれほど有名な人物かわからないと思うけど、ヒップホップ好きならこの凄さわかるよね?
知らない人のためにLil Uzi Vertの曲の中でいちばん有名な気がするXO Tour Lilf3のMV貼っておきます。映像のディレクションは韓国アイドルの韓国アイドルファンも大好きなOff-Whiteやメンズのルイ・ヴィトンを手がけるヴァージル・アブロー。
とまあ2組もトップ層が空いてしまったガールズグループ。勢いのある若手もどんどん増えてきているし、誰が覇権争いに勝つのか楽しみだ。
少しな話が逸れましたが、ここからは5月のお気に入りK-Popを紹介していきます。この企画のルールについては初回のブログに書いてあるのでリンク貼っておきます。ではスタート!
- 2021年5月はガールズグループカムバック大戦争
- 5月のお気に入りK-Pop
- OH MY GIRL - Dun Dun Dance
- ONEUS - Happy Birthday
- WJSN THE BLACK - Eazy
- JAY B - Switch It Up Feat. sokodomo
- kaogaii - MONEY GAME
- fromis_9 - WE GO
- Rocket Punch - I Want U Bad
- aespa - Next Level
- TRI.BE - RUB-A-DUM
- TAEMIN - Advice
- Keith Ape - Yuh Dig
- LULUPOP & PURPLE KISS - FIND YOU
- EVERGLOW - FIRST
- GWSN - Like It Hot
- Queen WA$ABII - PLUG BOY Feat. BLOO
- woo!ah! - Pandora
- 5月のMVPは圧倒的な爽快感が光る1曲
- 番外編お気に入りソング
予想以上に紹介する曲が多くなったのでページが重くなってしまいました。すみません。
5月のお気に入りK-Pop
紹介する順番はリリース順。もしかしたら多少前後があるかも?
OH MY GIRL - Dun Dun Dance
5月のカムバ最初の目玉だったOH MY GIRL。人気者なのにブレイクするという謎の現象を2020年に起こしたOH MY GIRLは今年も絶好調みたいだ。一時期かなり積極的に日本でも活動していたので、Nonstopからオマゴルにハマった日本人には残念でしたという言葉しか思い浮かばない笑。Dun Dun Danceはオマゴルらしさ全開の夏ソングで5月だけど一気に夏の気分に変わった。まあ今年は暑いしいいよね。
LEGGOですブログ: OH MY GIRLのDun Dun Danceを皮切りにガールズグループカムバ大戦争が始まるぞ
普段お気に入りを紹介するときMVがある曲の場合はMVを貼るようにしているのだが、今回は全体像が見える歌番組をチョイス。理由はみんなに確かめてもらいたいことがあったため。いつもOH MY GIRLのステージを見ると思うことがあるのだけど、ユア1人だけのダンスのFlexやばくね?という話。Flexという言葉しかピンとこないので、この言葉のニュアンスがわかる人にしか伝わらないと思うけどすごいよね。ラッパーというよりはスポーツ選手とかがバチっと決めた後にFlexするノリに近い感じ。伝わるかな笑。多分この考えに賛同してくれる人いると思うけど。
OH MY GIRLの"Dun Dun Dance"をApple Musicで
ONEUS - Happy Birthday
ONEUSの"Happy Birthday"をApple Musicで
11日にリリースされたアルバム『BINARY CODE』に収録されていたHappy Birthday。わかりやすいタイトルにいかにも男性アイドルっぽいボーカルだが、トラックはいかにもお誕生日おめでとう!という雰囲気のテンション高めではなく結構渋い。誕生日の華やかさはありつつも仲間内で祝おうぜ的なリラックスした雰囲気、そして低音の感じも結構聴いているので純粋に音楽としてかっこいい。Happy Birthdayというあまりにも直球なタイトルとビートのバランスが絶妙すぎる1曲。
5月はガールズグループのテンションになっちゃってたので聴いた回数的にはONEUSは低かったが、普通の月にリリースされていたらMVP候補だったかもしれない。
WJSN THE BLACK - Eazy
宇宙少女から新しいユニット『WJSN THE BLACK』が誕生。全開のユニットであるWJSN Chocomeとは180度違うコンセプトで振り幅がすごい。ディスコやファンクをベースにした曲は現代の最大のトレンドなのでたくさんあるのだが、WJSN THE BLACKのEazyのような大人でセクシーな雰囲気に仕上げた曲はほぼないので新鮮で面白かった。どうしてもK-Popでは楽しい雰囲気の曲ばかりになっているジャンルをこっちに振ってくるとは完全な予想外。最近のトレンド系の曲でトップクラスでお気に入り。ということで5月最初のMVP候補。
WJSN THE BLACKも歌番組にしたのは理由があって青のスーツの衣装が絶妙だった。オーバーサイズのスーツのセットアップにブラトップ系のインナーという現代じゃある意味ありふれた衣装なのだが、セクシーな雰囲気に合わせてジャケットを軽く脱いで肌を露出するのが曲の雰囲気にバッチリで最高だった。また太めのストレートのパンツということでアイテムとしてはセクシーから離れているのだが、脇の部分を少しだけカットしたソラのパンツは抜群。少し隙間があるだけでグッと大人っぽくなる。また艶のあるウールを採用しているのもいい。お揃いに見せかけて1人だけ片方の肩の部分が空いていたり、ショート丈だったりと地味にアレンジされているのも良かった。曲とダンスと衣装のバランスがぴったり。
2曲目のKiss Your Lipsも違った意味のBLACKを表現しており、My Attitudeというタイトルに偽りなし!だったWJSN THE BLACKのユニットデビューは大成功となっただろう。
LEGGOですブログ: K-POP版黒の衝撃!WJSN THE BLACKがEasyで激戦の5月を制する?
WJSN THE BLACKの"Easy"をApple Musicで
JAY B - Switch It Up Feat. sokodomo
Jay Parkが率いるH1GHR MUSICに加入したGOT7のジェボム。JBからJAY BとなってリリースしたSwitch It UpはJay Parkとともにボスを務めるCha Cha Maloneのビートで、客演にはsokodomo。そこはH1GHR MUSICのメンバーじゃないんだ!と突っ込みたくなるが曲はめちゃくちゃかっこいい。ゴリゴリヒップホップのトラップビートだがラップはせずにずっと歌っているので今後ラッパーになるかはわからないが、Jay Parkから韓国でいちばん踊れるラッパーの王座を渡されるのはJAY Bかもしれない。AOMGに入ったGOT7のユギョムとドラゴンボールの悟空とベジータのようないいライバル関係になってほしい。というわけで2曲目のMVP候補。
LEGGOですブログ: GOT7ジェボムがJAY Bとして歩み始める!H1GHR MUSICからSwitch It Upリリース
JAY Bの"Switch It Up (feat. sokodomo)"をApple Musicで
kaogaii - MONEY GAME
kaogaiiの"MONEY GAME"をApple Musicで
Show Me The Money 9に出演していたことで知られるkaogaiiの新曲。MONEY GAMEといういかにもラッパーみたいなタイトルなのだが、イントロ部分からもわかるようにロックのテンションもある。トラップビートなので完全にヒップホップなのだがロックな雰囲気が強い?と思う部分もある。なのに次のバースではまたトラップ色が強くなったりと地味に癖のあるビート。Sik-KのFireのトラップ+ロックとはまた違った雰囲気で面白かった。
fromis_9 - WE GO
大注目な5月のガールズグループのカムバックの中で最も注目すべき日となった5月17日。この日はfromis_9、Rocket Punch、aespaがカムバックを果たした。その結果異なるチャートで異なるアイドルが1位となり、K-Popファンとしてはとてもアツい日になった。
その中でも期待していたのがfromis_9で、現役も活動をしている韓国アイドルの中で自分がいちばん好きなグループだ。前回のタイトル曲であるFeel Good (SECRET CODE)から継続してファンク系のトレンドに沿った1曲で、アルバムのテーマ性からも曲の雰囲気からも自分はMy Little Societyと9 WAY TICKETは2部作のように感じた。またOH MY GIRLのDun Dun Danceで夏の気分になりかけていたK-Popファンを完全に夏の気分にした1曲。
LEGGOですブログ: fromis_9のWE GOで感じる夏。9 WAY TICKETは前回から続くプロミの理想の物語
ぶっちゃけると9 WAY TICKETの他の収録曲であるAirplane ModeとPromiseは音楽的に自分の好みではないので、今では全く聴いていないがWE GOは完全に自分に刺さった。というわけでfromis_9のWE GOもMVP候補。日本限定のオリジナル撮り下ろしサイン入り複製チェキ付きの特典のやつを今回の1セット注文したので、誰が当たるかお楽しみ的な感じで待ち遠しい。ってかこれ種類ありすぎて複数注文すると止まらなくなるとわかっているので、わざと1セットしか注文しないようにしてる笑。プロミなら誰が当たっても文句一切ないし。ちなみに前回はハヨンでした。
Rocket Punch - I Want U Bad
Rocket Punchの"I Want U Bad"をApple Musicで
Ring Ringかっこいいけどリリースのタイミング遅くね?とか、ニュートロならTAKが作曲したRideの方が圧倒的に良くね?こっちでカムバしたら良かったのに!みたいな意見が出ている中、自分のお気に入りはどちらでもないI Want U Badでした笑。
曲のジャンルとしては違うけど2000年代のR&Bのような雰囲気をどことなく感じるI Want U Bad。AshantiのRain On Meのような哀愁も感じてめちゃくちゃかっこいい。当時のR&Bと違って2021年のK-Popなので音のパンチが強く自分の言うことに共感できないかもしれないが、奥底にある曲のノリは2000年代のR&Bに近いものがあるはず。作曲した人物に聴いてみてい。
LEGGOですブログ: Rocket Punchの挑戦?初のシングル『Ring Ring』はレトロど真ん中!
Rocket Punchが日本デビューするという嬉しいニュースがあった反面、ジュリが今回のカムバをお休みするというニュースもあったので結局プラスマイナスゼロになった印象なのが残念。ただジュリのJULIFUL DAYSを見てもわかるようにRocket Punchのメンバーの日本語力が非常に高く、特にスユンはめちゃくちゃ上手い。ヨンヒも自然というか口語っぽい日本語を使えるし、高橋朱里というAKBのメンバーとして日本で芸能活動していたメンバーもいるので日本デビューにかなり向いたグループだと思う。PRODUCE 48に出演していたメンバーが3人もいる上に、Rocket Punchが所属しているWoollimエンターテインメントにはウンビとチェウォンもいるので、IZ*ONEロスを感じている日本のWIZ*ONEがKetchy流れている可能性も大。実はかなりイルデ向きなはず。話が逸れたがRocket PunchのI Want U BadもMVP候補の1つ。今回の収録曲の中でいちばん目立っていない気がするので、チェックしていなかった人はぜひ聴いてほしい。
aespa - Next Level
大注目の17日勢の中で唯一ブログにしなかったのがaespaだった。つまり初動での印象が個人的にいちばん低かったということ。その大きな理由は完全に別の曲のようになるビートチェンジ。
このタイプの曲でおそらくいちばん有名なのはTravis ScottとDrakeによるSICKO MODE。日本でヒップホップが全く人気がないとはいえ、YouTubeで約9億回も再生されているのだから音楽好きなら聴いたことがあるだろう。レアスニーカー好きみたいな人も多いのでTravis Scottの名前を知っている人も多いはず。ミックステープを出していた時期からTravis Scottのことは好きなのだが、SICKO MODEは個人的に彼の好きな曲のトップランキングには入ってこない。その理由がこのビートチェンジでK-Popのようながっつり変わっちゃうけど小節的には多くないというのはいいのだが、ここまではっきり変わっちゃうとこっちのパートは好きだけどこっちのパートはそこまでというのがどうしても生まれてくる。
aespaのNext Levelはメインのビートもニンニンから始まるがっつりビートチェンジのパートも変わってからのパートもどれも好きだった。だがそれらが1つの曲になることでイマイチという印象になっていた。しかもfromis_9とRocket Punchと同じ日にリリースされたということで3番手という位置になってしまっていたのである。ただどのパートも好きだったので10日ぐらいしてビートチェンジに慣れてからは結構好きな曲になってきた。Travis ScottのSICKO MODEだって決して上位で好きな曲ではないけど、慣れてからは普通に楽しめるようになったしaespaのそのパターンだったみたい。
TikTokのダンスの魅せ方もいいし、がっつりビートチェンジしたR&Bノリのビートで後ろ向きでお尻を振るダンスから入るのも雰囲気が一気に変わっていい。5月が終わった段階では曲としてもパフォーマンスとしても普通にお気に入りになっていた。ただMVP候補にならないのはやはりお気に入りとはいえ、がっつりビートチェンジが好みではないので別々の曲としてリリースして欲しかったという点。そしてティーザーのファイナルファンタジー系の写真が最高すぎて、そこの部分がNext Levelの個人的な最高潮だったという点でMVP候補の他の曲に比べると少し劣るかなといった感じ。ただ1ヶ月後とかでもまだ聴いてそうな気はするので、噛めば噛むほど系の曲なのは間違いない。ちなみに歌詞の色々な単語などについては完全に無視しちゃってます笑。音として楽しいのでそれでオッケーでしょ的な。Black ManbaもNext Levelも成功という印象になったが、Foreverを2曲目にしたのだけは絶対に間違いだと思ってる。
aespaの"Next Level"をApple Musicで
TRI.BE - RUB-A-DUM
シンサドンホレンイとEXIDのLEががっつり絡んでいるということで、LEGGOですブログというEXIDをレペゼンしてしかいないタイトルのブログをやっている身としては見逃す理由がないTRI.BE。ミレという日本人が所属していること、UNIVERSAL MUSICがバックということもあって日本の市場にも積極的にアピールしており、日本人向けのヨントンなども用意されているので日本人がハマるには環境として抜群なガールズグループ。
RUB-A-DUMのアラジン的なノリはかなり好きだが、個人的にはちょっと惜しい。アラジンベースで部分的にもっと深くハードになるのならめちゃくちゃ好きだったが、アラジンベースで部分的にポップになるのがRUB-A-DUMだった。NiziUばりにポップなサビの歌い方は好きだけどビートまでポップになっちゃうのは少し自分の好みとは違ったかな〜という感じ。曲としては普通にかっこいいけど。昔の2NE1系のノリが感じられるのも結構よかったけど、絶妙に惜しいというのが最終的な印象。ただそれでもかっこいい曲なのでお気に入りとして普通に紹介できるぐらいには聴いている。個人的にはこっち系の路線のまま、どんどんハードになっていってほしい。
TRI.BEの"RUB-A-DUM"をApple Musicで
TAEMIN - Advice
SHINeeのメンバーたちが続々入隊していった期間にグループを支えたテミンの功績は大きい。続々と勢いのある若手が登場、SHINeeが所属するSMエンターテインメントかの若手であるNCTも完全にオールスタークラスに成長した。女性アイドルの場合はどんどん若手が出てくるので新しいグループの波に負けて、中堅と呼ばれはじめる時期になる手前で消えていく印象だが、男性アイドルの場合はそれにプラスしてベテランになり始めた時期に兵役によってメンバーが一時離脱、その影響でグループ全体としての活動が減り若手の勢いに負けて目立たなくなってしまうという印象がある。男性アイドルの方が女性アイドルに比べて大きな壁の数が多い。
そんな競争が激しい業界だが、いい意味で若手のときと変わらない印象のまま成長していっていて7年目のジンクスも突破、音楽的にも抜群でまさにグループ名の通り光り輝く5人という印象のあるSHINeeはすでにK-Popの歴史にがっつり名を残した殿堂入りグループだろう。そういう意味でSHINeeは別に新しいことをする必要なんてない。しっかりした地位があるのだから。
だがそこで安定を求めずに挑戦や表現をし続けるのがSHINeeである!ということをテミンがAdviceの活動で見せてくれた。メンバーたちが兵役の期間中にグループを支えた上にソロアーティストとしてもどんどん活躍、みんなが戻ってきてからも動きを止めないテミンという人物の素晴らしさ。
ヘイターを気にせず意志を貫くテミンは5月の特別賞
Photo by Instagram(@lm_____ltm)
MVでも歌番組でも着用していたこの衣装。クロップドのパーカーに写真では見えないが下と同じSUPREMEのスポーツブラ?も着用している。いわゆる女性アイドルがする服装をテミンが着ているのだ。性別の壁を超えた衣装を着ていることは常識にとらわれない、固定観念なんて関係ないというテミンの意志が感じられる。LGBTQや人種にとらわれない考え、人間は人間であるという意味での平等性に対する考えがどんどん広まっている時代なので、テミンが女性アイドルのような格好をしていても何も思わない人もいるだろう。自分も特に何も思わないし、似合ってるじゃん!ぐらいの感想しかなかった。
ただ世間一般もそうかというとぶっちゃけ違うと思う。特にテミンはアイドルという立場なので他人のエゴによって批判的な意見が集まりやすい職種。世間一般のみんなが求めるアイドル像というものが絶対あるし、そういうのって男性らしさ女性らしさというものが強調されている印象がある。さらに韓国アイドルの場合はステージ上での完璧さまで求められるのだから、ファンのエゴを受けるという点ではアイドルという職種の中でもトップクラスかもしれない。そういう立場にいる人物、しかもSHINeeというベテラングループに所属しているテミンがさらっと表現していることはかなり大きい。
昔リアーナが自身のブランドのモデルにLGBTQの人を採用していなかったときに、ファンから「なぜ今回は採用していないの?」と聞かれたことがあった。そのときのリアーナの答えが「私はLGBTQということをブランディングの一環として使うことはない。LGBTQだから採用するとか採用しないとかはなく、今回はたまたまそういう人物がモデルにならなかっただけ」みたいなことを言っていた。わざわざ強調することもなく、ごく普通に同じ人間として採用しているだけ。こういうことを強調するブランドは結構ある。テミンは完全にリアーナタイプで、MVでさらっとちゃく着用して歌番組でもさらっと着ていた。韓国アイドルSHINeeに所属するテミンという人物がこういうことを自然に行うことの凄さを知ってもらいたい。絶対否定的な意見もあったはずだから。
わざわざこういうことを強調して書く必要はないと思うが、現実は結構ファンの固定概念やエゴのあるのがK-Popだと思っているので5月の特別賞としてテミンを紹介しておきたかった。曲としても綺麗なメロディーとトラップの要素がうまく混じった1曲になっていておすすめ。
そんなテミンも遂に入隊した。SHINee、ソロ、SuperMと活躍の幅が広かっただけにこれから一定の期間活動を見られないのは残念だが、寂しさを紛らわすのには十分なほどのコンテンツがある。ほんとすごい活動量だったよね。アイドルとしてはベテランの括りに入るのに。兵役行ってらっしゃい!
Keith Ape - Yuh Dig
K-Popベースの人からすると韓国で一番有名なラッパーと聞かれて思いつくのはJay ParkやSik-Kだろう。この質問をK-Popに興味がないヒップホップ好きに聞いたら?おそらくKeith Apeと答える人が大半だろう。2015年にリリースしたIt G Maのリミックスが大ヒット、韓国のラッパーだけでなく日本からもKohhたちが参加したこの曲は、アメリカなどアジア圏以外のヒップホップ好きにも届いた作品だ。当時は88risingもなかったし、アジア人のヒップホップやトラップを世界中で広めたという意味ではかなり大きい作品だった。
そんなKeith Apeの新曲はわかりやすくトラップで、アイドルベースで聴いていた5月の韓国の楽曲の中でいいアクセントになってくれた。医者に余命宣告をされたことを発表したKeith Apeだが元気にこれからも曲を作って欲しいというのは全ヒップホップリスナーの願いか。
Keith Apeの"Yuh Dig"をApple Musicで
LULUPOP & PURPLE KISS - FIND YOU
話題の新人だったが好みの曲が全くなく、やっぱ自分とRBWは合わね〜ということで落ち着いていたPURPLE KISS。そんなPURPLE KISSがSAMGエンターテインメントのプロジェクト『LULUPOP』とコラボをした。LULUPOPとは新しい概念のアイドルで、なんとデジタルアイドルとなっている。モーションキャプチャーなどを使った新しいスタイルで、わかりやすく言っちゃえばVtuber的なノリ。MV内に出てくるキャラクターがそれだ。aespaもアニメーションをミックスしているけど、それはあくまでアクセント。LULUPOPはそれがメインになるのだからぶっちゃけスベるんじゃね?と思っていた。
ただLULUPOPとPURPLE KISSのコラボ曲であるFIND YOUはめちゃくちゃかっこいい笑。綺麗なメロディーとボーカルのバランスも良く、サビ前の盛り上がりもかっこいい。ほんの少しのR&BとEDMのノリも結構フィットしてるし。個人的好きな新人ランキングの圏外になっていたPURPLE KISSがFIND YOUのようなスタイルをもう少し出してくれれば、もっと気になる存在になるかも。ただ企画コラボものなのでこっち系の曲を今後も出すのかは謎。それにキャッチーさはあるけど歌モノでパンチは全くないので、カムバの曲には向いていないしダンスもいらない。
LULUPOP & PURPLE KISSの"FIND YOU"をApple Musicで
EVERGLOW - FIRST
過去一で力強い楽曲を持ってきたEVERGLOWはマジで安打製造機、欲しいと思った曲を的確にリリースしてくれる。Last Melodyというシングルのタイトル、MVの明らかな伏線、リーダーの変更などIZ*ONEのイェナがEVERGLOWに加入する要素しかないのでそっちの話題も強かったが、やっぱシンプルに曲がかっこいいよね。B面のDON′T ASK DON′T TELLもよくて、そっちのサイドの安定感もデビュー当時から変わりなし。7月25日に行われるオンラインコンサート『THE FIRST』でEVERGLOWの第1章が終わるのか?単純にコンサードが楽しみということとグループがどうなっていくのかという2つの面で注目が集まる。
LEGGOですブログ: EVERGLOWがFIRSTで圧倒的な存在感を示す。Last Melodyで第1章終了か?
FIRSTはめちゃくちゃかっこよくて大好きな曲ではあるのだが、強すぎるがゆえの欠点があった。それはリピートして聴き続けると疲れるということ笑。自分はMVや歌番組を見るより圧倒的にイヤホンで聴く派。ぶっちゃけ大好きなグループでもMV自体は勝手にテレビで見ていたYouTubeで流れてきたというパターンを除けば10回も絶対に見ていない。ブログを書く際にチェックして終わるということも結構ある。それぐらいイヤホンでしっかり聴く派なのだ。そのため動画で見るときとは音質などが全く違うので楽曲の破壊力が増す。しかもK-Popやヒップホップにフィットするイヤホンをちゃんと選んで使っているのでより楽曲のパワーが出る。そうなってくるとEVERGLOWのFIRSTは強すぎるんだよね笑。5回ぐらいリピートしたら満足しちゃう。ってことで楽曲的にはめちゃくちゃ好きだけど聴きまくってはいないのでMVP候補にはならず。自分の再生回数チェックしても上位に来る曲の中にがっつり味する系の作品は少なかったし。
GWSN - Like It Hot
EVERGLOWと同じくデビュー当時から抜群の安定感でK-Popファンを楽しませてくれているGWSN。 ガールズグループ全体で考えるとまだまだマイナーな部類に入るアイドルだが、自分たちのスタイルを確立しているという点ではトップ層と遜色がないレベルでGWSNの音楽がめちゃくちゃ好きという人はたくさんいると思う。自分のその1人。
公園少女というグループ名から取ったPARKシリーズが終了し、前作のthe Keysで新章への扉を開いた。そして今回のアルバム『THE OTHER SIDE OF THE MOON』は新しいフェーズのGWSNが突入したことを楽曲面でも感じることができ、今までの曲とは少し違ったスタイルだった。キャッチーでとびきり明るい雰囲気から少しダークな印象へ、メンバーのソソが今作から復帰したこともあり今までとは違う感が強調されることになった。ただ今までと雰囲気は変わったものの、以前のGWSNの雰囲気も感じることができたので自分の希望とは少し違う楽曲だったけどいい意味で期待を裏切られる結果になった。
K-Popは曲で聴くことの方が圧倒的に多いけど、THE OTHER SIDE OF THE MOONに関してはアルバムとして聴いて楽しんでいる。こういう韓国アイドルのアルバムはかなり少なく、そのほとんどが大当たりとなっているので、もしかしたら1ヶ月後にはもっと好きになっているかもしれない。
GWSNの"Like It Hot"をApple Musicで
Queen WA$ABII - PLUG BOY Feat. BLOO
Keith Apeを紹介したので女性ラッパーも紹介しておこうと思い、Queen WA$ABIIのPLUG BOYをセレクト。いかにも韓国のヒップホップらしいメロディー強めのキャッチーなトラップビート、ラップはしているけどどちらかといえば歌モノ。女性のQueen WA$ABIIと男性のBLOOの掛け合いが絶妙で私のターンあなたのターンというヒップホップらしいスタイルではなく、両者が交互に歌っているのも印象的。
最近になってどんどんQueen WA$ABIIの名前を目にする機会が増えてきたので、今からチェックしておいて損はないかも。
Queen WA$ABIIの"PLUG BOY (feat. BLOO)"をApple Musicで
woo!ah! - Pandora
日本人メンバーのソラが所属しているということもあり、BABYMETALやYOASOBIのカバーを今回のカムバックに合わせてYouTubeにアップしているwoo!ah!。さらにどの流れから来たのか謎だがwoo!ah!からメールが届くという現象が。この謎のメールを受け取った人物は多く、調べてみたところIZ*ONE関連の登録をしている人が多いらしい。ただ自分はIZ*ONEに関連するものはタワレコでしか飼ったことがないので違うだろう。このメールがいいか悪いかは別として、日本の市場にも力を入れているのは確か。なのに!日本のApple Musicで配信するのが今回も遅い!
デビューのときはそんなことなかったが、前回のQURIOUSはカムバから2ヶ月近く経ってからApple Musicで配信されていた気がする。そのせいで世間の流れと自分がめちゃくちゃ聴いた時期に差があった。特にBad Girlはかなり好きなんだけど2021年になってからハマるという結果になったので、ブログで紹介することもなかった。どう考えたって紹介するレベルでいいアルバムだったのに。MVなどをYouTubeで見るというより、イヤホンでがっつり聴く派な自分としては死活問題だ。昔のTWICEみたいに配信されないなら配信されないでいいけど、最終的に日本でも配信される流れっぽいのが悩むところ。前回もだいぶ出遅れてハマって最終的にCDを買ったから、今回のそのパターンになりそうな気がする笑。
と文句メインになったがwoo!ah!は曲がかっこいいのがほんと憎たらしい笑。
デビュー曲のwoo!ah!もPaydayもかっこいいじゃん→ソンイ抜けるのか。脱退早くない?→MV見た感じBad Girlよかったけど配信ないのね→やっと配信された!めちゃくちゃいい曲→また今回も配信遅いのかよ
という風に波が激しい笑。YouTubeでちょろっと聴いただけなので判断しにくいが、今回のカムバではPandoraが個人的大ヒットになりそうな予感。なので紹介しておくし普段は公式の動画しか貼らないようにしているがYouTubeの日本語字幕付きのものを貼っておきます。MVP候補になるポテンシャルはあったけど、本格的に聴けていないというもどかしい1曲。
今回リンクを貼らせてもらったYouTubeの動画はselimというチャンネルから。他にもK-Popの曲に日本語字幕を付けているみたいなので興味がある方はぜひ!リンク貼っておきます。
5月のMVPは圧倒的な爽快感が光る1曲
今回のお気に入りK-Popは以上です。おすすめの曲が普段より多く、振り返ってみるとあたりの月だった気がする。女性アイドルの数が多かったのは4月の段階から予想していた通り、やはりガールズグループカムバ大戦争となった。
そんな5月のMVPは圧倒的な爽快感、一気に夏の気分にしてくれた彼女たちだ!
Photo by Twitter(@realfromis_9)
5月のMVPはfromis_9のWE GOしかないでしょ!自分の現役ナンバーワングループということでカムバの正式アナウンスのときからずっと楽しみにしていた。期待しかしていなかった状態でその期待にしっかり答えてくれるWE GOのかっこよさ。リリースのタイミング的にもオマゴルのDun Dun Danceで夏のテンションになりかけていたときだったので抜群だった。
デコルテや肩、お腹を露出したわかりやすい夏の衣装が多いのも気分的に上がるし、インスタや他のアイドルのTikTokなどでWE GO Challengeとしてプロモーションしているのもいい。特にジホンが自分が通っている高校の生徒たちとダンスを踊っている動画は印象的だったし、何パターンもやっていたのも良かった。SNSでのプロモーションがプロミはどちらかというと弱いイメージだったので、やっと力を入れ出したと思うと嬉しい限り。
誰でも楽しめトレンド感もあるキャッチーで可愛くわかりやすい楽曲、同性からの支持も得られそうな見た目にその層を狙ったSNSでのプロモーション、単純にみんな可愛い。やはり2021年はプロミが大躍進しても不思議じゃない。
5月のお気に入りK-Popは以上です。紹介した曲の数からも分かる通りかっこいい曲が多く、かなり当たりの1ヶ月だった。すでにかなり長めのブログになってしまいましたが、番外編もいつも通りやっていきます。
番外編お気に入りソング
ここからは番外編。5月にハマったK-Pop以外のジャンルの曲や、違う時期にリリースされたけど5月にやたら聴いたK-Popの曲を紹介していきます。メイントピックの部分だけでかなり長いブログになってしまったので、今回はあえて少なめの紹介にしようと思います。
STAYC - ASAP
この曲自分以上にハマってる人いんの?ってぐらい相変わらず聴きまくっているSTAYCのASAP。4月のお気に入りのブログでも書いたが、最初の1ヶ月の再生時間がイヤホンを通じて聴いたものだけで24時間を普通に超えたという結果。丸1日ASAPを聴いたとしても聴き終わらないという結果になった。MVの再生回数を増やすために数日間垂れ流しにした!みたいな実際は聴いていない人たちは別として、実際にイヤホンを通じてスキップせずに聴いた時間なら世界中でも結構いい位置にランクインするんじゃないかな?と思う笑。しかもSTAYCだけ聴いてたわけじゃないからね。それぐらい4月に聴いていたASAPだが今も飽きずに聴き続けており、実はプロミのWE GOの次に聴いた回数が多い曲となっている。
LEGGOですブログ: STAYCがASAPでカムバ!渋いビートも可愛く乗りこなす全てが揃った大型新人
LEGGOですブログ: 【4月K-POP】STAYCのASAP無双。やっぱ3YEはリミックスの方がカッコよくね?
今ハマっている部分はサビのバックコーラスで出だしと終わり方のメロディーがかっこいいな!とか、最後のサビの部分は曲の盛り上がりを出すためにバックコーラスも変えている上に強調してるな!とか音楽の素人、ただのK-Pop好きが注目してなさそうな部分にまで自然と耳が行くようになっている笑。リリースされたときはSO BADの方が好きという人が多かった印象だったけど、初めて聴いたときにASAPやばくね!と思った印象のままずっと続いている。初動の世間の印象以外は他の人の意見を全く調べてないけど、なんか人気も出てるっぽいし支持されているような話は自然と目にする機会があるのでSTAYC人気が出てきているっぽい。まだまだ新人なのでコンテンツや曲の数は少ないけど注目しない理由はない。STAYCATIONなど1theK Originalsが以前から結構プッシュしてくれてるのはありがたい。
STAYCをプロデュースしているブラック・アイド・ピルスンはTWICE初期三部作など数多くの名曲を生み出してきたが、ASAPが作曲した曲の中でいちばん好きな曲になったのは確定した。
ITZY - KIDDING ME
ITZYの"KIDDING ME"をApple Musicで
STAYCの大爆発によって若干影が薄くなっているがITZYのGUESS WHOもかなりお気に入り。今いちばん聴いているのはKIDDING MEで考えようによっては마.피.아. In the morningよりもトラップっぽいかもしれない1曲。この曲に関してはパフォーマンスもしていないので、とある日本人がJYPエンターテインメントに送ったビートの一部がこの曲のメロディーで採用されたということの方が話題かもしれないが、普通に曲がめちゃくちゃかっこいい。BLACKPINKのHow You Like Thatみたいに最後お祭り状態になるのは最初そこまで好きじゃなかったが、今では普通に楽しめるようになった。
LEGGOですブログ: ITZYのGUESS WHOはトレンド度外視!スタイルを貫いたトラップアルバム
Young Nudy - Yellow Tape Feat. Lil Uzi Vert
Young Nudyの"Yellow Tape (feat. Lil Uzi Vert)"をApple Musicで
みんな大好き?Young Nudyの新しいアルバム『DR. EV4L』から、GFRIENDの古参ファンとして最初に紹介したLil Uzi Vertが客演しているYellow Tape。アルバムとして良かったし、ちょうど紹介した人物が参加していたのでこの曲に笑。トラップだけどヒップホップ的に考えたら大人しめなのでK-Pop好きな人も普通に楽しめるはず。
Miguel - Funeral
K-Pop好きでも楽しめるんじゃね?という意味で最後にMiguelのFuneralをご紹介。この曲がリリースされたのは2019年、MVが公開されたのは2020年なんだけど、今年の5月にリリースされたEP『Art Dealer Chic 4』の1曲目に収録されていたので、このタイミングでもいいでしょ!ということでピックアップ。
MiguelはR&Bのアーティストなんだけどキャッチーさが結構あってK-Popリスナーにも刺さる部分があると思う。Funeralみたいな曲をBTSやNCTなんかがやっても不思議じゃない。BIBIのようなアイドルじゃない韓国のアーティスト好きは人にはもちろんおすすめ。
かなり長めのブログになってしまいましたが5月のお気に入りは以上です。重かったと思いますが最後まで読んでいただいてありがとうございました。また6月のお気に入りで会いましょう。ではまた!
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